晶くんシリーズ掲示板小説集

作・真城 悠
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晶くんシリーズ10 「ある教室の風景」(2002.9.16.)

「それにしてもさー」
 クラスメートの1人が言った。
「セーラー服っていいよなー」
 今は休み時間。クラスメート数人が教室の隅に固まってだべっていた。
「そーそー!」
 もう1人が同意する。
「あのお腹が出てるのがいいんだよ」
「最近の女子高生がブレザーばっかりでイカン!」
「あの無茶苦茶短いスカートのあれって“ブレザー”なのか?ブレザーの上着着てるのなんか見たことねーぜ」
 なかなかにしょーもない話で盛り上がっている。
「どーだよ白鳥!」
 晶にお鉢が回ってきた。
「“どう”って何が?」
「セーラー服いいよな?」
「・・・いや、全然」
「どーして?」
 晶はちょっと考えてから言った。
「だってさあ・・・」
 その意味深なリアクションに皆の注目が集まる。
「あれって無茶苦茶脱ぎにくいんだよ・・・。着にくいし、夏は暑いし冬は寒いし。ブレザーの方がずっといいな」
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 周囲が凍りついたことにしばらくして気が付いた晶であった・・・。