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p-hyara通信は、山形県白鷹町から発信する神楽・田楽・田植え踊り・念仏踊り・獅子舞・鹿踊りなど、民俗芸能探訪の通信です。

夏から秋へ
まことに残念  長井市五十川地区の「五十川獅子踊り」が今年9月6日の村祭りでの奉納を最後として、活動を休止することとなったとの知らせが入った。今回の活動停止に期限はなく、何時までたっても復活の機運が高まってこなければ、廃絶の恐れすら否定はできない。まことに残念である。
 山形県内の3頭構成の獅子踊りは、県の南部にのみ13組。その中で花笠の早乙女が鞨鼓を打ち、幕踊り型で「輪くぐり」の演目を持つのは8組だが、毎年しっかりと上演しているのは五十川を含めて3組しかなく、ほかは不定期状態で地元でも次回は何時になるか不明の状態にあることが多い。 
 「五十川獅子踊り」は復活後40年近い歳月を、毎年休まず上演し続けて来た。毎年しっかりと上演しているだけに、笛や歌の囃し方も、獅子や太鼓打ちの演技も上手で安定していて、安心して観ていられる獅子踊りだった。私もこれまで各地で約700組を越える民俗芸能を見学、風流系の獅子・鹿踊りは百数十組を見学、写真やビデオに記録してきた。その中で一番多く見学したのは長井市の「五十川獅子踊り」であり、十回近く見学した。
 06年1月に「五十川を語る会」に招かれ、映像をたくさん観ていただきながら「東日本の民衆の獅子の文化」と題して、話をする機会をいただいた。この地方の獅子踊りは他の地方と共通の土壌を持ちながらも、長い歴史の中で他の地区では見られない独特の形態・芸態を持つ獅子踊りに発展しており、非常に貴重な文化であることを力説した。また伝承の問題に関しては、少子化や若い世代の労働環境の悪化などにより、どこの地区でも抱える共通の悩みである。特効薬はないが、人材がいないというなら、対象としている地域を近隣に広げる、鞨鼓の女装の花笠(早乙女)の役を女性に解放するというのも方法の一つですと話した。また、毎年の上演が困難ということなら、世間には4年に一度のうるう年のみとか、寅年申年の7年毎とか、村山市のようにほぼ十年毎、あるいはお浜降りなどは12年毎という例もありますと話したのだった、その後文化庁の後援もあり衣裳・用具なども新調でき、踊りの映像資料としてのビデオ・DVDの製作もできた。私も一年前に五十川獅子踊りを「You Tube」に3編をアップして、これで五十川獅子踊りも当分は大丈夫かなと思っていただけに残念です。

 8月9日山寺立石寺で「第5回全国獅子踊りフェスティバル」が行われ、東根市長瀞・村山市稲下・天童市高擶・長井市平山・米沢市綱木の山形県内5組の猪子踊り・獅子踊りが集まった。稲下はほぼ十年毎の世代交替で今回も見事に若い衆に世代交替していたし、綱木は相変わらず太鼓の拍子が揃わないながらも、ダム建設で地区が離散状態なのに毎年続けているというのは立派。高擶も十年くらい中断していたのに復活後はがんばっているようだ。でも長瀞は獅子が11頭揃わず、獅子はたった4頭で鉦打ちも少なかったし、平山も花笠の太鼓打ちが4人しか揃えられていなかった。

 (五十川獅子踊りを3編「You tube」にアップしています 「五十川獅子踊り」で検索してご覧ください)
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今年も稲刈りの節山形県白鷹町 楢枯れで山が赤い山形県白鷹町 木々もみのりの秋山形県白鷹町 祭りでの高玉芝居山形県白鷹町
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