C.I.R.Z special in 明宝(2001-10-07)

今日は、東海地方のバイク雑誌「Bike Guide」のイベント、C.I.R.Z.の開催日。
なんでも、今回はスペシャル版ということで、参加者全員がカラー掲載されるという。
これに、参加しない手はないということで、ぴろちゃんの呼びかけ(?)で、うっしーさん、ぴろちゃん、私の3人で、会場であるめいほうスキー場に行くことになった。

朝7時過ぎに、いつものように駐輪場からバイクを取り出す。
空は、あいにくの曇り空。今すぐに降りだしそうという程ではないが、三重県の午後の降水確率は50%、気分が重くなってくる。
ただ、目的地の明宝の降水確率は、ずっと低い様子。うっしーさんと、ぴろちゃんが待っていることだし、気分が重いながらも、雨に降られないことを祈りながら、エンジンに火を入れ、北へと向かう。

R1を経て、R23を名古屋方面へ、愛車のZZ−R400を進める。途中のコンビニや喫茶店には、何台ものバイクが連なっている。きっと、ツーリングの待ち合わせだろう。目的地は一緒なのだろうか?
それにしても、今日は台数が多い…。

桑名市内で、R23を降り、長良川右岸の堤防道路へ向かう。
ところが、なんと路面が濡れているではないか!!
木曽三川は、ただでさえ、朝晩の霧が発生しやすいところ、「コース選定をしくじったのか」と不安を募らせながら、川に近づいていくと…。

「よかった〜、霧は出てない。」空も、雲に覆われているものの、明るい。ただ、進行方向の一部にもやがかかっているところがある。不安は拭い去れないものの、気を取り直して、愛機に鞭を打つ。
長良川堤防道路は、ガードレールこそ少なく転落事故も多いものの、見通しがよく信号も少ないので、かなりのスピードで流すことが出来る道路である。ただ、今日は路面が濡れており、釣りを楽しむ人々も多かったので、普段より緩めのペースで流していく。

8時過ぎ、道の駅「クレール平田」で最初の休憩を取る。ここまで、約1時間。体力的には十分なのだが、この時期の朝夕は十分に涼しい。しかも、出掛けにコーヒーを飲んでいる。生理現象には勝てない…。

この「クレール平田」は、1年ほど前に出来た道の駅なのだが、近くにお千代保稲荷があり、生鮮野菜が即売されていることから、結構賑わっている。名物は「よもぎドーナッツ」と「よもぎソフト」。詳しいことは、別の機会にして…。
さて、待ち合わせは、9時半に美並の道の駅。今日は高速を使う予定はないので、時間はギリギリ。
タバコを一本だけ吸うと、すぐに出発する。ここにも、何グループかのツーリング集団がいる。きっと、彼らとは現地で会うことになるのだろう。

「クレール平田」を出発して、数分後。豊臣秀吉が一夜で築城したという墨俣一夜城にそろそろ、さしかかろうとした頃、ついに畏れていた出来事が…。何かがメットにぶつかり、音を立てている。シールドも歪みだす。アスファルトはますます黒さを増していく。
多少、降られることは覚悟していたものの、こんなに早く降られるとは思わなかった。ただ、空はまだ明るく、局地的な雨のようだ。また、フルカウルのZZ−Rでは、止まらない限り、少々の雨では濡れない。
結局、レインウェアを着ずに走り続ける。途中で1度信号で止まったため、ジーンズはびしょびしょになったものの、走っているうちに乾くだろう。幸い、今日はそれほど寒くはない。

R21を経て、R156へ。ほとんどのライダーは東海北陸道を使うのだろう。見かけるライダーはタンデム組ばかりになってきた。社長も連れてくれば良かったのかなぁ、でもきっと誘っても来ないだろうな、後ろは嫌だとかいって…。
ここで、少し感傷的になってしまう。
R156は美濃までの間、結構混みあい、一気にペースが落ちる。ここから、腕時計とのにらめっこが始まる。
とはいえ、安全第一なので、無理はしない。とばしても縮まる時間はしれている。イザとなれば、高速に乗ればいいだけだ。

気がつくと、青のVFRの後ろを走っていた。きっと行き先は同じなのだろう。
結局、岐阜市内から美並の道の駅まで、一緒に走ることになった。
ライダーとは不思議なもので、同じペースで一緒に走り続けていると、すごい親しみを感じることがある。一言も言葉を交わさないのに…。こういうのもバイクの魅力なのだろう。

そうこうしているうちに、道の駅 美並 に到着。時間は9時半の少し前。ちょうどいいタイミングだ。
ぐるっと、駐車場を一周するが、うっしーさんもぴろちゃんも見当たらない。ひょっとして、一番乗りなのかな。
高速も混んでたみたいだし…。
と、思いきや、バイクを降りて歩いていると、うっしーさんを発見。ほかのバイクと一緒に止まっていたので、気がつかなかったのだ。

うっしーさんとは、久しぶりの再開。もちろん、ぴろちゃんもだが…。
今年は忙しくて、オフ会行ってなかったからなぁ。

程なくして、ぴろちゃんも到着。天気があまり良くなかったので、XJRでの登場かと思っていたのだが、じゅういち君(ぴろちゃん所有のZZ−R1100)でやって来た。しばらく会わないうちに、髪も伸びていた。
再開のあいさつ、雑談の後、10時過ぎに道の駅 美並を出発する。ふと気がつけば、青空が広がっている。

出発前のうっしーさん
うっしーさんを先頭に、ぴろちゃん、私の順番でイベント会場の「めいほうスキー場」へ向かう。
郡上八幡でR256(通称「せせらぎ街道」)に入り、いつになく安全運転のうっしーさんに従っていく。(実は、この時、うっしーさんは寒かったそうです。この季節、着るものには迷いますよね<笑>)

さすがに、ここまで来ると、周りはバイクだらけ。イベントをしらない地元の人はびっくりしてるんだろうなぁ。それとも、もう慣れたのだろうか。(この辺りは、結構バイク関係のイベントに使われている。スキー場の駐車場は広いからかな?)
途中で、何台ものバイクに抜かれながらも、あくまでもマイペースで走り続ける3台。それにしても、みんな飛ばすなぁ。

馬に迎えられ、11時前に目的地のめいほうスキー場に到着。
うっしーさんからエントリー用紙のコピーをもらい、せっせと記入。書き終わったらお約束の記念写真。

すると、ぴろちゃんに声をかける1組のカップルが…。不思議そうな顔のぴろちゃん。
なんと、今回は遠いので参加を辞退すると言っていた「こがいさん夫婦」だった。思いがけない対面に、びっくり。

さっそく、二人のバイクを見せてもらいに行く。
特にこがいさんは、社長と同じエストレアに乗っていることもあり、私は興味津々。唐草模様と初心者マークがトレードマークとのことだが…。

すると、そこには荷物を満載したぜファーχとエストレアが…。う〜ん、日帰りツーリングとは思えない。でも、トレードマークの唐草模様(の風呂敷)と初心者マークはバッチリでした。ブタさんのぬいぐるみも。これなら、街中で見かけても、すぐわかるだろうなぁ。

こがいさん夫婦は既に撮影済みとのことなので、再び私達のバイクのもとへと戻る。
左からぴろちゃんとうっしーさん
こがいさんのエストレアとやっちゃんのゼファーχ
バイクのところまで戻ってくると、ちょうど撮影班が回ってきたところだった。エントリー用紙を提出し、うっしーさん、ぴろちゃん、私の順で個人撮影。

ここで、遠方よりお越しのこがいさん夫婦は帰宅されるとのこと。今日は本当にお疲れ様でした。
残された3人は、集合撮影へと向かう。

集合撮影も無事に終わり、これでメインの目的は完了。
この後、抽選会もあるとのことだったが、あまりだらだらしていても仕方がないので、来る時と同じ順番で出発。

出発直後、ぴろちゃんが突然、停車。今度は見送ってくれている馬と記念撮影。(この時、うっしーさんと私も写されているとは思わなかったのだが…。)

撮影終了後、私が岐阜県の道の駅スタンプラリー挑戦中ということもあり、腹ごしらえを兼ね、とりあえず明宝の道の駅へ。
ここで、ぴろちゃんは「明宝味噌カツ定食」なるものを注文。頭に明宝がつくということは、明宝ハムの味噌カツなのだろうかと言っていたのだが、出てきたのは単なる明宝ハムサラダ付きの味噌カツ。ちょっと、ガッカリ。
うっしーさんは「カレー」、私は「焼きソバ定食」を食べる。

昼食後、来た道をただ戻っても面白くない、ということで、R256を経て、道の駅「ラステン洞戸」へと向かうことにする。三重から参加の私を気遣ってくれてのことだ。(ありがとー、うっしーさん、ぴろちゃん。)

郡上八幡からR256に入る。
暖かくなってきたからだろうか、うっしーさんも快調なペースで走っていく。それに続くぴろちゃんと私。
R256は、対向2車線の区間がところどころあるものの、基本的には1〜1.5車線でブラインドコーナーが続く山道である。こういう時には、先頭の負担が大きい。(うっしーさん、お疲れ様でした。)
途中で、高畑温泉という看板があり、崖下に旅館らしき建物が…。特に合図したわけでもないのだが、3人とも自然にバイクを止め、のぞきこむ。建物は比較的新しそうだ。川沿いにあることから景色も良さそう…。ただ、露天風呂はなさそう…。(国道から覗ける露天風呂は、また困りものだが…。)

再び、走り出し、峠を越えていく。交通量も少なく、天気に恵まれたこともあって、山並みが綺麗だ。
こういう道は嫌いじゃない。むしろ好きな方かもしれない…。

この後、R256は板取川と合流し、道幅も広くなってくる。
3人は、板取川の澄んだ水の流れを横目にしばらく走り、七曲キャンプ場で小休憩。
トライアルの練習をしている自転車のお兄さんを眺めたり、記念写真を撮りながら、まったりとしたひと時を過ごす。
ちょっと離れたところに滝があるらしいのだが、さすがにそこまで歩くのはしんどい。

この辺りではR256のことを「あじさいロード」と呼ぶらしく、道端にアジサイが植えられているのをぴろちゃんが発見。(さすがに花は咲いていなかったが、花の痕跡はあった。)
また、梅雨の合間にでも来るかなぁ。

15分ほど休憩し、再び走り出す。
ぴろちゃんはガス残量が気になる様子。途中でガソリンスタンドが開いていればいいのだが…。
と思っていると、前方にガソリンスタンド発見。ぴろちゃんだけでなく、まだ余裕があるうっしーさんと私もガス補給。
これで一安心、一安心。

ガス補給も無事終わったところで、道の駅「ラステン洞戸」に到着。
ぴろちゃんは早速「夕張メロンソフト」を食べている。
続いて、うっしーさんは「ミックスソフト」を…。…でも、なぜ洞戸村で夕張メロン???

というわけで、私は「洞戸産キウィシャーベット」を注文する。なんでも、キウィは洞戸村の名産らしい。
味はまずまずだったが、シャーベットが乗っているのは上だけ、コーンの中は空洞だった。こんなことなら、ソフトクリームにすればよかった(泣)。

今度来たときは、ソフトクリームにしようっと…。

夕張メロンソフトを食べるぴろちゃん

これが洞戸名物?キウィシャーベット
気がつくと、ぴろちゃんは花の撮影に夢中の様子。
どうも、バイクで走っているときから気になる花があるようだった。
ぴろちゃんは気になるものがあると、指差してくれるのでわかりやすい。

その間に、リーダー(?)のうっしーさんは、ルート確認。いやはや、申し訳ない。今回は、うっしーさんに頼りっぱなしでした。

ぴろちゃんの写真撮影も無事終わり、後は帰路につくだけ。

岐阜市内を抜け、長良川右岸堤防道路へ。岐阜市内は混雑していたものの、ここまで来れば大丈夫。左手には夕日に輝く岐阜城が見える。
途中、ヒヤッとする場面があったものの(詳しくはぴろちゃんのツーレポ参照)、快調に家に近づいていく3人。

道の駅「クレール平田」で最後の休憩を済ませ、東海大橋でうっしーさん、ぴろちゃんと解散。自宅には、6時半頃に無事到着しました。

めいほうではこんな参加者も・・・

一体、何の花だろう・・・

今日は思いがけない、秋晴れの中、楽しくツーリングをすることが出来ました。最初から最後まで道案内をしてくれたうっしーさん、本当にありがとうございました。ぴろちゃんもお疲れ様でした。
また、一緒にツーリング行きましょうね。

<本日の走行距離:ZZ−Rで347km>


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