本当にあった車検の怖い話
ある日、当店のすぐ近くでエンジンが止まって車が動かなく
なってしまったというお客様がいらっしゃいました。
結論から言うと症状はオイル管理が悪かったために、
カムが焼き付き、タイミングベルトに無理がかかり
切断、そしてバルブが干渉して損傷していました。
しかし、お客様が言うには、車検のときに
オイル交換はしていたはず、とのこと。
よくよく話を聞いてみるとこういうことでした。
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そのお客様はかつて、車検のほかにも
12ヶ月点検などの定期点検を
ディーラーにて毎回きちんと受けてらっしゃいました。
しかしある年の車検はチラシに「安く車検が
取れる』と書いてあるところに入れました。
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ということでした。
つまりディーラーでは点検の際
オイルが汚れていれば交換してくれていましたが、
前回入庫したところは
「車検と関係ないものは一切交換しない」
といううたい文句で安さをアピールしていたため、
オイルはもちろん、なにもしていない状態でした。
もともと車にあまり詳しくないお客様でしたので
ディーラーにすべて任せていたたため
何も言わなくても車検のときオイル交換をしてくれる
と勘違いしてしまったのです。
そしてそのまま真っ黒いオイルで
乗り続けてしまったがために
このような事態に陥ってしまいました。
車検は安くすんだかもしれませんが
結果的に高額の修理代がかかってしまいました。
やはり通すだけの車検は
自分でメンテナンス、管理ができる人か
初回の車検以外はオススメできません。
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