02/1/8 こんにちは。埼玉は昨日の夜雨が降っていましたが、今は良い天気です。マサです。 今日のお話は白衣の天使=看護婦さんのお話です。 実は俺は生まれた時から非常に体の弱い子でした。 なんか今でもすぐ腹を壊したりして、あんまり体は丈夫じゃ無いような気もしますが、 子供の頃は、もうそれどころじゃないくらい弱い子でした。 生まれてから1年間は生き残る可能性は50パーセントなんて言われていたくらい弱かったんです。 今は空手とか剣道とかをやったおかげもあり、もう腹が弱い意外は普通に強いんですけどね。 ですから小さい頃はよくお医者のお世話になりました。 そうすると人並みなんですけれども、 やさしくしてくれた看護婦さんに、淡い恋心にも似たような憧れを抱いてしまうわけなんです。 ええ、俺も例外無くそんな純粋な憧れを持っていました。 昭和58年、俺5歳。俺は大病を患いました。 命にも危険があると言う事で、緊急入院し、そのまま半年間入院。その後2年間通院しました。全治2年半の大病です。 今なら、半年くらい入院してゆっくり休みてーよ!って気持も無くも無いですが、 当時は俺も5歳の男の子ですから。半年間病院にいるというのは心細いものです。 本当なら今ごろ幼稚園の遠足なのに・・とか、今ごろ幼稚園では皆プール入ってるのに・・とか、 雪が降ってる、、雪だるま作りたいな・・とか、今年はサンタさん来てくれないのかな・・とか、 色々、色々考えちゃう。そのたびに泣きたくなってしまうわけです。 そんな心細くて寂しい俺を救ってくれたのが、やさしい看護婦さんの笑顔でした。 クリスマスイブの日、担当の看護婦さんは俺にプレゼントを持ってきてくれました。 外に出たくてだだをこねた日、見習看護婦さんは絵本を読んでくれました。 俺がもっと読んで!とだだをこねたら、更に3冊も絵本を読んでくれました。 雪が降った日、病院の屋上からバケツ一杯の雪を持ってきてくれました。 いつも天使のような笑顔で、「マサちゃん。今日は顔色良いわね!」と声をかけてくれました。 そんな俺ですから、看護婦さんに対する憧れは強かったです。 「好き」では無い、「憧れ」です。 俺の中での「憧れ」とは、俗物に汚される事の無い、ある意味神聖な存在です。 どのくらい神聖だったかと言うと、 AVでも看護婦物だけは絶対に借りない そのくらい神聖な存在でした。そう、まさに俺の中では天使その物でした。 先日(と言っても1年程前ですが)、友人から合コンのお誘いを受けました。 お相手は、な、なんと!看護婦さん!! (か、かかかか、看護婦さんんんん!!!!????) そりゃもう、断るどころか、こちらから頼みたいくらいの合コンです。なんせ相手は憧れの看護婦さん! 夢のようなお話です。もう2つ返事でOKをだしました。 かくして、看護婦さんとの合コンが実現しました。 メンバーは俺を含む男3人と、看護婦A子さん、B子さん、C子さん C子さんは急な仕事が入って遅れると言う事で、とりあえず3対2で飲み会が始まりました。 会話も弾み、非常に楽しい一時。俺も憧れの看護婦さんと一緒に飲めるなんて夢のよう。大満足です。 そんなこんなで1時間程経過した頃、C子さん登場! C子:「ごっめーん!すっごい遅くなっちゃった!もう、ほんと急でさあ」 A子、B子:「おっそいわよー!どうしたの?こんなに?」 C子:「それがさあ、あたしの担当の部屋のジジイが死んじゃってさー」 A子:「ああ!あのジジイね!うっざかったわよねー!あのジジイ!良かったじゃん!楽になって!」 C子:「ホント!でもなんでこんな日に死ぬのよ!もっと早く死んどけって感じ。最後まで迷惑かけられたわ」 B子:「でもまだC子は良いわよ。あたしなんか小児科だよ!ガキはウッザイよ! 勤務終了近くなると決まって絵本読んで、絵本読んで!ってうるさくてうるさくて。」 看護婦一同:「ホント、ウザイ患者は早く死ね!って感じだよねー」 ・・・・・・・・・ ・・・崩壊・・・ ・・・あまりにもあっけなく崩壊・・・ 白衣の天使神話、赤子の手を捻るがごとく崩壊 男メンバーの中で最も危険な男、浩次がギラギラする目で狙ってますけど、 見なかった事にします。食われておしまいなさい!堕天使め! |