中学生獄寺+10年後雲雀 標的153 甘?

 

 僕の君を

 

 

 僕の君を想う気持ちは、きっと誰が思うよりも暗くて歪んでる。 大切にするなんてありえない。壊して砕いて埋めてしまいたいくらいなのに。

 君の痛みに歪む顔で、僕はようやく正気に戻るんだ。

 でも君は良く怒って、良く笑って、良く泣いてくれたね。

 それももうおしまいにしよう。君と同じ色の花をたくさん摘んできたから。
 白い薔薇は、僕の汚れた血で君のように紅く染まってしまったけれど、きっと似合う。

 ほら、もう泣かないで。

 君が死ねば、世界は終わるよ。 たったひとりの、僕の愛する人。

 寝ちゃったの?まだ話したいことはたくさんあるのに。

 まぁいいや。僕の気がすむまで勝手に話すよ。

 君のために泣いたひとはいろいろいたよ。あまりに君の名前を呼ぶものだから、全員咬み殺してあげたけど。黙ってしまえば、もう気にならない。君と僕がふたりきりでいるのと同じ。

 世界に音がなくなるのは素敵だと思わないかな。君の声が聴けなくなるのは嫌だけど、誰にも聴かれないで済むならその方が良いと思ったんだ。

 世界に色が無くなったら、その綺麗な緑色は見れなくなるけど、君の髪は綺麗な銀色のままだから、まぁいいか。

 僕の世界から君が消えてしまうのは、少し困る。そのことに気付いたら、きっと君を探してしまうからね。

 君は、どうなの。

 声を聴かせて。

 僕を見て。

 怒ったり、泣いたりしないの?



 ねぇ隼人、





 せかいがまっくらでしにそうだ

 

 

 

「ヒバリ?」

 寝てんのか?

 なんか泣いてるかと思ったけど、お前が泣いたりするわけないよな。

 なんだよ、このバラ…厭味か?何処から盗ってきたかしらねぇけど、棘つきっぱなしで血だらけじゃねぇか。手ぇ傷だらけにしやがって、もったいねぇだろ、折角綺麗なんだからよ。


 なぁ、ヒバリ。

 静かだな。まるでお前以外誰もいないみたいだ。

 ほんとは、お前に会ったときほっとしたんだぜ。この世界にお前がいなかったら、なんて柄にもなく不安になったりな。

 お前がいなくなるなんて、考えたこともねぇのに。俺の方が先にいなくなって、それで終わりなんだと思ってた。お前も、その方がいいだろ?

 10年で、お前に借りは返せたか?なんか借り作ってばっかりな気がするけど、返そうとは思ってんだぜ。

 ヒバリ、寝てんだろ?なんでそんな顔してんだよ。こっちが辛くなんだろ。
 俺は生きてんだから、お前も生きてろよ。ぼろぼろになったって、ぐちゃぐちゃにされたって俺は平気だから。

 黒は、血の色が目立たなくて良いよな。葬送の色。

 きっと、お前にしか似合わねぇ。

 目が覚めたら、また憎たらしい声聞かせてくれよな。



 もう少し、血の匂いの中で眠るから。





 ヒバリ、次起きた時にはてめぇの声を聞かせろよな。

 

 

 

 

 


 珍しく甘系獄ヒバ! …かな?

大人雲雀さんはあまりにも小さい獄寺が弱いので心配してるんです

…心配?

お互い相手のことを考えつつも擦れ違うくらいがいい
特に大人雲雀さんは中学生獄寺に会って初めて愛情を認識するとかでもいい