原本頁行 区 点訳頁行 比較結果 旧 1- 4 なって□いた。□□こころあたりか゛□ない。□□じゅーしょわ、 新 1- 4 なって□いた。□□こころ□あたりか゛□ない。□□じゅーしょわ、  「こころあたり」は、「こころあたる」という複合動詞から転成した言葉ではなく、 「こころ」という名詞と「あたる」という動詞の名詞形「あたり」が複合したものです。 だから、3拍以上の意味のまとまり、というルールが適用されるんですね。 旧 2-13 つとめ□さきの□まえた゛□かちょーの□なまえわ□たしか 新 2-13 つとめさきの□まえた゛□かちょーの□なまえわ□たしか 旧 3- 7 おたくさまの□ことも□こーちゃんの□ことも、□おもいちか゛いか゛ 新 3- 7 おたくさまの□ことも□こーちゃんの□ことも、□おもい 3- 8 ちか゛いか゛□あると□いけないのて゛、□もー□すこし□くわしい  「おもいちがい」をなぜ切るのかは、難しいです。「おもいちがえる」という複合動詞があるので、 それが転成したものではないか、と思いますよね。でも多分、「おもいちがえる」の名詞形は 「おもいちがえ」なんだと思います。下一段活用の連用形は、「い」ではなくて「え」のようです。 何とも、ややこしい話で・・・。 旧 6- 3 こころあたりか゛□ない、□と□いうと、□とたんに□て゛んわの 新 6- 2 はか゛きを□もらったか゛□むらた□さんと□いう□ひとに□こころ 6- 3 あたりか゛□ない、□と□いうと、□とたんに□て゛んわの□こえわ 旧 7- 4 □□C9.□それから□C3かけ゛つほと゛の□あと、 新 7- 4 □□C9.□それから□C3かけ゛つほと゛の□のち、  「後」は読み方がいくつもあります。どちらでもいい場合と、ちょっとニュアンスが違う場合と、 意味は同じだけど語呂が悪い、という場合と、いろいろありますね。人によっても、感じ方は 違うだろうと思いますが、私は、ここでは「のち」がいいように思いました。「3カ月ほど後」なら 「のち」でも「あと」でもどちらでもいいと思うのですが、「3カ月ほどの」と「の」が入る ことによって、「のち」が優勢になるような気がします。 旧 7- 9 じゅーたいつつ゛きた゛った。□□ふし゛さんわ□ゆきを 新 7- 9 じゅーたい□つつ゛きた゛った。□□ふし゛さんわ□ゆきを 旧 7-15 つき゛の□とよはしきたて゛□おりて□むすめさんの□うちに 新 7-15 つき゛の□とよはし□きたて゛□おりて□むすめさんの□うちに 旧 8- 5 とよはしきたまて゛わ□この□[LLJR□は゛すて゛□すーふん、 新 8- 5 とよはし□きたまて゛わ□この□[LLJR□は゛すて゛□すーふん、 旧 8- 6 その□あいた゛に□ある□うりとーけ゛と□いうのか゛□あいち 新 8- 6 その□あいた゛に□ある□うり□とーけ゛と□いうのか゛□あいち  固有名詞に普通名詞が付く場合は、固有名詞部分の拍数は問題ではないんです。普通名詞部分、 この場合で言えば、「峠」が3拍あれば、切ります。ですから、「伊勢湾」は続く、 「東京湾」も続く、「房総半島」は切る、「紀伊半島」も切る、ということになります。