練習問題24の添削です。 旧 1-13 たへ゛りゃ□うまいのに、□なんた゛かんた゛□こねくり□まわして、 新 1-13 たへ゛りゃ□うまいのに、□なんた゛□かんた゛□こねくりまわして、 「ナンダ■カンダ」「ナンデモ■カンデモ」「ナニモ■カモ」などの、「カンダ」「カンデモ」「カモ」の部分にどれだけ自立性があるかは多少疑問ですが、これらの言葉は今のところ切っています。 「ナンダ(何だ)」でいったん切れているということだと思います。 「こねくりまわす」複合動詞と解してよさそうです。 旧 2- 2 うし゛すじょーの□はっきり□わかるよーな□くいものを□くいたい 新 2- 2 うし゛□すじょーの□はっきり□わかるよーな□くいものを□くいたい 「氏素性」は切ってよいと思います。セットで使われることが多いとはいえ、「氏」も「素性」もそれぞれ独立した語であるということですね。 旧 3-13 〈GかんたんL〉せんせいわ、 新 3-11 〈GかんたんL〉 3-12 せんせいわ、 「<カンタン>先生は、」は、切って書きます。<カンタン>も、センセイワ、も自立語です。 切ることで、「センセイ」の部分が次行になります。 旧 2-15 いると□いう□わけた゛」□〈GかんたんL〉わ□めをむいた。 新 2-15 いると□いう□わけた゛」□□〈GかんたんL〉わ□めを□むいた。 ワケダ」で、文章が切れていますので、カギ閉じのあとは2マスあけます。 旧 2-18 やつなら、□なれてなくても□ちゃんと□たへ゛る。」 新 2-18 やつなら、□なれて□なくても□ちゃんと□たへ゛る。」 これは、前回ご質問いただいた「イ抜け」言葉であるみたいなのに、そうは解釈しない、という、切る「ない」ですね。 旧 3- 8 なんと゛か□かぬまWWかぬましWWの□「かわかみ□すみお 新 3- 8 なんと゛か□かぬまの□「かわかみ□すみお□ひ゛じゅつかん」に 鹿沼と<カヌマ>は、確かに同音の語で、意味が異なる使い方をしているわけですが、ここでは、あだ名のところは<>で囲んでありますし、前後関係で「鹿沼市」のことだとわかると思いますので、点訳者挿入符はとくに必要ないと思います。 旧 3-13 □ふらんす□りょーり□なんそ゛と 新 3-12 □ふらんす□りょーりなんそ゛と□ この場合は「なんぞと」というのは「などと(等と)」と同じ意味・用法です。「何ぞ」ということではないので、続けて書きます。 旧 3-15 《Wこちらわ□おさかなさまて゛□こ゛さ゛いますW》 3-16 《Wあちらわ□おやさいさまて゛□こ゛さ゛いますW》と□いうよーな 新 3-13 〈Gこちらわ 3-14 おさかなさまて゛□こ゛さ゛いますL〉□□〈Gあちらわ 3-15 おやさいさまて゛□こ゛さ゛いますL〉 ここで<>をどうするか、ですが、カギの類を区別しなければならないというほどの内容でもありませんので、おおむね第2カギでよいと思います。 《W W》は、カギではなく、カッコなので、できるだけカギ類に対応させないほうがいいと思います。 旧 4- 2 ちゅーかか?」□そー□つつ゛けたのわ、□〈GかぬまL〉た゛。 新 3-18 ちゅーかか?」□□そー□つつ゛けたのわ、□〈GかぬまL〉た゛。 ここでも、一応文章がカギの閉じで切れている、と考えていいと思います。 旧 4- 6 〈GかいろーかくL〉あたりて゛‥‥‥」□□すると、 新 4- 5 〈GかいろーかくL〉□あたりて゛□‥‥‥」□□すると、 この場合の「アタリ(辺り)」は形式名詞で自立語なので、前を切って書きます。点線の前後と語の間は1マスあけます。 旧 4-10 かえりみす゛に□よく□いって□くれるよ。□□〈GかいろーかくL〉 4-11 なんそ゛に□いったら、□まあ、□らーめんの□めんか゛ 新 4-10 〈GかいろーかくL〉なんそ゛に□いったら、□まあ、□らーめんの この「なんぞ」も前出の「なんぞ」と同じです。 旧 4-16 せせらわらう。□□「ああいう□ところわた゛な、□ねた゛んか゛ 新 4-16 せせらわらう。□□「ああ□いう□ところわた゛な、□ねた゛んか゛ 「ああ」「そう」「こう」「どう」は基本的に切って書きます。 旧 5- 2 ぎょーさ゛□ひとさら(いい□とこ□さんこくらいしか□のっかって 新 5- 2 ぎょーさ゛□ひとさら(いい□とこ□C3こくらいしか□のっかって 「3個」は数字でいいですね。 旧 5- 3 ねえ□やつた゛)に□C2せんえんか゛とこも□た゛して、 5- 4 《Wさすか゛に□いちりゅー□ほてるの□おあし゛わ 新 5- 3 ねえ□やつた゛)に□C2せんえんか゛□とこも□た゛して、 5- 4 〈Gさすか゛に□C1りゅー□ほてるの□おあし゛わ      旧 5- 5 ちか゛いますわねえW》なんて、□きいた□ふーな□くちたたいて、 新 5- 5 ちか゛いますわねえL〉なんて、□きいた□ふーな□くち□たたいて、 「2千円がとこも」は「2千円がところも」ということで、「ところ」が「とこ」に変化しているわけですが、前回えむさんも言っていたように、前の語と関連しあっての変化ではないので、「ところ」と同様に扱います。 「一流」は「二流」も「三流」もあって、数的な意味がある言葉なので、数字で書きます。 ここの<>も前出のように、第2カギで良いでしょう。 クチタタイテは、クチ■タタイテ 旧 5- 7 〈GこーこーけんL〉の□ぎょーさ゛を□た゛されたって、 新 5- 7 〈GはおはおけんL〉の□ぎょーさ゛を□た゛されたって、 「好好軒」、なんて読みましょうか? 日本語読みをすると、「こうこうけん」でいいですね。 でもどうやら中華料理屋さんらしいので、中国語風に「はおはおけん」というのはどうでしょう? 旧 5- 8 まるっきり□きか゛つかねえよーな□れんちゅーか゛、 新 5- 8 まるっきり□きか゛□つかねえよーな□れんちゅーか゛、 「気がつく」は「キガ■ツク」と切ります。 旧 5-10 □□C8.□「おれわ□〈GこーこーけんL〉の□ぎょーさ゛わ 新 5-10 □□C8.□「おれわ□〈GはおはおけんL〉の□ぎょーさ゛わ 前出 旧 5-18 た゛いか゛いしゃて゛わ□なく、□〔Wにほん□とらへ゛る 新 5-18 た゛いか゛いしゃて゛わ□なく、□〈Gにほん□とらへ゛る      旧 6- 2 とらふ゛るW〕と□いう、□りょこーさきて゛の□とらふ゛る 新 6- 2 とらふ゛るL〉と□いう、□りょこーさきて゛の□とらふ゛る ここの[  ]はほかの会話文や挿入分と区別したいと思いますよね。 ただ、全体を通してみると、とくにカッコやカギの区別の必要な文ではない、とも言えます。 異論もあると思いますが、ここの[  ]も第2カギで大丈夫だと思います。 旧 6- 7 「てんてんWWてんくーの□てんWW」と□かいて□あるから、 新 6- 6 LTienP」。□□かんは゛んの□よこに□「てんてん 6- 7 WWてんくーの□てんWW」と□かいて□あるから、□それを 「天」に点訳者挿入符を入れたのはいいですね。 「テンテン まで前行に入る場合は、点訳者挿入符の開きから次行に移してかまいません。 説明のカッコと同じです。 旧 6- 9 「てんWWてんくーの□てんWW」わ、□ほんとーわ 新 6- 9 「てん」わ、□ほんとーわ□「XtianP」て゛、 すでに「てん」について説明されていますので、ここでは説明は不要だと思います。