国産ニームオイル製品の紹介


これまで、園芸用のニームオイルは海外から取り寄せなくてはならないとばかり思っていましたが、当HPをごらんになった開発者から直接メールをいただき、なんと日本にもかなり以前からあったことがわかりました。開発したのは「昭和生化学株式会社」、製品名は「あざでらん」「虫追祭」です。同社が開発に取り組んだのは1987年頃からだそうです。以下、「あざでらん」に関して、同社のパンフレットから抜粋します。
「あざでらん」の対象と効果

●主なる対象:草食昆虫(害虫)

●効果:昆虫の食欲減退 成長抑制 生殖機能低下 忌避効果止

●農薬の激減:農薬の使用量は1/5から1/10に減少する

●安全性:農薬防護服等不要

●その他:肥料としても利用可

●主なる対象昆虫:アオムシ、ヨトウムシ、オンシツコナジラミ、コナガ、ハダニ、コナカイガラムシ、シロアリ、タバココナジラミ、ケムシ、ハモグリバエ、アザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ネキリムシ 他

●希釈倍数: 散布 10〜300倍(バラの場合)
             ↑(昭和生化学のパンフレットによる、GAMIは100〜200倍程度の希釈が適当と考えています)

         土壌潅注 300〜500倍

●展着剤、木酢液、キトサンとの併用が効果的

●乳化剤には食品用を使用しており、野菜にも使用可


「虫追祭」について

虫追祭」は、同社の「あざでらん」の姉妹品に位置づけられる製品で、「あざでらん」がプロ農家向けなのに対し、「虫追祭」は、アマチュア用ということになっており、製法にも若干の相違があるようです。GAMIは両者の防除性能を横並びで比較したデータは現時点では持っていませんが、米国製のバラ専用ニームオイル製品の"Rose Defense"と比較すると、「虫追祭」の効き方は、だいぶマイルドでした。ただし食品用の乳化剤を使用している「虫追祭」とは違って"Rose Defense" は、食用植物には使えませんので、厳密な意味では安全性にそれなりの相違があるものと思われます。目的にあわせた選択が必要でしょう。なお、"Rose Defense" はそれ自体で充分な展着性能を持っていますので単体で散布しますが、「虫追祭」は展着剤との併用が必須のようです。

本製品は、当ページ掲載が起爆剤になり(過去ログ参照)、一部の一般向け園芸店(マリポサ各店、銀座三越チェルシーガーデンなど)の店頭に並ぶようになりましたので、入手はだいぶ楽になってきました。使用法は製品ラベルをご覧下さい。


問い合わせ先(通販購入の場合)

昭和生化学株式会社

東京都世田谷区池尻4-38-8-401

FAX:03-5432-5066
e-mail: info-neem@neem.co.jp  


[HOME] [病気] [化学殺菌剤] [害虫] [化学殺虫剤] [木酢液] [台所農薬] [Neem Oil]
[低毒性化学農薬] [電解水] [病気にさせない] [GAMIの方法] [リンク]

[戻る]