the BLUE island
新着情報 日記 昔の日記 2005年 青森旅行 最新の日記 メール
トップページ
青森温泉旅行
1月21日(金) 前編 後編 1月22日(土) 前編 後編 1月23日(日)
いつも通り、午前6時半起床。前日に準備してあった服に着替える。朝食を軽く摂り、午前7時半、家を出る。
徒歩でモノレール儀保駅へ。ホームにあがるとちょうど空港行きが入線していたので、慌てて飛び乗る。
空港へは8時15分頃到着。チェックインを済ませ、同行のT氏と合流。ボディチェックを受けて搭乗口へと向かう。
日本航空1900便、午前8時55分発羽田行き。定刻通りに出発。機内では読書で時間つぶし。取り出したのは「風花の里」(佐々木丸美)。これもいい加減に読んでしまわないとなんのために買ったのかわからない。が、これってほとんど恋愛小説じゃないか。こんなの私が読んで一体どうしろと言うんだよ。orz
半分ほど読んだところで寝る。
羽田へは定刻通りに到着。青森への乗り継ぎの便には1時間ほど時間があるので、いったんゲートを出て昼食を摂る事に。
空港内の喫茶店で昼食をとりがてら、ガイドブックを広げこれからの予定を立てる事にする。今日はとりあえず宿に着いたら何もする事がない(正確には何も出来ないのだが)ので、明日の予定について。
何も考えずに、一直線に宿に向かうか。途中の駅で降りてみてぶらっと歩いてみるか。それともどこか別のところに行ってみるか。
別のところに行くとしたら、やはり本州最北端の地である大間崎か、それとも津軽海峡冬景色でおなじみの竜飛崎か。
しかし、どちらに行くにしても距離が距離である。気合いを入れて、しっかり予定を立てないと難しそうだ。T氏と2人で考えるがなかなか纏まらず。
そうこうしている間に時間が来る。あわてて会計を済ませて店を出る。ボディチェックを受けて再度入場、搭乗口へ。
日本航空1205便、午後12時55分発青森行き。定刻通りに出発。1時間ほどのフライトなのであまりゆっくりは出来ない。それでも時間つぶしとして本を読む。先ほどの続き。あまりにも趣向が違いすぎるので、なかなか頭に入らない。しょうがない寝よう、と思ったら「まもなく当機は着陸致します」のアナウンス。
定刻通りに青森空港着。窓の外は一面真っ白、雪景色。飛行機を降りる前に、マフラー、コート、手袋で完全防備。タラップを通ってゲートを出る。空港から宿の近くまではタクシーで行く事にしている。事前に電話予約をしていたので、タクシー会社の人が迎えに来てくれている。
運転手さんの後をついて空港の建物を出る。雪が舞っている。当然のように積もっている。道ばたの積もり具合とか、ビルの屋根の積もり具合を見ると思わず「ムムム」とうなってしまう。北国に来たな、と実感できる。
写真
タクシーに乗り空港を後にする。今日の宿泊先は青荷温泉ランプの宿。その名の通り、電気による明かりではなく、室内にはランプしかないらしい。電気も通っていないし、携帯電話の電波も届かない。そんなところに今夜泊まる。
そんな場所である。当然というかなんというか、そう簡単に行ける場所にはない。一度集まるところに集まって、そこから宿専用のシャトルバスで向かう事になるらしい。今頃のように冬季の雪がひどい時には雪上車で行くこともあるとか…。大丈夫か、おい。
とりあえずは、そのシャトルバスの発着場まで行かないといけないが、その発着場となっているのが黒石市の虹の湖にある道の駅。タクシーで送っていってもらえるのは、その道の駅まで。そこから先はシャトルバスに乗り換える事になる。
タクシーの窓から見えるのは、ほぼ全て雪。視界の7〜8割が白で埋め尽くされている。「すごい」という言葉しか出てこない。 写真
運転手からは「青森にきたのは初めてですか?」とか「沖縄は今の時期、何度くらいなんですか?」とか聞かれたりするが、話しかけられたのはそれくらい。うるさいくらいに話しかけられてくるのを想像していただけに、ちょっと肩すかしを食らった気分。
うんざりするほど話しかけられるのもいやだが、まったく話がないまま1時間近くもタクシーに乗っていないといけないというのもそれはそれで辛いものがある。
「あと25分ぐらいで着きますから」と言われたのが午後2時半頃で、道の駅に着いたのが午後2時55分。ほぼ予定通りという事になる。
タクシーを降りる。風が吹き付ける。雪が強く降っている。デジカメを出し手袋を外して周りの様子を写す。 写真
ほんのわずかの間なのに、すでに手が冷えきっている。慌てて手袋をはめ直す。時間を確認するため携帯電話を取り出してみると、既に圏外の2文字が。
道の駅は冬季は閉鎖されているのであろう。付近の建物からは活動している様子が全くと言っていいほど伺えない。道の駅の土産物コーナーがシャトルバスの待合室になっているようで、そこから明かりが漏れているのがかろうじて見て取れる程度。
駐車場には何台か車が停まっているが、おそらく「ランプの宿」の宿泊客が置いているものであろう。当然、人影はほとんどなく、シャトルバスの待合室付近で黙々と雪かき作業をしている人がいるだけ。 写真
待合室へ入ってみると、中には中年の夫婦が椅子に腰掛けている。この2人も青荷温泉へのバスが来るのを待っているようだ。
バスの発着時刻表を見ると、午後3時に出る便があるらしい。落ち着く暇もないじゃないか、と思っているところへ「お待たせしました。どうぞ」という少し訛りのある声がする。
振り返ると、迎えに来てくれた宿の人と、待合室の外にマイクロバス。名前の確認を済ませバスに乗り込む。乗客は我々の他に、中年層の夫婦2組の4人。
6人を乗せてバスが出る。道の駅のすぐ傍から山道が延びており、そこへと入っていく。宿の人がバスを運転しながら、これからのことを話してくれる。

「これから行くところなんですけど、みなさん、ご存じでいらっしゃっていると思いますが、電気がありません。」(知ってます)

「明かりは全てランプです。明るいうちは良いんですが、だんだん日が暮れてくるとちょっと暗いなと感じると思います。」(だろうな)

「ただ、完全に日が落ちるとランプでも十分ですし、何より目が慣れてきますから。」(慣れるかなあ)

「それと、何もありません。本当に何もありません。あるのは、ランプと退屈だけです。」(おいおい…)

「そういう場所に一晩でもいられないという方、遠慮無くおっしゃってください。従業員が帰る時まででしたら、黒石市までお送りする事は出来ますので。」(帰った人が本当にいるのかどうか聞いてみたい)

「あと、電気がないので部屋にある暖房はストーブだけです。ただ、そのストーブも夜は消して頂きます。空気が悪くなりますので。」(無いよりはましだが、明け方が寒そうだ。)

「寒くなったら温泉に入って暖まってください。時間が経って冷えてきたら、また温泉に入って暖まって下さい。そのための温泉ですから。」(そりゃそうだ)

「それと、このあと途中で雪上車を体験してもらいますので。」(体験してもらうって…)
15分ほど山道に揺られながら上っていったところで、バスがいったん止まる。「じゃあ、ここで雪上車を体験して頂きます。」
バスを降りる。風は相変わらず強い。雪はずっと降り続けている。コートのフードを慌ててかぶる。帽子を持ってこなかったことを後悔する。バスが止まった場所から10mと離れていないところに雪上車が2,3台停まっている。 写真
車の後部にある小さなドアから腰をかがめて中へ入る。中は狭い。パイプ椅子が8脚、床に固定されているだけで、捕まる事が出来るような手すりとかはない。しかし、横の注意書きには「走行中は手すりをしっかりとつかんでください」とある。…。どないせいっちゅうねん。
先程までマイクロバスを運転していた宿の人が、そのまま運転席に座る。「驚くぐらい、すごく揺れますので気をつけてください」なんて言われても、つかまるものが無い以上、気をつけようがない。しかたなくパイプ椅子の脚をしっかりと握ることにする。
「それでは出発します」の言葉とともに、すごい音を立てて動き出す。激しい音と揺れに、乗っている皆が驚く。わざと揺らしているんじゃないだろうかと思うぐらい揺れる。
それほどスピードが出ているとは思えないのだが、おそらく丘陵地帯を走っているのであろう。ただ、どういうところを走っているのか、外の様子を見たくても、窓が小さく、その上、外は雪で何も見えない。
5分ほど走ったところで一時停止。「晴れた日にはここから八甲田山が見えるんですけど、今日はちょっと無理ですね」とのこと。ちょっとどころか、どこをどう間違っても、この天候では見えるわけがない。
先ほどのところに戻り、再びマイクロバスに乗る。そこから少しばかり登り道を行った後は、ゆるやかな下り坂。おそらくもうすぐ宿に着くのであろう。
途中でいったん止まり「ちょうどこの下が青荷温泉になるんですが、ちょっと見えないですね。」この天気では当然である。
つづら折りの雪の坂道を降りていく。途中に駐車場があり車が何台か停まっている。すかさず説明が入る。
「夏だったら、お客さんもここまで車で来て頂けるんですけどね。今は従業員しか使っていないです」
そこから更にもう2つ3つカーブを曲がったところで宿に到着。時刻は午後3時40分。

ページの先頭へ戻る