

     旧     2-12   □□１かい□すー１００＿えんて゛も、

     新     2-12   □□１かい□すーひゃくえんて゛も、

「数○○円」という言い方のとき、数字を使ってもいいのは「１０」の位ときだけです。

「数十円」とか「何十回」といったときには、「スー１０エン」「ナン１０カイ」と書いていいことになっています。

しかし１００以上の位の場合は、かなで書きます。

「数百円」「数千人」などは、「スーヒャクニン」「スーセンニン」と書きます。

                        
     旧     2-14   □□しかも！□□この□は゛いは゜すわ□よる□とおると□たいへん

     新     2-14   □□しかも！□この□は゛いは゜すわ□よる□とおると□たいへん

 「しかも」のあとの「！」で一度文が終わっているかどうかは、人によって受け取り方が違うかもしれませんが、もし「！」がなかったら、「しかもこのバイパスは」と同じ文章中の語となるだろうと思います。「！」のあとは、１マスでも良いかと思います。

                       
     旧     2-16   □□かけか゛わを□すき゛た□あたりの□りょー□さいと゛にわ、

     新     2-16   □□かけか゛わを□すき゛た□あたりの□りょーさいと゛にわ、

 「両サイド」は続けて良いと思います。

　「２拍（リョー）＋３拍（サイド）」ですから。

　
  　 旧     3-10   みるのに□さいてきな□じょーけんた゛ったのて゛す。□□うんてん

     新     3-11   □□うんてん□して□いた□しゅし゛んか゛□と゛ーろの□きゅーけい

前回、メールなどの文章は段落がわかりづらい、という話をしましたが、

この「星を見た話」の中では、行替えごとに段落にしてくださっていますので、

それに従うと、ここも段落ということになると思います。

                        
      旧     4- 8   すんて゛□いましすいますから、□そんな□よるの□そらか゛

      新     4- 9   すんて゛□いますから、□そんな□よるの□そらか゛

すみません。これは原文が間違っているんですね。

間違っているということがはっきりしている場合、この程度なら直してしまっても良いかな、と思いますが、そういう場合、点訳者挿入符を入れる必要はないと思います。

また、間違っている通りに点訳しても、点訳者の責任ではないと割り切って点訳するのもひとつの方法です。

こういった単純間違いではなく、非常に重要な部分に間違いを見つけて、点訳者が修正した時などには、点訳者挿入符などで断る必要はあるでしょうね。

私は、この程度なら断らないで直しちゃいますが、そのあたりの考え方は点訳者によって異なると思います。


         旧     5- 2   □□□□□□□□□□ｂｙ□ｔｅｎ

                5- 3   □□□□□□□□□□□□（２００３ねん□３か゛つ□ここのか）

         新     5- 3   □□□□□□□□□□□□□□□□□□ｂｙ□ｔｅｎ

                5- 4   □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□（２００３ねん

                5- 5   □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□３か゛つ□ここのか）

by tenは、アルファベットによる省略記号といったものではなく、byという英単語とtenというローマ字表記の語ですので、外字符ではなく、外引符で囲みます。

これを入れる位置ですが、byの位置が少し中央に寄りすぎているかもしれません。

文末に書いてある、ということを表すために、もう少し末尾近くにしたいのですが、そうすると

上記のように３行にするか、


　　　　　　　　　　　□□□□□□□□□□□□□□ｂｙ□ｔｅｎ□（２００３ねん

                　　　□□□□□□□□□□□□□□□□３か゛つ□ここのか）

のように、日付が分かれてしまいますが、２行にするか、いろいろ方法があると思います。

前回えむさんが書かれたこととのかねあいが難しいですが、byが１１マス目あたりに来ているのは、やはりタイトルと間違えられやすい、とはいえると思います。