みーみのこと

2001年10月下旬、私の自宅の玄関先にある「そっくんの小屋」に2匹の子猫が入っていました。そっくんは雄猫だから産むはずないし、去勢しているので誰かに産ませたはずもない、そっくんがどこかから子猫を2匹も連れてくるとは考えにくいし、子猫が2匹揃って自力で親から離れて人んちの小屋に突如やってくるとも考えにくいので、やはり小屋の中に誰かが捨てていったとしか思えません。


発見数日後の子猫たち。手前の子はいなくなってしまった・・・


そっくんの背後に、後日いなくなった子猫が見えてます

 それにしても、見知らぬ子猫を我が子のようにかわいがっているそっくんって一体・・・。

 いろいろ事情があって、子猫たちを発見してから保護するまでに数日を要してしまい、残念ながらその間に1匹が姿をくらませてしまいました。もう少し早く保護していれば・・・と悔やまれますが、どこかで元気に生きているかもしれないと思うことにしています。

 里親を探すということで一時的に子猫を保護することが決まり、そこではじめて子猫にも餌をあげることになりました。そっくんは基本的には外猫ですが、食事は家の中(玄関)でとっています。子猫はそっくんにべったりなので、一緒に玄関で餌をあげることにしました。

 そっくんにくっついて玄関に入ってきた子猫は遠慮なくガツガツ餌を食べ、そっくんの餌までも奪って食べようと頑張りました。そっくんの頭をおさえこんだり、背中にのぼってみたり。

 さて、そっくんは食事が終わると外へ行ってしまうのですが、なんと子猫は外に出たがらない! そのまま住み着いてしまったのです。やっぱり・・・家の中で飼われていたんだろうと思います。そんなわけで、子猫はあっというまに完全室内飼いの猫になりました。ちなみに、「ミーミー」とよく鳴くので「みーみ」という名前がつきました。(たんじゅ〜ん)


こんな風にそっくんにくっついて玄関にあがってきたみーみ

 獣医さんのところへ連れて行ったところ、みーみは体重1.1キロ、生後約2ヶ月半の雌猫だということがわかりました。2001年8月末か9月の頭頃に生まれたことになります。

 ところで保護した当初、みーみのしっぽは妙な状態になっていました。しっぽの先が1センチほど毛皮と分離していたのです。つまり肌色した「しっぽのなかみ」が1センチほど見えていたのでした。獣医さんによれば「不潔な飼い方をするとこんな風になる」のだそうです。でも治療は簡単で、しっぽの先にお薬を塗ってもらっただけで、あとは自然と毛がはえてくるということでした。あれから半月経ちましたが、ほんとうに毛がちゃんとはえてきて元通りになりつつあります。他に、ノミがひどかったので、獣医さんでフロントラインを処方してもらいました。

 さて、みーみを保護した当初は里子に出す予定でしたが、1週間も経たないうちにその話は消えてなくなりました。というのも、ものすごく人懐っこくてカワイイのです!顔や背中の個性的すぎる柄とか、目が小さいところなど、どこをとっても見た目は醜いのですが、性格がとっても良いんです。人や猫に懐っこく、粗相もせず、壁でつめとぎをすることもなく、シャンプーはおとなしく受け、ひとりぼっちでもおもちゃでずーっと元気よく楽しそうに遊んでいられて、新たな環境にもすぐに適応できる(子猫の間だけかな〜?)等々・・・この上なく飼いやすいのです。里子に出すとか言っていた家の者が、いつのまにかみーみのためにこんなものまで買いこんでいました(下の写真)。全自動トイレのリッターメイドも与えられて、みーみはすっかりうちのお嬢様です。


困るみーみ。(この頃はまだ自力で下に降りられなかった)

 ついでに・・・みーみの背中ってこんな模様。


写ってないけど、胸やおなかは真っ白ではなく、真中に黒いすじが入ってます。


★みーみについての補足★

通常ねこLIVEには、みーみ(そっくんも)は登場しません。みーみは私の自宅の子となったからです。ねこLIVEは私の下宿先からお届けしており、現在私と一緒に暮らしているのは、ゆーくん、けみちゃん、なつの3匹です。たまに私が帰省すると(もしくは、自宅が留守になる際、一時的にみーみを預かると)、ねこLIVEにもみーみが登場するわけです。