維持管理をボランティアで 三月いっぱいで閉園する小田急グループの向ケ丘遊園(川崎市多摩区)の「ばら苑」を市として存続する意向の阿部孝夫市長は二十九日、問題となる巨額な維持管理について「市民ボランティアの協力があれば、経費を大幅に圧縮できる」と述べ、存続には市民の協力が不可欠であることを強調した。 阿部市長はばら苑について「市民から存続の要望が強い」としたうえで、市が独白に存続した場合は維持管理費だけで年間五千万円かかり、これに土地質料などが加わることを明らかにした。このうえで「維持管理に市民ボランティアが協力してもらえれば、土地代も含めたすべての経費を含め年間五千万円以下に抑えられる」と説明。新年度予算にこの経費を計上する考えを明らかにした。 存続の是非については十一日から市民アンケートを続けており、当初一週間で寄せらた百四件について阿部市長は「七割が存続賛成。、市の北部はとくに存続してはしいという意見だ」とし、「税金のむだ遣いだ」と主張する反対意見を牽制した。 【1月30日 産経新聞横浜版
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