旧ファイル:C:\WINDOWS\デスクトップ\教室\1035548656.bse 新ファイル:C:\WINDOWS\デスクトップ\教室\1-1035548656.bse 原本頁行 区 点訳頁行 比較結果 旧 1- 5 くまなく□さか゛し□まわって、□ない、□ない、□と□おおさわき゛ 新 1- 5 くまなく□さか゛しまわって、□ない、□ない、□と□おおさわき゛ 旧 1- 9 ときなと゛、□ひとつを□やり□おわらない□うちに、□あとの 新 1- 9 ときなと゛、□ひとつを□やりおわらない□うちに、□あとの 「さがしまわる」「やりおわらない」は複合動詞ですので、続けます。 複合している語の解釈はなかなか難しいのですが、動詞・形容詞に関してはおおむね続けていいと思います。 旧 1-10 いくつかの□ことわ、□すっかり□かけ゛も□かたちも□なく 1-11 なって、□おや、□わたしわ□なんた゛って□また、□さ゛しきて゛ 新 1-10 いくつかの□ことわ、□すっかり□かけ゛も□かたちも□なくなって、 この「影も形もなくなる」はどうでしょう。「影」「形」というものが「無くなった」と解釈して、続けていいように思いますが、ちがう意見もあるかもしれません。 旧 1-13 しょさ゛いなく、□あれこれ□きおくを□たく゛って□みると(と 新 1-13 しょさ゛いなく、□あれこれ□きおくを□たく゛って□みると□(と 原本中のカッコの扱いは、てびき(P64)によると、前の語の説明の場合は続けて、挿入文の場合は切って書く、となっています。 「名古屋市(愛知県の県庁所在地)は、200万都市です」のカッコ内の語は、名古屋についての説明になっていますので、続けていいと思いますが、 「名古屋って、大きいけど何だか田舎だね(名古屋に他意はありません)。」みたいなときは、挿入文と解釈できますので、前を切っていいと思います。 旧 2- 3 かーてんを□とと゛こーり□なく□つけ□かえたかと□いうと、 新 2- 3 かーてんを□とと゛こおり□なく□つけかえたかと□いうと、 「滞る」は「とどこおる」なので、長音ではなく、「お」と書きます。 「つけかえる」も複合動詞と考えていいでしょう。 旧 2-16 いつか、□そ゛ーきんを□てに□した□まま、□とほーにくれる 新 2-16 いつか、□そ゛ーきんを□てに□した□まま、□とほーに□くれる 「途方に暮れる」は、慣用句で一語のように使いますが、点訳上は「トホーニ■クレル」と、助詞のところで切って書きます。続けるほどにはまだ「途方に」と「暮れる」のくっつき具合が薄い、ということなのかもしれません。辞書でも「途方」までしか見出し語にしていないようです。 旧 3- 5 おもうのた゛か゛、□のーさいほ゛ーの□しょーめつわ□とほーもない 新 3- 5 おもうのた゛か゛、□のーさいほ゛ーの□しょーめつわ□とほーも 3- 6 ない□はやさて゛□すすんて゛□いるに□ちか゛い□ない。 「途方もない」も同様に、形容詞にはなっていないようです。 旧 3-12 しよーもない□こと□いってんの。□□かれんた゛ーに 新 3-11 「なに、□しよーもない□こと□いってんの。□□かれんた゛ーに 「しようもない」は、「シヨーモ■ナイ」なのですが、「しょうがない」「しょうもない」は 続けて「ショーガナイ」「ショーモナイ」と書きます。 「しようが」ならば漢字で「仕様が」となって、ある程度意味がある語ですが、「しょうも」「しょうが」となると、省略されていて、単独では置いておきにくい、ということなのだと思います。 旧 3-17 たよりないんた゛から」□□・・・□こんな□かいわか゛ 新 3-16 ないなあ。□□ほんとに□たよりないんた゛から」□□‥‥‥□こんな 原本に「・・・」と点線が打ってあるとき、点訳では2の点を3マス分打ちます。 仮名でいうと、促音符(小さいツ)ですが、三つならべることで、点線を表します。 Tエディタは、ひとつ打つと「っ」と表示されますが、三つ打つことで、点線として表示してくれます。場合によっては、3マス以上使うこともありますが、そういう場合は稀で、点線は原本の長さにかかわらず、3マス、と覚えておかれるといいと思います。