現在、福祉就労の現場では、さまざまな分野で技術面、精神面にも発展を遂げていると思われます。しかし一方で利用者に対するサービスの質や対応の不透明さが指摘され事業所に対する「第三者評価制度の導入」など厳しい対応も迫られています。私は福祉労働の専門家としての立場から、このような不透明な問題には福祉現場で働く方の労働環境に問題があるのではと常日頃から考えています。例えばよく聞かれるのが、サービス残業などの時間外勤務について給与が支払われていないとか、やらざる負えないとか、こういった労働問題は労働者に対して金銭的な苦痛を与えるだけでなく、精神的な苦痛を招く恐れがあります。しかし、これは明らかに労働基準法違反であり『時間外、休日及び深夜業の割増賃金違反(労働基準法第37条)として6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられ、裁判等の判例によりますと場合によっては計算されたサービス残業についての割増計算された給与の支払いと遅延利息の支払いまでもが使用者に科せられる』といった重い罪が待っています。もちろんこのような労働紛争が起こるようではいけないのですが、このような違法な行為は許されてはいけません。このようなことが繰り返されると将来的にも福祉就労現場には明るい未来はありません。労働者の立場としては入所者や利用者の立場を思えば口に出したくても言えないことは多々あると思われます。ここでは、日頃、福祉就労現場でのさまざまな問題点について相談したいが誰に相談したらよいのか分らないという方のために『Q&A』『アンケート』『メール』にて社会福祉士であり社会保険労務士という立場である私がお答えさせていただくことを目的とし、それにより多くの蓄積された福祉労働問題や、改善方法などの発表できる場にできればと思います。
 この場を活用されることによりより多くの方が安心して、福祉現場へ就労でき、利用者に対して最高の評価を得ることができ快適な職場環境を形成できるるようなればと思います。