損師予想の傾向と対策

序文

 ノストラダムスの大予言というのがあります。
 1999年世界は滅亡する、という例の予言です。
 全然当たりませんでした。
 今は2001年なのに世界はまだあります。
 たぶん現代に生きていたとして、競馬予想家としても駄目だったんじゃないかと思います。
 「ノストラダムスの予想を外して買えば結構当たるでえ。」と言われていたと思います。
 当たらない笑えない意味不明、という3拍子揃ったコラムとしてすぐに打ち切りだったと思います。
 しかしあれだけズッコケて外れたにも関わらず未だに人気があります。
 それは「予言」だったからです。
 「予想」の場合だったら、外れは外れなのです。
 「ノストラダムスの大予想」という題名なら外れた時点で終わりです。
 外れたことに何の弁解もできません。
 2000年を迎えた段階で「はい、外れた外れた。」で終わりだったのです。
 ところが「大予言」なのです。
 どうも「予言」の場合は、その通りの事が起きなかった場合、「外れ」とはならないようなのです。
 「解釈を間違えた」という事になるようなのです。
 だからノストラダムスの場合は「外れた」のではなく「解釈を間違えた」という事らしいのです。
 「1999年に滅亡すると言っていたのでは無かったんだ。解釈を間違えていただけだ。」と信奉者は言い出しています。
 そうなのかもしれません。
 フトここで思いつきました。
 去年の有馬記念。
 損師は「ホットシークレットが逃げ切る。」と書かれていました。
 結果は逃げずに大敗。
 「あー、また外れたー」と普通は考えます。
 しかし、それは予想だと思うから外れなのです。
 もしあのコラムは損師の「予言」だったらどうでしょう?
 「予言」ならこちらの解釈が間違っていた事になるのです。
 ホットシークレットと書いてあるが、あれはそのまま受け取ってはいけなかったのかもしれないのです。
 今になって思うとやはり「予言」だったのです。
 テイエムオペラオーと書くべきところをあえてホットシークレットと書いた、その意味を汲み取らなければならなかったのです。
 弟子として失格です。
 もっと深く深く読めば「オペラオーとドトウで決まり」という文言が浮かび上がってくる筈なのです。
 (未だにあのコラムからそれが読みとれない私は情けない・・・。)

 あのスポニチ大阪の「乗峯栄一の賭け」は「競馬予想コラム」という位置づけじゃなく実は、
  「競馬予言詞」
 と呼ぶべきものなのです。
 あのコラムいや予言詞を読みとれば実は100%の確率で当たる、という事なのです。
 「単5から3,12,7,5,9へ」というのをそのまま受け取ってはいけないのです。
 この具体的な数字にはあまりとらわれないほうがいいのです。
 謎は文章に秘められていると思います。

 そういう事で皆様の様々な解釈を募集いたしております。
 何か気付いた点がありましたらhanaotoko@lycos.ne.jpまでお送りください。

まず第一弾は具体的な数字に秘められた謎をコテ氏が分析されましたのをご紹介いたします。

以下は、2001年1月から2月にかけて、スポニチ大阪「乗峯栄一の賭け」欄におきまして予想された買い目をもとにして、コテ氏により分析されたものです。



まず素直に軸から馬連流しのみ買った(下表参照)結果、今のところ若干のマイナスでほぼトントンです。
これは素晴らしい成績です。
並の予想家なら「大いばり」できるところです。
しかし損師の場合はこれで「大いばり」なんてプライドが許しません。
損師が「トントン」と仰る時は「的中率300%、回収率2500%」レベルを指しているのです。
トントンになるにはどうすれば良いか。

分析の結果、まず絶対にやってはいけない買い方がわかりました。
損師の買い目のヒモの馬連ボックスです。
これだけは絶対に避けないといけません。
19戦中ヒモどうしの連対はなんと2回だけなのです。
即死です。

ヒモどうしのワイドが19戦中12戦的中です。
軸も入れると14戦的中ですが確率からするとヒモのみのワイドのほうがいいでしょう。

損師予想を参考に儲けるには、損師のヒモからワイドの軸馬を捜せです。

ただし闇雲にヒモのワイドボックスを買うと大赤字となりますのでご注意を。
(下表参照)

レース名 レース結果 損氏予想 人気順 馬連 馬連配当 ワイド ワイド配当
1着 2着 3着 4着 5着 ヒモ 1 2 3 4 5        
京都金杯(GIII) 15 4 9 10 14 14 8 3 15 16 10   1 8 3 12 5        
中山金杯(GIII) 11 13 15 16 14 14 16 1 11 2 9 5 8 10 11 4 2        
新春ステークス 4 8 6 10 5 5 1 4 15 16 3 6 1 6 3 14 12     4-6 480
ガーネットステークス(GIII) 12 2 8 13 9 12 2 5 10 8 13   6 1 3 2 5 2-12 1,670 2-12/8-12/2-8 750/1,200/480
シンザン記念(GIII) 2 16 6 4 3 15 4 13 5 6 9 2 14 7 1 10 5     2-6 3,640
雅ステークス 4 10 12 15 7 10 7 4 3 12 15   2 4 3 5 1 4-10 1,890 4-12 420
淀短距離ステークス 4 3 10 1 12 8 12 6 3 9 4   7 2 11 5 3 3-4 3,250 3-4 1,160
日経新春杯(GII) 1 6 9 3 5 8 9 4 2 7 3   5 2 3 7 8        
京成杯(GIII) 9 14 10 11 4 9 6 13 11 10 1   3 2 8 1 5     9-10 1,820
平安ステークス(GIII) 12 3 6 13 9 3 8 16 11 9 6 12 6 5 2 10 8 3-12 4,190 3-6/3-12/6-12 650/1,390/780
ACC杯(GII) 10 5 3 1 4 1 9 6 2 4 12   2 3 9 4 6        
羅生門ステークス 5 14 4 13 6 13 12 4 14 5 8   4 1 9 6 13 5-14 1,320 4-5/4-14/5-14 1,660/840/590
松籟ステークス 9 3 8 1 10 4 1 10 11 2 3 6 6 5 9 10 2           
京都牝馬ステークス(GIII) 2 12 4 1 15 15 13 2 4 7 10   5 2 4 11 7     2-4 1,570
根岸ステークス(GIII) 12 6 11 1 4 8 6 3 4 11 13   8 3 1 2 12     6-11 330
斑鳩ステークス 14 5 3 10 1 4 1 3 14 8 13   1 4 2 7 6     3-14 210
小倉大賞典(GIII) 6 11 3 10 12 8 10 3 6 14 12   2 7 1 9 3     3-6 320
シルクロードステークス(GIII) 2 7 8 3 10 7 12 1 2 3 11   1 2 5 10 6 2-7 260 7-2 160
共同通信杯(GIII) 8 12 2 9 3 12 2 7 4 8 10   1 3 2 9 8 8-12 610 2-8/2-12/8-12 280/580/290
連対
ワイド
馬連流し ヒモのワイドボックス
1点1000円 1点1000円
投資額 配当 投資額 配当
100000 99400 215000 127600

2001/3/7



HPへ