うちも玄箱を入手しました。早速Debian化して、 120GB宅内ファイルサーバとして使用しています。
HDDはそのとき一緒に売っていた日立のHDS722512VLAT20を入れています。
しかし、適当に買ったのが悪いのか玄箱が悪いのか動作中の音がかなり響いてます。
せっかくのサーバなのにうるさくてとめたくなってしまうぐらいです。
そこで、動作していないときはHDDの回転を止めるようにhdparmというソフトを導入しました。
hdparm -S 12 /dev/hda
とやると、12かける5秒で、1分のアイドリング後にHDDが停止します。これを起動時に実行するように設定してOKです。
ただしこのままだと、ディスクのフラッシュやログ記録などですぐにに動作してしまうので、もう少し設定と、ソフトの導入をします。
noflushdというデーモンを常駐させます。これは、ディスクへのフラッシュを抑制するデーモンなので、HDDは動作しなくなりますが、ログなどは停電などで消滅することあります。
現在はsyslogなんかも止めてしまって、使うときだけHDD動作をほぼ実現しています。他のマシンを電源入れておくとたまに動き出すんですが何ででしょうね?
起動時の自動起動に設定するためには、いくつか弄くる必要があります。 Debian化しているのでhdparmやnoflushdは
apt-get install hdparm
でインストールします。
自動起動は、/etc/init.d/の下に起動用スクリプトがあるので、そこにhdparmという名前で
#! /bin/sh hdparm -S 36 /dev/hda echo 100 0 0 0 500 20000 60 0 0 > /proc/sys/vm/bdflush
を作成しました。hdparmは3分で停止の設定。次の行は出来るだけディスクフラッシュを行わないように設定しています。
noflushdの方はインストールして起動したら設定が出来上がったのでそのままです。
次に起動用スクリプトを起動時に呼び出すように設定します。玄箱はランレベル2で動作しているので/etc/rc2.d/の下を書きかえます。
S14ppp S20inetd S20makedev S20webmin S80noflushd S99kuro_boot S20exim S20kuroevtd S20samba S50proftpd S89hdparm S99rmnologin
自分はログなんかも止めてしまったのでこれだけです。kuroevtdは止めてしまうと電源長押しで停止できなくなってしまうので止めないようにしています。
04-06-13
その後も調べてみた結果、noflushdだけでHDDの回転を止められるようです。 また、syslogの20分おきの記録 --MARK-- もオプションで止められるので、syslogを止めなくてもよくなりました。
オプションは設定ファイルから与えられるので、次のようにします。
/etc/init.d/sysklogdファイルを編集します。
SYSLOGD="-m 0"
とします。
現在の問題としては、同じLAN内のPCを使っていると特に玄箱にアクセスしなくてもHDDが回ることがある点です。Windowsが名前解決のために使っているブロードキャストが行けないような気がするのですが…
04-07-11
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