大空へとはばたく翼
02/1/19サイト用に加筆→02/7/10修正を加えUP


  最近「自分の感じ方を大事にする」とか「独自の個性的なやり方で」といった言葉を良く耳にする。それは悪いことではない。 他者に迎合する必要など無いのだから。しかし、間違えてはならないのは「自分の感じ方を大事にする」とは、単に自分の「思い込み」 に開き直ってしまうことではない。もしそれだけならば、それはそれで1つの自閉であるに過ぎない。ちっぽけな世の中で自分に都合の良い夢 に酔っているにすぎない。「自分の感じ方を大事にする」ということは、たとえ様々な失敗や過ちを犯したとしても現実逃避するのではなく、 自分なりの感じ方で他者や現実と関わりを続けることである。


  何かがうまくいくかに見えると、ひどく楽観的な虫の良い期待をしてしまい、当てが外れると思い上がった自分にひどく自己嫌悪するという ような、気分が高まっては落ち込む感情の振幅に翻弄されるかもしれない。しかし、それが人任せではなく自分の感性を信じてやった結果で あれば、人は冷静に事態を受け入れられるものである。たとえ、現時点で失敗したとしても、自分の企ての中の何が真実で何が判断の甘さだった かなどを、さらに自分の感性を信じて選り分けていけば良い。それが、経験から学び、自分なりの道を切り開くということなのだ。


  これからの人生、社会の荒波にもまれ、痛いほどの現実の冷たさが身に染みることもあるだろう。他者との衝突に悩むこともあるだろう。 うまくいっていたことが目の前で音を立てて崩れることもあるかもしれない。心に深い傷を負うこともないとはいえない。それでも目の前に広がる 現実に目をそらさず、それでも自分だけは自分を見捨てず、自分自身の味方であり続けることができたなら、そして自分の感じ方の中に含まれていた 真実と誤りを自分なりに見極め、経験から虚心に学び取り明日への糧としていけたなら、きっと私達は自分を高めていけるだろう。死を迎える瞬間 に「ああ、生まれてきて良かった」と思えるだろう。ぬか喜びと自己嫌悪を乗り越えて大空へとはばたく翼を手に入れたいですね。

特に今は色々と思うところがありますな。昔、とある為に書いた文章をサイト用に加筆したものです。


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