仔猫ごくでらと雲雀さん
こねこねこ
何色と言うんだったかな、と考えを巡らせる。 銀色の毛並、緑色の目玉、けれど、耳の内側はそう、ほんのりと桃色だ。 なーお、と舌っ足らずな声で僕に呼びかけるけれど、応えてやる必要などない。けれど、じっと見られると駄目だ。 仔猫の分際で僕に言うことを聞かせようなんて、生意気すぎる。 手にしたチーズを分けてやるのは、もう少し焦らしてからにしてやろう。
お題:ピンク、猫耳 まんまや…