那須ロッキーファームのブルーベリー栽培

1月 整枝・剪定作業

ブルーベリーは古い枝や混みあった枝を思い切って整理することで品質の良い果実になります。

剪定作業を怠ると小さい実が多量について、株の疲弊や品質劣化の原因となるため、ブルーベリーにとって剪定は最重要な作業となります。  

1月~2月のブルーベリーの休眠期が剪定の適期です。

剪定前

剪定前 品種:ノースランド

  
剪定後

剪定後

2~3月 草取り

ブルーベリーの根は地表面付近に集中していて、雑草の根と競合するため、株元周辺の草はできるだけ取り除く必要があります。   

雑草の種類としては、カキドオシ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリが通年にわたって繁茂しています。   

雑草が伸びだす前に根ごと削り取ってしまいます。

草取り

草取り前

雑草は地面に張り付いている

草取2

草取り開始

2月になり草取り開始

草取3

カキドオシの根張り

地下では雑草が春の準備   

草取り4

草取り終了

草取り開始から約1カ月で終了

3月 施肥と有機マルチ

草取りが終わったら株元に油粕を散布します。   

油粕にピートモモスや鹿沼土、モミガラ等を混ぜます。これは肥料が根に触れないようにするとともに、保水性や通気性を考慮したものです。 

施肥量はこの混合肥料を小型スコップに3杯ほどです。

肥料散布後、株元をモミガラとワラで覆います(マルチ)。マルチは夏季の乾燥防止、地温上昇の抑制、雑草防止の効果があります。  

施肥

油粕、ピートモス、鹿沼土、モミガラの混合肥料

施肥2

肥料散布

施肥3

施肥後

マルチ  

モミガラのマルチ

マルチ

モミガラの上にワラのマルチ

マルチ

マルチ終了

3月下旬にマルチ終了し、ここで作業は一段落する

5月 蜂の受粉作業

5月、ブルーベリーの開花とともに、蜂たちが集蜜と受粉作業を始めます。

ミツバチ

日本ミツバチ
クマバチ

クマバチ

5月 花芽の間引き調整(摘花)

5月、ブルーベリーは細い枝にも多くの花を咲かせます。このままでは過剰な着果から、ブルーベリーの品質の低下や株の衰弱をきたすため、花芽を間引きします。

花

調整前のブルージェイの花
花

花芽調整後

雑草の刈り払い

刈り払い

雑草の刈り払い

5月も中旬を過ぎると雑草が伸びて、作業の邪魔になるため刈り払い機を使って、通路部分の雑草を刈り払います。

この時期の雑草はイネ科牧草類、カキドオシ、ヒメジオン、ギシギシ、ヨモギ、クマ笹等が繁茂しています。

摘果作業

5月下旬、花が終わりブルーベリーの実がふくらんできました。     

枝のなかには過剰な着果のものがあるので、これを摘果調整することで品質向上をはかります。 

摘果前

摘果前のブルージェイ
摘果後

同じく摘果後のブルージェイ

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