今日は、久々に夫婦でのツーリング。
まだ、バイクで一緒に紅葉を見に行ってないので、紅葉狩りを目的にすることにしました。
手頃な距離で、紅葉がちょうど見頃を迎えているということで、目指したのは香落渓。
出発時間は、少し遅めの10時半過ぎ。
前を僕が走り、グリーンロード(中勢広域農道:ツーリングマップルでは色が塗られてないので、わかりにくいかも…)、R165を通って、1時間半ほどで名張市に到着。ここまで来れば目的地の香落渓はすぐそこ。
ここまでの、道のりは順調。出発した頃は、「少しペースが速くない?」と言っていた妻も、R165に入る頃には、一定の間隔でついて来るようになっていた。沿道には、紅葉した木々がちらほらと見える。(見頃は少し過ぎてたようだが…。)
ただ、曇りがちの天気のためか、今日はかなり肌寒く感じる。道路脇の気温計は12度を表示していたのだが…。
R165沿いのレストランで昼食にし、1時過ぎに再出発。 |
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青蓮寺湖を過ぎると、やや道幅が狭くなる。1〜1.5車線ぐらいだろうか。路面の状態もそれほど良くはない。
ただ、見通しが良いのと、待避所が短い間隔で整備されているので、それほど走りにくい道ではない。
妻も、R165でコーナリングの要領をつかんだらしく、順調に後ろをついてくる。
道のすぐ脇を青蓮寺川が流れ、景色を楽しみながら、香落渓を目指す。
しばらく行くと、突然左手に紅葉に包まれた断崖が見えてくる。
しかも、その部分には日が差しているではないか!
「せっかく2人で紅葉を見にきたのに…」と落ち込みかけてたのが、天は僕らを見放さなかった様子。
ミラー越しに見える妻も、日に照らされた紅葉を見て、元気が出てきた様子。
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上の写真の鬼面岩の他にも、様々な断崖、奇岩が目に飛び込んでくる。
道幅が狭いため、写真をあまり撮ることができず、紅葉も見頃を少し過ぎているようだが、次から次へとあらわれる自然が造りだしたこれらの迫力に、しばらく興奮しながら走る。
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香落渓を超えてしばらく行くと、そこは奈良県。左手には曽爾高原が見えてくる。
ここはススキの名所。展望もよく、秋の人気ツーリングスポットだ。
ただ、今日は寒すぎる。とても、登っていく元気はない。かといって、元来た道を戻るのも芸がない…。
というわけで、このままR369を目指す。
曽爾高原を越えると交通量もがくっと減り、2人だけのランデブー走行が続く。
先ほど顔をのぞかせていた太陽も隠れ、空はどんよりとした雲に覆われ、寒々としている。
晴れた日には、自然に包まれた感じがする狭い峠道も、このような曇り空だと心細くなってくる。
妻は、前を走る僕の姿が見えているので、いくらかマシだとは思うが、それでも寂しさを感じているのではないだろうか。
R365に入り、道幅は広がったが、交通量が少ないのは相変わらず…。
前を見ても、後ろを見ても、2人の他には誰も見当たらない。空模様も今にも降りだしそう…。
気分が沈みそうになるのを我慢して、ひたすら美杉村を目指す。
小さな集落をいくつか抜けると美杉村。
もうしばらく行くと、道の駅があるようなのだが、3km程手前を左折し、JR名松線沿いを北上する。
相変わらず交通量は少ないが、とりあえず前後に車はいる。
さらに進むと、町が目に入ってくる。川沿いに進んで行くと…。
寂れた遊園地やパターゴルフ場が現れ、ほのかに硫黄の香りが。
そう、「火の谷温泉」です。ホントは、ここで冷えた体を温めたいところだが、もう時間も遅く、妻のナイトランも不安だったので、トイレ休憩だけにする。ところが、この施設はお風呂に入らなくても入館料がいるではないかぁ。
結局、フロントのお兄さんに事情を説明したら、建物には入れてもらえ、事なきをえたのですが…(^^)>"
それから、ここでは廃校舎を利用した団体用の宿泊施設があるそうなので、ライダー達で集まってパーティーでもしたいですね。
R165まで来ると、あとは行きに来た道を戻るだけ。4時ごろには無事到着しました。
今日は、せっかく夫婦で紅葉を見に来たのに、あいにくの寒空。ちょっと残念な旅ではあったが、目的地近くでは晴れ間に恵まれ、順調に距離ものばしてきている。
ちび社長もコーナリングのコツが少しだけれども、わかったようなので、それでヨシとするか。
<本日の走行距離 ZZ−Rで179km>