馬瀬&清見 紅葉狩りツーリング(2001-11-04)

今日は、昨日とはうって変わって見事な晴天。
というわけで、行ってきました。紅葉狩りツーリングへ…。

見事な晴天に誘われ、行き先も決めずに朝9時過ぎに出発。
とりあえず、岐阜・長野方面へ向かうことにする。

いつものようにR1を経て、R23を走る。
今日は、全国大学駅伝の開催日。熱田神宮から伊勢神宮に向けて、若きアスリート達が駆け抜けていく。

四日市ドームの辺りで先導車とすれ違ったので、歩道にバイクを停め、しばらく駅伝を見学することにした。
今日は、気温もそれほど上がらず、ランナー達には走りやすい気候だったのではないだろうか。
実は、親戚の男の子が選手として参加していたりするのだが、彼はこの頃にはもう既に走り終えている。

しばらく駅伝観戦を楽しんだ後、再びバイクに跨る。
いつものように大桑バイパス(R258)を経て、長良川右岸道路を走っていく。

最初は、谷汲か九頭竜方面へ行く予定だったのだが、雲行きを見て、予定変更。R41を目指すことにする。

「旅は気の向くまま、風の吹くまま」、これは僕の癖なのだが、目的地は空と相談しながら決めることが多い。
同行者がいれば、こうはいかない。所詮は一人旅、こういう気ままさがソロ・ツーリングの魅力の一つだと思う。

R41に向かう途中、左手奥に冠雪した山が見える。御岳だろうか、それとも乗鞍?
よく分からないが、冬はすぐそこまで迫っているようだ。

R41は山間部を川沿いに高山まで走っているのだが、幹線道路ということもあり、交通量は結構多い。
山々の木々も紅葉というには程遠いため、前車に続き淡々とバイクを進めていく。

道の駅「ロックガーデン ひちそう」に、午後12時過ぎに到着。
ここで昼食を摂ることにするのだが、ここにはレストランがない。軽食コーナーがあるにはあるのだが、たこ焼きや五平餅しか売ってない。
仕方がないので、売店をのぞくと、「朴葉寿し」なるものを発見!!
朴葉味噌なら有名だが、「朴葉寿し」とは・・・?

具は、貝のしぐれと鮭、山菜。食べてみると、あっさりとして結構美味しかった。
今度、来たときまた食べよっと。値段もお手頃だし…(笑)

お腹も満足したところで、道の駅「馬瀬 美輝の里」を目指し、再びR41を北上する。
金山町を超えた辺りから、ちらほらと色づいた木が目に入るようになってくる。
下呂温泉には2時過ぎに到着。休憩に入ったコンビニで、ツーリングマップルを開き、ルート確認。
ところが・・・。

道の駅「馬瀬 美輝の里」に行くには、金山町でR256を通り、県道58号で東仙峡金山湖岸を通った方が近いではないか!
しかも、ツーリングマップルには「紅葉シーズンの眺めは最高」と書いてある。
とはいうものの、分岐点まで行くには来た道を20km以上戻らなくてはならない。日が落ちるのが早くなった今の季節、1時間近いロスは避けたい…。
幸い、清見へ向かうR257から「美輝の里」までは10kmほど戻るだけで良さそうだ。
仕方がないので、下呂温泉の噴泉池だけ見て、萩原町からR257に入り、少し南に戻り、「美輝の里」に行くようにコースを微修正する。

R257に入ると、一気に交通量も減り、豪快なワインディングロードが現れる。
ここで、しばし右手の封印を開放! やっぱりZZ−Rは7,000〜10,000rpmが一番美味しい。
トンネルを越えると金山へと向かう分岐点があるので、R257とはしばらくのお別れ。「美輝の里」へと向かう。
すると、役場のようなところ(馬瀬村役場?)に屋台が並んでいる。看板をみると「実業団駅伝」の文字が…。(それにしても、今日はよく駅伝と会う日だ。実は岐阜羽島でも高校駅伝があったので、これで3つ目。)

「美輝の里」はホテルと温泉を備えた立派な施設で、高台にあり眺望も素晴らしい。
今日は非常に混雑しており、駐車場に入るために自動車が並んでいる。
すぐ下にも「別館 美輝の湯」があり、とても開放的な雰囲気の露天風呂がある。(道路から入浴中の姿が見えました。)
時間があれば、入浴と行きたいところだが、今日のメインである綺麗な紅葉にはまだ巡り合っていない。
日が暮れてしまっては遅いので、後ろ髪をひかれながらも、道の駅のスタンプ(現在、ひだ・みのスタンプラリーに挑戦中)を1つゲットして、再びR257を目指すことにする。

来た道を戻り、R257に合流、清見村を目指す。
先ほどの豪快なワインディングロードはどこへいったのか、谷沿いの1〜2車線道路が続く。いわゆる田舎道だ。
しかし、こういう道も自然を身近に感じることができ、風情があるいい道だと思う。こういう道はゆっくり流せばよい。

老谷ささやき自然公園を過ぎると、そこは清見村。
この辺りまで来ると、紅葉が間近に迫ってくる。実は、この道はC.I.R.Zspecialの時に、こがいさん夫婦が通った道なのだが、なんでもブナの原生林が残っているそうだ。(植物に疎い私にはどれがブナの木か分からないのだが…)
ピークにはちょっと早い感じがするが、見頃を迎えている。やっぱり、今年は紅葉も綺麗な色をしているようだ。
ここ1〜2年は、夏場の天候不良のせいか、くすんだ色をしていた。
道路脇の気温計は、1ケタの数字を表示しているが、あまりの美しさに肌寒さも忘れてしまう。
交通量も少ないので、気に入ったポイントでバイクを降りては、紅葉した木々を撮りまくる。


馬瀬川沿いの紅葉(まだちょっと早いかな?)

こちらはちょうど見頃の紅葉

紅葉を満喫しながら走っているうちに、道の駅「パスカル清見」に到着。
ここも、すごい人で賑わっている。
この道の駅は、R472(通称 飛騨せせらぎ街道)に面しているのだが、せせらぎ街道の清見〜高山間は清流沿いの快走路が続き、今の時期は紅葉が非常に美しい道路である。だから、その紅葉狩りに来たマイカー客が集まっていたのだろう。ちょうど、紅葉祭りの開催期間だったし…。
ここから見た紅葉も見事の一言に尽きる。夕日に照らされ、山の木々も一層鮮やかに輝いている。


パスカル清見から北東を望む

パスカル清見から南を望む
パスカル清見の名物はラベンダーソフトクリーム。
しかし、既に肌寒いこの時刻、さすがにソフトクリームを食べる勇気はなく、本日2個目のスタンプをゲットして、帰路につくことにする。

この混み具合だと、帰りの渋滞は免れないだろう。
渋滞は嫌いなので、基本的に行楽シーズンの観光地は避けるのだが、なぜか、春の桜と秋の紅葉だけは、渋滞が分かっていても、出かけてしまう。

しばらく走ると、案の定、渋滞が始まっている。
ただ、この辺りの渋滞は、ほんとの渋滞というわけではなく、いわゆる桃太郎行列だろう。(先頭の安全運転している車、犬、猿、雉の家来を従えている様子に似ているから…。)
景色を堪能しているのか、慣れない車を運転してるからなのか…。

しばらく進むと有料道路になるので、渋滞を避けるためにも、坂本峠(旧道)へと進む。
この道は、非常に道幅が狭く、路面も荒れている。したがって、よっぽどの物好きでないと通らないのだが、ひょっとすると綺麗な紅葉が見れるかもしれないという淡い期待を胸にバイクを進める。

でも、これが一番綺麗かも(笑)

案の定、すれ違った車は3台だけ…。道路はかまぼこ状に盛り上がり、中央には砂利が浮いていたり、苔が生えていたり、あまり皆さんにお勧めできる道ではない。きっと、僕も物好きの一人なのだろう。
でも、道幅が狭い分、木々との距離も縮まり、自然に包み込まれるような感じがする。
所々に、予想通り色づいた木々があり、それらも目を楽しませてくれる。


せ、狭い…(笑)

坂本峠の紅葉

坂本峠を越えると、そこはもう明宝村。
日は暮れ、真っ暗な中、延々と続く車の列…。(渋滞は美濃まで続きました。)
左手のしびれと闘い、裏道を使いながらも、渋滞の中を2時間。結局、家に着いたのは、夜の9時半過ぎでした。

最後の渋滞にはうんざりしたけど、天気にも恵まれ、紅葉を満喫することができ、大満足の一日でした。
紅葉狩りだけは、やっぱり渋滞してても行きたいな(笑)
さて、第2弾はどこに行こう(笑)

<今回の走行距離 ZZ−Rで401km>


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