日本ではいくつか呼び名があるらしいが。
なんて、余計なことで気をまぎらわせようとしてもこれだけ視覚的だの直接的だのに加えて耳にまで刺激を与えられては逃げられる場所などない。
「…ん、ん」
ソファに浅く腰掛けた俺の膝の間に、雲雀がいて。まるで夢中にそれを舐めている。それどころじゃない、口に含んで、喉の奥までずっとくわえこんだり、わざと痛くない程度に歯を立ててみたりと思うがままにしまくっていた。
「──ッ!」
俺も男な訳で、そんなことをされて平常心を保てるわけもない。口をすぼめて吸い上げられれば限界も近づく。
「ヒバ、リ…っ」
「いいよ、出して」
僅かに口を離したと思えばそんなことを言って、あらためてぱくりとアイスか何かのように息子にかぶりつかれてしまい、びくびくと跳ねるそれは雲雀の細い指で根本から擦り上げられ先端から液体を滲ませていた。
「出、ちま…ッ!」
舌先が尿道の入り口を抉り、射精を促すように吸われたら限界だった。腰が自然に跳ね、雲雀の喉奥に叩き付けるように白濁を放ってしまう。
「ん、ぐ…ん」
苦しそうに眉を寄せるくせに一滴残さず飲み下した雲雀に、ようやく解放される。力の無くなった陰茎をシャツの裾で隠して、雲雀の顎に手を掛ける。
「きたねー」
「君のでしょ」
袖口で口の周りを拭いても雲雀は揺るがずに俺を見返す。目が、合う。
「ごちそうさま」
「──ッ!!」
こいつにはどうやっても勝てる気がしないのは、最初の印象のせいだ。
なんて、膝に乗り上げてくることに抵抗を持たなくなってしまっている事実に気付かないままその腰に手を回した。
小ネタサルベージ
雲雀さんの得意技。
あれ、最近他カプで読み専だったせいか加減がわからないw
寝落ちる前に投下。