大人獄寺×中学雲雀 年の差パラレル

 

 執心

 

 

 服を脱がなくてもいいから、楽だと思ったのに。足はべたべただし、背中が汗ばんでしまっている。
「ね、ぇ」
 咎めるわけじゃないけど非難を込めて呼べば、熱に浮かされたような目が、ようやくこちらに向けられた。余裕あるんじゃなかったの。まだ何もしていない。
「なんだよ」
 邪魔するな、というように第一指に立てられた歯。爪に当たる上の歯と、指の腹に軽く食い込む下の歯の感触がじりじりと熱を与えてくる。
「たの、しいの」
 息が継げない。足の指の間を舌が這う。駄目だ。
「ん…美味い、だな」
 足の甲に落とされたキスは、嘘ではないようだった。

 

 

 


変態だ。