「あんま」「マッサージ」「指圧」のちがいは?

A 「あんま」は中国で生まれた手技療法で、体の中心から末梢に向かって遠心性に
筋肉をもむことにより、動脈の流れを促進します。主に、深部のこりを緩和するのに
多く用いられる手技です。
「マッサージ」はフランスで生まれた手技療法で、体の末梢から中心に向かって求心
性に筋肉をさすることにより、静脈、リンパの流れを促進します。主に、むくみの改
善、筋緊張の緩和に多く用いられる手技です。
「指圧」は日本で生まれた手技療法で、体表の反応点を持続的に圧迫することにより
体調を整え、健康の維持増進、免疫機能の亢進をはかります。また、指圧には神経の
興奮(痛み)を抑える効果があります。主に、急性期疾患(ぎっくり腰、寝ちがいな
ど)の治療として多く用いられます。
このように本来の治療の目的は様々ですが、私たちが取得している国家免許は「あん
まマッサージ指圧師免許」という、ひとつの免許になっていて、治療師は症状に応じ
てその手技を選択し治療を行っています。

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