GAMIさん御無沙汰してしまいました。仕事が忙し かったもんでROMになっておりました。そろそろ 秋の二番花が始まりそうですが、今年の秋の一 番花はおかげさまで素晴らしかったです。夏から こっち、シュートもバシバシ出ましたし、花は数も 大きさも色も良かったです。その上無農薬ですか ら、まったくGAMIさんの「もどき」と「米糠」レシピ のおかげです。本当にありがとうございました。
さて、アジュールさん。私は数やってるだけで名 人でもなんでもありませんが、この時期でも挿し木 は大丈夫ですよ。ただ、室内でという条件付きで すが。挿し床には鹿沼土にピートを5%弱混ぜた ものがいいです。鹿沼のスカスカをピートが僅かに 改善している、ってくらい。差す前によく潅水して 埃などの変なものを流してしまい、同時にピートを 湿らせます。挿し穂は地上部も地下部もやや長く とり、地下部の切り口は本などで言っているのよ りやや鈍角にして長い方の皮を薄く削いでやり、 そこと切り口の周囲に発根剤を付けてやります。 地上部の切り口は水平に。葉は最低でも二枚は 付いていること。そして私の経験上、地下部の切 り口は、芽から遠いほど発根の確立が高いので、 地下部の切り口は、芽のすぐ上で切るようにしま す。最下部の葉から上をGAMIさんの「もどき」で 洗うと葉が長生きします。葉が落ちても根は出る のですが、確立は落ちます。それと、これも私の 経験上ですが、地下部の切り口に「もどき」が付 くと何故か発根しません。発根剤と邪魔な化学 変化をするのでしょうか。挿すポットはハーブとか 植えて売ってる小さい奴で、最下部の葉が地表 より1cm上になるくらいにして、ポットの底近くま で深めに挿します。受け皿をして水がポットの四 分の一位にくる状態にして完了です。この方法で はカバーはしない方が確立が高いです。葉が多め についていて、蒸散量が多いためでしょうか。しか し、その水分循環の良さが確立を高めているよう な気もします。室内にカビが多く生えるような環境 ではカバーが必要ですが。これが、私のこれから 秋季での確立の高い方法ですが、これからはむし ろ発根・発芽後が難しいです。外へ出すと気温差 でやられますし、陽に当てないと芽が伸びません。 室内で陽当たりの良い場所があれば問題無いの ですが。あとは芽が2〜3cm伸びたら通常用土に 植え替えますが、今の時期は室内に置ける鉢に しておいた方が無難です。そうしておくと、正月と かに花が見られる時もあります。挿し木の場合は 摘蕾はあまり効果が無いように思います。もっとも 私は、元来摘蕾はしない主義なのですが。 あと、根が先に出るとは限らないので、芽が動い ても、ある程度伸びるまでは、焦って液肥などを やったりしないようにしないと萎れてしまいます。 挿し穂の太さですが、つる系は細め(やや若い枝 )、木はそれよりやや太めが着き易いです。日本 ばら園さんでつる系や半つる系のORを購入され た経験のある方なら、「あのくらいか。」と解かって 頂けると思うのですが。こんなところでしょうか? もっと寒くなると、室内の温度は暖房などで上が りますが、乾燥するのでカバーの方法とかに別の コツがありますが、今月いっぱいはこれでいける と思います。 先月から今月にかけて、この方法でHTを12本 挿して10本成功しました。挿し木は私の贈答品 となっています。つるだと早いもので二週間から 三週間、木は一ヶ月前後で発根でしょうか。 今まで確立を上げることに熱心で、データ取りを 余りしなかったのですが、GAMIさんの影響で、 今年の春から色々と分析し始めました。従って今 まで書いた事には、まだ科学的裏付けはありま せん。たまたま、私の環境に合っただけの事で、 他の場所では通用しないのかもしれませんし、そ このところをご理解の上、もし参考にして頂けれ ばと思います。いずれ、その辺のリポートをお届け しようと思っているのですが、尺取虫の歩みです。 遅れ馳せで申し訳ありません。
LeMond
|