希少生物研究会 事務局:大分県中津市
食物連鎖の頂点にあるタカ類をはじめとする希少生物と
その生息環境の保全がすべての生物を守ることにつながります。
2020/10/08 ホームページを更新しました。
行 事
2010年9月23日(木・祝) 「タカの渡り観察会」
大分市の関崎海星館において、大分県景観自然室の委託業務「生物多様性自然観察会」として「タカの渡り観察会」を実施しました。講師は絶滅の危機に瀕しているコアホウドリやヤンバルクイナなどを題材にした著書なども多い野鳥写真家の戸塚学さんで、各地で講演や写真展など活躍中です。前半の講演では「鳥類に見る生物多様性」と題し行われ、水鳥の餌の違いによって様々に進化した嘴や、厳しい寒さに備えるライチョウの羽毛に覆われた脚などユーモア溢れる説明と大画面に映し出される素晴らしい写真の数々に参加者の歓声が上がっていました。
後半は佐田岬から渡ってくるハチクマやサシバを観察する予定でしたが、寒冷前線の南下で残念ながら雨。結局タカ類は見られませんでしたが、パネルや写真で佐賀関が渡りのルートにあることなどを紹介しました。
2010年9月10日~23日 「希少種写真展」
国内で見られる希少な鳥類・哺乳類・爬虫類・昆虫・植物など、県外の会員からも多く寄せられ、これまでで一番見ごたえのある展示となりました。北海道のシマフクロウや沖縄のノグチゲラ、ニホンカモシカやシロマダラ(ヘビ)等など、一度は会いたい生き物たちの多彩な表情を捉えた素晴らしい作品ばかりでした。
2010年9月12日(日) 「親子ふれあい自然観察会」
大分市生涯学習施設関崎海星館での「親子ふれあい自然観察会」も今年で4回目となりました。これまでで最も暑い日でしたが、大人も子ども達も汗だくになりながら、バッタやチョウを追いかけました。植物に関心のある保護者も多く、珍しいメジロホオズキを観察したり、イヌビワの実を食べたりして楽しみました。
また、今年は大分昆虫同好会のH氏の協力もあり、みんなでトノサマバッタとダルマバッタの見分け方や虫の飼い方などを教わりました。
写真展は9月19日から10月12日まで。
今回は大分県内で見られるレッドブックの記載種36点を集めました。野鳥だけでなく、サクラソウなどの野草やイカリモンハンミョウなど甲虫の美しい作品が揃い、見ごたえがあります。
2009年12月5日~6日 「タカの渡り報告会2009in愛媛」
「愛媛タカの渡り研究会」の呼びかけによる報告交流会に参加、発表しました。
報告は「全国タカの渡りネットワーク」の北から順に、竜飛岬、白樺峠、広島などと続き、当会からは佐賀関の秋のハチクマ・サシバ・ノスリ・オオタカなどの渡りとハチクマの雌雄・正幼の比較、また岡山のサシバ、八面山のハイタカについて行いました。
翌日は四国からのサシバの飛び立ち地である高茂岬と由良半島を視察しましたが、島々が連なり、受け入れ側の九州は思いのほか近くに感じられました。
2009年9月20日(日) 佐賀関海星館で「親子ふれあい自然観察会」
佐賀関海星館で「親子ふれあい自然観察会」がありました。
お手伝いをはじめて3年目、はじめは就学前の小さい子の対応にどぎまぎしましたが、今年は捕虫網やカゴ、図鑑なども準備して楽しんでもらえたようです。
希少研両生爬虫類部のメンバーがペットのミシシッピアカミミガメを連れてきてくれ、「ミドリガメがこんなに大きくなること、野外で繁殖し在来種を脅かしていること」など大人にもアピールすることができました。
また、私たちも普段はあまりじっくり観察しないバッタや蝶を手に取ったりして、とても勉強になりました。
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