この後、彼はしばらくお休み・・・。

鉄道の街大宮で体を休め、また走り出す事に備える。

そして秋、彼女の替わり、ここに姿を現す

 磐越西線 五十島〜三川

2月・・・・
近年これほど雪が降ったことは余りないが
この冬は違った・・・

待つ間にも雪は降り続き
体からぬくもりを奪い猿。

そんな降りしきる雪の中
彼は当時のままの姿で現れた。

左 磐越西線 中山宿〜沼上信号所

あの頃はもっと雪深かったのだろうか・・・

その中を彼は歩みを続ける・・・

世界的名医を排出したこの地
待つ母は、囲炉裏火に何を思う・・

右 磐越西線 翁島〜更科信号所

午後になって更に雪の降り方が強くなる。

お立ち台にて待つも
状況は悪化するばかり・・・・

その中・・・汽笛が聞こえた・・・

何故か冬の汽笛は哀愁を感じさせる

左 磐越西線 東長原〜磐梯町

上り坂も後わずか
雪かき分け、力を振り絞る

振り返れば地元の翁
懐かしげに彼を見送っていた・・・

寒い寒い冬の出来事・・・・
最後に人の温もりを感じた一瞬・・・

上 磐越西線 磐梯町〜更科信号所
右 磐越西線 山都〜喜多方

疲れを癒した彼は
この年の「ばんえつ物語号」のラストを締めくくるべく
この路を走ってきた。

彼が再びこの地に現れたのは何年ぶりだろう・・・・

何時もと違う時間、何時もと違う牽引機
でも何時もと変わらぬ景色がそこにある

左、右下 磐越西線 更科信号所〜翁島