松室内科クリニック


骨粗鬆症について



 


★骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨が脆くなり骨折しやすくなった状態をいいます。進行すると骨は軽
石のようにスカスカになります。年を取ると誰でも骨は脆くなります。特に女性閉経後女性ホルモンが減
少すると急速に骨粗鬆症が進行します。骨粗鬆症になるとちょっとしたことで骨折してしまいます。例えば
転倒する、しりもちをつく、階段から降りる、重いものを持つことなどで骨折してしまいます。ひどい場合は
咳をしただけで骨折する人もおられます。

骨粗鬆症とは骨吸収(骨が破壊され吸収されること)に較べて骨形成(骨が作られること)が少な
い状態が長期間続き、骨量が減少し、骨折しやすくなった状態を言います。

★骨粗鬆症の症状
腰背部痛、猫背など。
骨折があればその場所の痛み。

★骨折しやすい箇所
脊椎骨(圧迫骨折:背骨が押し潰される骨折)
大腿骨頚部(太ももの付け根の骨が折れる)
手首の骨

★骨粗鬆症の予防
若い頃よりカルシウム(牛乳、小魚)を十分に摂取し、よく運動をしておくと予防が出来ます。日に焼け
ることも予防に役立ちますが、紫外線が人体に対して有害(しみや皮膚癌の原因)ですので、これは止めた
ほうが良いでしょう。喫煙やアルコールは骨粗鬆症を悪化させます。。このような予防策を講じても骨粗鬆
症になりやすい人となりにくい人がおられますが、これは遺伝的な要因が考えられます。家族歴のある人
は要注意です。

★骨粗鬆症治療の目的
骨折を予防し、寝たきりにならないようにすることが治療の目的です。。そのためには転倒しないように
することが大切です。段差に注意し、重いものを持たないようにします。杖をつくのも良い方法です。急が
ず、慌てず、落ち着いて行動してください

★骨粗鬆症の診断
診断にはいくつかの方法がありますが、当院ではX線を使用するMD法を行っています。これは第二中手
骨(人差し指の根元の骨)のX線を撮り、骨の陰影濃度から骨密度を算出する方法です。結果が出るまで
に約1週間ほどかかります。

★骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症と診断されたからと言って、突然カルシウムを補給してもすぐには間に合いません。それよりも骨
折しないように注意することが大切です。そのうえでカルシウムを摂るように心がけ、運動も行ってくださ
い。治療はきちんと通院し必要なお薬を飲み続けることです。お薬には以下のようなものがあります。これ
らの中からその患者さんに最適な薬を選んで内服していただきます。

骨吸収を抑制するもの               骨形成を促進するもの
        カルシウム                      ビタミンK2
        エストロゲン(女性ホルモン)           
        ビタミンD
        ビスフォスフォネート