
| おかしなふたり 連載481〜490 |
第481回(2004年01月16日(日)) 言うまでも無くこんな考えは言語道断、全く考えられない愚策である。 世の中には女性の衣装と一言で言ってもそれこそ星の数ほど存在する。これまでに着せられたものは比較的“常識的”なものが多い。大半は女子の学生の制服だし、チャイナドレスとかウェディングドレスなんてのもあったけど、まあそんなもんだ。 しかし、“刺激の強い”衣装なんて幾らでも思いつく。やれボンデージだのストリップの衣装だの・・・。 今一番恐れるべきは聡(さとり)の考えがそっちに流れたりしてしまうことである。 ひょっとしたらいずれはたどり着いてしまうのかも知れないけども、出来ればなるべく遅らせたいではないか。 |
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第482回(2004年01月17日(月)) それにしても・・・。 人間何にでも慣れるもんだ、というのをどこかで聞いたんだか読んだんだかしたけども、・・・本当だった。 ほんの一ヶ月前までは“スカートを履き慣れる”なんて世にも奇妙なことになってしまうなんて本当に考えもしなかった。 初めのうちはとにかく頼りないと言うか、ちょっとありえない格好だと思っていた。 まあ、心ならずもスカートを履かされる羽目になった男が等しく感じる感情ではあるだろうが、本当に理不尽な衣装である。 一体この形式にどんな合理的なメリットがあるというのか。 一番驚いたのが、“座れない”ということだった。 いあ、座って座れないことは無い。しかし、椅子に座るのならともかく、地面に直接座ろうとすればよほど巧みにスカート全体を操らなくてはたちまち下着が一方から覗けるようになってしまう。ましてや最近の女子高生みたいな短い短いスカートでは前かがみになるだけで下着が見えてしまいそうである。 |
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第483回(2004年01月18日(火)) ・・・けど、何と言うか余りにも晒され続けてしまったお陰で、このところはスカート姿にされる度に、まるで脚の表面に“薄皮”が新たに一枚張ったみたいな感じを味わっていた。 上手く言えないのだが、着ていたズボンをたちどころにスカートにされてしまって味合わされる「むき出しになった脚の心細い感覚」が薄れてきたのである。 勿論、“完全に同じ”という訳にはいかないが、スカートはスカートで“あり”かなと・・・。 何と言うか・・・ともかく“慣れた”としか言いようが無い感覚に突入し始めていたのである。 これは女性の身体のつくりにも関係があるのかな?・・・と歩(あゆみ)はそれほど詳しくない知識で考えたりしていた。 確か女性って男に比べて皮下脂肪が厚くて、それで全身が柔らかいんだよな・・・。 その分「寒さにも強い」のでつまりは露出度が高くても大丈夫であると・・・。 |
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第485回(2004年01月19日(水)) ちょっと強引な推理だったかもしれない。 ともかくこの暑さでは露出度の高いスカートはある意味ありがたかった。だって涼しいんだもん。あとは恥ずかしさが我慢出来ればむしろ過ごしやすい。 まあ、いつまで経っても違和感をバリバリ感じるしか仕方が無い衣装なんてのはこの世にあるまい。そうでなくては世の中の半分・・・つまり女性ってことだが・・・はまともに生活すら出来なくなってしまう。日本人女性なら義務教育のどこかで制服にスカートがあるだろうからね。 だが、何とも感触が可笑しい。 |
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第485回(2004年01月20日(木)) 歩(あゆみ)は思い切って目を開けてみた! ・・・目の前で聡(さとり)がニコニコしている。 「どお?」 そう言われて視線を下げてみる。 「あああっ!」 目の前に形のいい膨らみがある。 それはいいそれは。いつものことだから。 だが、いつもと違っていたことがある。 制服・・・制服じゃないっ! 「な、何だよこれわあっ!」 歩(あゆみ)は・・・なんとテニスウェアに身を包んでいたのだ! |
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第486回(2004年01月21日(金)) 「せ、制服と違うじゃないか!」 「あ、ごーめーん」 聡(さとり)は口では謝っているが、申し訳なさそうな態度は微塵も無い。 ふと気が付くと、うなじが露出している。さっきまでは長い髪が背中まで垂れていたのに。軽く頭を動かしてみると、確かに髪の重さは感じる。 ・・・どうやらポニーテールにまとめられているらしい。徹底的に「スポーツ少女」にしてくれたらしい・・・。ふと見ると手首にはしっかりリストバンドまで付けられているではないか! 「うーん、やっぱり似合うなあ。素材がいいからかな」 一応褒められているのだが、何とも複雑である。 「遊ぶなよ!」 「まーそー硬い事言わずに」 脚が殆ど露出しているのは相変わらずだが、確かにいかにも健康的で、自分の脚ながら実にまぶしい。 「この間はブルマに体操服着てもらったから、そのお礼」 「あのなあ」 お礼の意味が全く間違っている。 |
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第487回(2004年01月24日(月)) 「あー、じゃあさっさと行くぞ」 心持ちいつもよりも短い様に見えなくも無いスカートが可愛い“兄”が何やら念じると、“妹”の制服はずずず・・・とスカートが伸びて足にまとわりつき始める。 それは程なくしてズボンとなり、胸元からは可愛らしいリボンが消え、ぶかぶかで女子のものに比べて明らかに味も素っ気も無い男子の制服に変わる。 「あによ。いつもの制服じゃない」 すっかり“男装の少女”となった妹が言う。 「いーんだよ。特に思いつかないし」 「これから服交換するんだけど、おにーちゃんこれでいいの?」 ・・・言われてみればそうだな。服を交換するって話になってたんだった。 とはいえ、別に今すぐ着てみたい服があるほどオシャレじゃない。やっぱり男は女に比べてそこまで衣類に拘泥しないものだ。 「ま、いいよ別に」 |
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第488回(2004年01月22日(土)) 結局すったもんだあったわけだが、パンツの上から履くという“見せパン”であるところのアンダースコートの・・・少しだけごわごわした感じが違和感だったことに気が付いた。 軽くぷんすかしてみせる歩(あゆみ)。 何ともねじれた話である。見せたくないのならば、こんなに激しく動き回るユニフォームでスカートなんぞ着せなければいいのだ・・・と歩(あゆみ)は思った。 実際、女子の卓球の選手なんてみんな短パンじゃないか。 でも卓球はそれこそスカートがめくりあがるほど激しい動きは・・・するのか。でもそれでもテニスほどではあるまい、とも思う。まあ、卓球が地味なのはそのせいもあるのかもしれない・・・などと全く大きなお世話を思い浮かべる。 結局、肩紐の無いスポーツブラまで付けさせるという聡(さとり)のある意味涙ぐましい(?)努力も、すぐにごく普通の女子高生の制服姿に変換されたのだった。 ちなみにこの兄妹の能力は「女物→女物」の変換は全く問題なく行うことが出来る。勿論歩(あゆみ)の側から「男物→男物」も出来る。 |
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第489回(2004年01月23日(日)) 「その場で回ってみて!」とか「一回だけでいいから思いっきりラケットを振った動作をしてスカートめくり上げて!」とかのたわけたリクエストを軒並み跳ねつけた歩(あゆみ)。 とかいいつつ、一回だけスカートをめくられてしまったのだが、まあ見せてもいい下着らしいのであんまり気にしないことにする。 とにかく急いでいることを伝え、さっさと女子高生姿にしてもらう。ポニーテールはそのままだ。ああ、また新しい髪形を開拓してしまった・・・。 図らずも休日の一般家庭の台所に違う制服の女子高生が二人光臨した。傍目には美人姉妹というところだ。 |
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第490回(2004年01月24日(月)) 「あー、じゃあさっさと行くぞ」 心持ちいつもよりも短い様に見えなくも無いスカートが可愛い“兄”が何やら念じると、“妹”の制服はずずず・・・とスカートが伸びて足にまとわりつき始める。 それは程なくしてズボンとなり、胸元からは可愛らしいリボンが消え、ぶかぶかで女子のものに比べて明らかに味も素っ気も無い男子の制服に変わる。 「あによ。いつもの制服じゃない」 すっかり“男装の少女”となった妹が言う。 「いーんだよ。特に思いつかないし」 「これから服交換するんだけど、おにーちゃんこれでいいの?」 ・・・言われてみればそうだな。服を交換するって話になってたんだった。 とはいえ、別に今すぐ着てみたい服があるほどオシャレじゃない。やっぱり男は女に比べてそこまで衣類に拘泥しないものだ。 「ま、いいよ別に」 |