+ ミツバチの天敵

ミツバチの天敵

日本ミツバチは日本の風土に適応してそれなりに繁栄しているが、脅威となる天敵も存在する。

中でも、最大の天敵は、スズメバチ(オオスズメバチ、キイロスズメバチ等)とスムシ(ツヅリガの幼虫) である。

オオスズメバチ
スズメバチ巣門を窺うオオスズメバチ

オオスズメバチ(約10mm)にとって巣門は狭く(約6mm)中に入ることができない。ミツバチはオオスズメバチが いる間は巣から出ないので問題ないが、帰ってきた働きバチが犠牲になることがある。

スズメバチ オオスズメバチを捕虫網により捕獲

巣箱の近くを飛び回るスズメバチは捕虫網にて捕獲する。

オオスズメバチも2~3匹なら捕獲に失敗しても逆襲されることはないが、数が多い場合は 防備をしっかりすること。

トラップ スズメバチをトラップにより捕獲

ペットボトルの上部に入口をつくり、中にスズメバチを誘引するための液体(砂糖液+リンゴ酢)を入れる。 

1個のトラップで5~6匹の駆除ができるものの、砂糖液を吸い取って飛び去るスズメバチもいるので効果は 限定的だ。

スムシ
スムシ
スムシ

スムシは蛾(ツヅリガ)の幼虫だが、巣箱の中で大繁殖した場合、被害は甚大となる。

スムシ
繁殖の兆候

巣門付近にツヅリガ特有の虫ふんが見られたらすぐに巣箱を開けて検査しなければならない。

スムシ
スムシの被害

スムシの被害を受けたミツバチの巣。巣は勿論、巣箱まで食い荒らしてしまう。

スムシの繁殖は7月~8月にかけてピークとなる。

日本ミツバチへ

ホームへ