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「みずほ流」点訳入門教室

15.線類・ツナギ符類




線類(『てびき』p70〜)

ふつうの文章の中に使われる線類は、その大部分が棒線(―――)点線(・・・)です。
この二つの線は、どちらも語の前後は1マスあけ、囲み記号の内側と後ろに句読符が来る場合は続けます。
「テンヤクノ■セツメイワ■ムズカシイナア■・・・」
「――■テンヤクノ■セツメイワ■ムズカシイノ■・・・?」
「テンヤクノ■セツメイガ■ムズカシイダッテ■・・・?■■ソーカナア■――」
「テンヤク■・・・■ソレワ■ムズカシイカモ■シレナイガ■――。」
「テンヤクネエ■――■ムズカシイ、■・・・■トモ■イエナイト■オモウガ■・・・」
他にこれといったルールはないので、それほど難しいものではないのですが、原本では棒線や点線の長さがまちまちになっていることが多いものです。
とても長く沈黙していたり、逡巡していたりすることをあらわすのに、
「・・・・・・・・・・・・」なんて、ただ長々と点線が続いていたりします。
『てびき』では、「長い線と短い線を区別する必要があるときは、長さを増しても良い」となっていますが、点字を読む人に聞いたところによると、どうしても区別が必要なとき以外は、線類を長くするのはなるべく避けて欲しいということです。
やはり、わずらわしいというか、読みづらいのでしょうね。
棒線か点線か、わかれば良い、ということだと思います。
棒線は、2・5の点のマスがふたつ、点線は、2の点が3マスです。
ふつうはこれで充分で、原本にどんなに長く書いてあっても、マス数を増やす必要はない、と覚えていてよいと思います。
マス数を増やすべき場合、というのは稀だろうと思います。
それでも、増やすのは一応「可」ですが、減らすのは「不可」です。減らすと別の記号になったり、意味がわからなくなったりします。

原本で使われている=(イコール)は、棒線に置き換えることができますが、原本の内容によっては、「イコール」と仮名書きします。
『てびき』では、「文脈によっては」と書かれていますが、棒線に置き換えられる場合と、「イコール」の場合では、やはり多少受け取るニュアンスが違う、ということだと思います。
「専業主婦=三食昼寝つきではない」と書いてあったら、「=」は「イコール」の方がいいような気がします。
でも、「ウィリアム・アイリッシュ=コーネル・ウールリッチ」なら棒線の方がいいかもしれません(ちなみにアイリッシュとウールリッチは同一人物です)が、こういったことは、点訳する人によっても、感じ方・捉え方が異なる部分だと思います。

次は、矢印類です。
原本に、→、←、←→が書かれていたら、点字でもおおむねその通り書きます。
電車の停車駅を順番に書いているときなどによく使われます。
用法は、前後を1マスあけにする、ということですが、もし、
「→名古屋→東京→」なんていうふうにカギに囲まれていたら、
「→■ナゴヤ■→■トーキョー■→」というふうにカギの内側は続けていいのだろうと思います。
矢印の前後に別の記号がくることはあまりないので、ハタと考えてしまいましたが、基本的には棒線・点線と同様に考えて良いと思います。
これも、必要に応じて長さを変えてよいとなっていますが、原本での長さはどうあれ、無意味に長くしないほうが良いでしょう。

波線(〜)
これは、以前も触れましたが、点字では範囲を表す場合にのみ使います。
数量でも時間でも場所でも、
「40〜60個」「東京〜大阪」「2時〜3時」といった場合に、3・6の点を2マス続け、前後は空けないで書きます。
原本で、範囲以外のことを表すのに「〜」が用いられているとき、例えば、棒線や点線のような意味で使われている場合は、波線は使わず、適宜他の線類に変えます。

波線の前後は続けるのが原則ですが、行末に波線まで入るときは、そこまで入れてかまいません。
たとえば、「6時30分〜8時まで」というようなとき、「6ジ■30プン〜」までは行末に入るのだけれど、「8ジマデ」は入らない、というとき、波線のところで切って、次行に「8ジマデ」を入れるのは良いそうです。
行末に「〜」があることで、次行の最初には、範囲を表す語の後半がくるのだな、ということがわかるからだと思いますが、逆に、行頭に波線からの部分がくるのはよくありません。
「〜8ジマデ」を行頭に持ってきてはいけないんです。
前行に取り残された「6ジ■30プン」が何を意味するのかよくわからない、ということもあるのかもしれません。

範囲を表す語の後半部分がなくて、波線の終わりに助詞・助動詞がくるとき、つまり、「団体割引は20人〜です」というようなときは、『てびき』にも書いてありますが、「20人〜です」を「20ニンカラデス」というように言い換えたほうがいいですね。
波線は範囲を表すという前提で使う記号なので、範囲とは関係ない語がくるのは避けたほうがいいということであろうと思います。誤読にもつながりそうですし。
Tエディタで波線を使って打ってみたのですが、画面上は一見おかしくもないので、こういったところは気をつけなくてはなりませんね。

範囲を表す波線は、小説などよりも、広報とか、何かの案内などによく出てきます。
「手芸教室の募集人員は15〜20人、開催時間は3時〜5時、託児受付は1歳〜5歳」なんて感じですね。
ときどき、およその数を表すのに、「〜」を使っている場合があります。
「ビーズは40〜50個ご用意ください」「3〜4人のグループで活動します」
およその数も、だいたいの範囲を表しているといえますので、そのまま波線を使って書いてもいいですし、およその数だということがはっきりしている場合は、「数符4数符50コ」「数符3数符4ニンノ」と書いてもいいと思います。

点訳で使われる線類はこれだけです。
原本で多様な形の線(〜〜〜、===、など)が使われていても、ほとんど棒線で対応するしかありません。
矢印や波線は決まったところにしか使えませんし、点線も原本が点線以外の線のときには使いにくいですね。
でも、点線・矢印・波線以外はみんな棒線、と考えれば使い方は単純ですので、他の(これから登場するものも含めて)記号類より、簡単に覚えられると思います

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  練習問題 25
 1.息子の学校カバンから1週間も前の学級通信がしわくちゃになって出てきた。――「保護者会と、授業参観のお知らせ」。・・・まったく、同じクラスのAさんから教えてもらったからいいようなものの、そうでなければ、何も知らずに返事も出さないでいたところだった。

 2.「――保護者会は、水曜日〜金曜日までの三日間、ご都合のいい曜日と時間をお知らせください」か。えーと、水曜日は都合が悪いから、木曜日にしてもらおうかな?――いや、木曜日は<スーパー・アチャヤマ>の特売日だ、これははずせない――じゃ、金曜日、と。なにせ卵が1パック50〜60円で売られるのだから、なんとしても早めに行ってゲットしなくっちゃ。お一人様1パック限りだからなあ・・・、1回買ってまた戻ってもう1パック、なんてのはかわいいほうで、見ていると5回くらい卵売り場とレジの間を往復している剛の者もいるし、家族総動員で何回も往復、なんて一家もいる。あんなに卵ばっかりどうするんだろう・・・? ――――おっと、次は授業参観だ。

 3.なになに・・・「授業は、火曜日(明日じゃないか!!)に、国語→歴史→数学→体育→英語の順で行います。ご都合の良い時間にご見学を――」か。体育の時間に見に行くと息子は嫌がる。なにせ筋金入りの運動音痴だ。親の因果が子に報い・・・じゃないけど、運動が苦手なのは親の遺伝――私も亭主も、運動会の日には雨が降りますように、と祈ったくちだ――なんだから、これは仕方がない。じゃあ、一番問題のなさそうな歴史にしようかな。

 4.でも、うちの息子にとっては、歴史=戦国時代だから、ほかの時代のことはからっきしなので、戦国〜江戸時代以外の授業だったりしたら、悲惨な光景を目にする羽目になるかもしれない。家康――秀忠――家光――家綱・・・なんて江戸幕府の歴代将軍はすらすら言えるのに、『源氏物語』を書いたのが誰かも答えられないんだから、偏りがありすぎるというものだ。

 5.じゃ、仕方がないから英語の授業でも見に行くかな。・・・そうそう、こないだの単語テストで、「meet」を「meat」と書いて、先生に「そんなにお腹がすいてたのか――?」って笑われたとか・・・。英語も期待できそうにないけど、数学よりはまし、ということで、「英語」にチェック、と。時間は5時限目だから、2時〜2時50分ね。帰りに<アチャヤマ>でジャガイモとニンジンと玉ねぎ――晩はカレーにするつもり――を買うことにしようっと。忘れないように、メモ、メモ・・・・。
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<練習問題25>について

線類の使い方で、そんなに難しいところはないですね。

1.
――「保護者会と、
この、カギの前の棒線は、そのあとを1マスあけていいと思います。
囲み記号の内側は続けていいのですが、この場合は外側なので。
・・・まったく、
この点線も同様に後ろを1マスあけます。
どちらも、前の文章には句点がついて一度終わっていますので、前は2マスあけます。

2.
「――保護者会は、
ここの棒線は、カギの内側ですので続け、後ろには語句がきていますので、1マスあけます。
「――■ホゴシャカイワ  と、なります。
木曜日にしてもらおうかな?――いや、
ここはどうしたらいいでしょう?
「?」で一度文が切れていると解釈すれば、棒線の前は2マスあけですが、あとの方を読んでいくと、もう1本棒線があって、どうやら棒線と棒線の間にべつの文を挿入しているような形です。と、すれば、後ろの「じゃ、金曜日、と。」まで一続きの文章だという解釈もできそうです。
そうであれば、それぞれの棒線の前後は1マスあけるだけで良かろうと思います。
もちろん、いや、やはり「?」で文章は切れている、という考えもまったく認められない、というわけではありません。

卵ばっかりどうするんだろう・・・? ――――おっと
これはあきらかに、?で文章が切れていますね。
ですから、つぎの棒線の前は2マスあけます。
「おっと」の前は1マスあけます。
ここの棒線は他の棒線に比べると多少長くなっていますが、長くないとならない理由はとくにないと思いますので、規定通りの長さにします。
1パック50〜60円で
ここでは範囲を表す「〜」が使われていますので、点字でもそのまま波線を使っていいと思います。
ただ、「50円とか60円とか、だいたいそれくらいの値段」という大雑把な言い方ですので、およその数で「数符5数符60エン」でもいいと思います。

3.
なになに・・・「授業は
ここの点線のうしろはどうするのがいいでしょうね?
カギに囲まれた別の文章が始まっているので、点線の後ろは2マスあけたほうがいいでしょうか?
しかし、ずっと読んでいくと、カギの閉じのあとに「か」という助詞がきて、ここで一続きの文が終わっているようです。
だから、「なになに」から「か」までの文章の中にある点線なので、カギの開きの前は1マスでいいと思います。
国語→歴史→、
ここは、そのまま点字の矢印記号を使えばいいですね。
あとの点線や棒線も語の中に挿入されていて、記号類ともくっついていませんし、文の切れ目にも使われていませんので、前後1マスあけになります。

4.
歴史=戦国時代、
この=は「イコール」と読むのがよさそうですね。
ここのお宅の息子さんにとっては、「歴史は、すなわち戦国時代」ということで、私たちもこういうときには、「イコール」とよく言います。
戦国〜江戸時代
範囲を表していますので、波線を使って書きます。
家康――秀忠――
ここも、原本どおり棒線で繋いでいっていいと思います。

5.
お腹がすいてたのか――?」って
棒線のあとの?は続け、またカギの閉じも続けます。
そして、「って」も続けることになりますから、
オナカガ■スイテタノカ■――?」ッテ となります。
2時〜2時50分も範囲を表しているので、波線を使いますが、波線まで行末に入れば入れますし、また「2時50分」は「2ジ■50プン」と切りますので、この「2ジ」まで入るようなら、次行には「50プン」だけになってもかまいません。
――晩はカレーにするつもり――
この棒線もそれぞれ前後1マスあけ。
メモ、メモ・・・・。の点線もいくらか長いですが、普通の3マスの点でOKです。
すぐ続けて句点を打ちます。


ツナギ符類(『てびき』p71〜72)

ツナギ符は、すでにいろいろな場面で出てきました。
復習してみましょう。
1.数字とア・ラ行の仮名が続く場合
「1塁・3塁にランナーがいたので3ランホームランになった」というようなときです。
2.1語の中でアルファベットと仮名をひと続きに書くとき
「SちゃんはAB型」というようなとき。
3.1語の中で外国語引用符のあと仮名を続ける場合
「ちょっとAsia的なballads集」というようなとき。
4.動植物名などで、区切りがあるといえばあるけれど、切ってしまうとわかりにくくなる場合
「ゴイシツバメシジミ」など。
5.固有名詞のあとに接尾語や造語要素が付くのだけれど、誤解を生むかもしれない場合
「将軍義昭らが・・・」というようなとき。因みに、義昭(よしあき)は室町幕府15代将軍、2代将軍は義詮(よしあきら)。
6.地名・自然名などで短い普通名詞部分を続けるとわけがわからなくなりそうな場合
「ハル湖」「ボー山」など。
7.ハイフンの代わり
「瑞穂区惣作町2-27-3」「電話 052-871-2255」など。
8.外国人名などに使われる「=」
「ダ=ビンチ」「ド=ゴール」など。
9.あとで出てくる、伏せ字記号とそれに続けて書くべき仮名の間
10.これもあとで出てくる、パーセント記号とそれに続けるべき仮名(助詞・助動詞を除く)との間

だいたいこんなものでしょうか。
とにかく、ほんとは続けて打ちたいんだけど、表記上の問題があって続けてしまうわけにはいかない、とか、ルール上は切って打つことになっているんだけど、切ってしまうと意味が取れないしなあ、というような状況で威力を発揮します。
ツナギ符には、第1と第2がありますが、普通は第1を使います。
どうしても2種類の記号を書き分ける必要があるときだけ、第2を使っていいことになっています。

ツナギ符の前後はマスをあけません。
ただ、行末にツナギ符まで入れて、そのあとを次の行頭に持っていくことはできます。
第1ツナギ符は、3・6の点ですから、第1カギと同じ形です。それで、ちょっと考えると、第1カギの中で第1ツナギ符を使うのはまずいんじゃないか? と思ったりするのですが、それは大丈夫です。読めばわかる、ということでしょう。
但し、第1カギの中で、第1ツナギ符の直後で行替えするのは避けます。
カギが始まって、そのあと行末に3・6の点があると、これはカギを閉じたんだな、と思ってしまうそうです。

パソコンで、画面を墨字にして打っていると、数字やアルファベットのあとのツナギ符の付け忘れは、すぐに気がつきます。
前に書いたように、パソコン点訳では、気をつけなければならないのは、ツナギ符を付け忘れることではなく、要らないところに付けてしまうことです。

それでは、練習問題をどうぞ。

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  練習問題 26
 1.店内にはjazzっぽい曲が流れていた。あの頃は、売れる前のミュージシャンたちがよく来ていた。腕はまだまだ二流半ぐらいだが、センスと志は一流、という連中だった。あれは、G軍が例の9連覇のあと初めて敗けた頃だから、何年前になるのだろう。

 2.彼とはこの店で会った。T大学の学生だった。話題豊富で、人の気をそらさない、会話のテンポの速い、気のきいた男の多い中で、(今、「おおいなかで」と打って漢字変換したら、「大田舎で」って出てきてビックリした!)、見た目はいかにも人づきあいの悪そうな奴だった。

 3.「T大で何してる?」「たいして何もしていない」「ふーん」・・・会話はそこで切れてしまう。それでも、うるさがられない程度にあれこれ聞き出したところによると、専攻はアメリカ労働運動で、山岳部に籍があって、今は、仏像の絵を描いている、という。なんと一貫性のない奴だ!

 4.けれども、自分の好きなことについては、案外よく喋る、ということがわかった。Wagner法がどうの、Taft-Hartley法がどうのと言っているかと思えば、どこぞの勢至菩薩がいい、とか、Kamchatka半島の4000m級のKlyuchevskaya山がどうとか、と、ひとが知らないと思って、勝手なことを言っていたような気もする。

 5.その彼が、T大卒業後、ふっつりとこの店に現れなくなった。一流商社の内定を蹴って、中南米を放浪している、という話もきいた。ベネズエラのマラカイボ湖の近くで見かけた、という、まことしやかな噂もあった。当時、この店でよく出会った、井上、佐々木、キム等とは、その後何度か会う機会があったが、彼とは結局それっきりだ。
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<練習問題26>について

ここは、ツナギ符の練習なので、ツナギ符関連のことだけ少し取り上げてみます。

1.「jazzっぽい」にはツナギ符が要りますね。「jazz」は外国語なので、外国語引用符を使います。 「っぽい」は接尾語ですから、切ってしまうわけにはいきません。「引jazz引3,6の点ッポイ」と打ちます。
 「一流」とか「二流半」とかいうのには、ツナギ符は要りませんね。「リュ」は、点字ではア行、ラ行の字が前に(数字の直後に)出ませんので、誤読の心配はありません。
 「G軍」と「9連覇」には、必要です。

2.「T大学」には、ツナギ符は要りません。「大学」が3拍以上あって、もともと離して打つ言葉だからです。「外大T■ダイガク」ですね。

3.それに対して、「T大」と略すと、ツナギ符が必要になります。「外大T3,6の点ダイ」です。

4.「Wagner法」「Taft-Hartley法」は、「Wagner」も「Taft-Hartley」も外国語の名前なので(多分)、外国語引用符でくくった上で「ツナギ符ホー」と続けます。
「Taft」と「Hartley」の間は、英文記号のハイフン(形は邦文記号のツナギ符と同じ)です。(何の説明もなしに、突然出てきてすみません)
 「Kamchatka半島」は「半島」が3拍以上なので、離す言葉です。よって、外国語引用符を閉じたあと1マスあけです。
 それに対して「Klyuchevskaya山」は、「サン」が2拍で切るわけにいかないので、外国語引用符閉じのあと、ツナギ符を挟みます。

5.「マラカイボ湖」はどうでしょうね? 悩むところです。
「山中湖」「猪苗代湖」などにはツナギ符は要らないと思います。
「ミシガン湖」「レマン湖」「ヴィクトリア湖」でも要らないでしょう。
要は、仮名書きになったときにわかるかどうか、「マラカイボ湖」の知名度によりますね。
「マラカイボ」という地名は初耳というわけでもないような気はしますが、「マラカイボコ」と書いてあったときに戸惑わないかどうかは、なんとも言えません。
念のためにツナギ符を付けておく、というのも、ひとつの方法だろうと思います。
ただ、何でも念のため、といって付けすぎるのはまずいですね。
私は勝手に、「マラカイボ湖」あたりが境界線かなあ、と思って、つまり、この場合は付けても付けなくてもいいかなあ、と思っているのですが、どんなものでしょう?
自分の周りの人に手当たり次第アンケートをとってみてもいいかもしれませんね。
点訳者は、まず原本を見てしまうので、仮名書きの情報しかない場合のことを想像するのが非常に難しいのです。
 「キム等」はやはりツナギ符があった方がいいでしょう。漢字を見ないと「木村」と区別することができないだろうと思います。






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