酸欠=死亡
白い首を、ついと撫でる。無防備に晒して、馬鹿な犬が。
僕の城のソファに寝そべり、寝息をたてている。
「ねぇ」
鼻を摘んでも、情けない唸り声を上げるだけ。首を振ろうとも、手を上げようともしない。だったら、動かなくて良いよ。
がぶり、口に喰らいつく。
酸素も空気も塞ぎ込み、吸い尽くし、鼻からも、口からも、呼吸なんてさせてやらない。
「……ッ!!」
うん、ようやく目を開けた。
あとは、白目を剥いて動かなくなるまでこのまま、ね。
鼻を摘んで口を塞ぐ、そんなネタ。