目次へ戻る						次のページへ
			経　　緯
		前立腺癌の臨床での病状と治療計画
	15-11-17			東北大学付属病院外来診察1回目 荒井、石戸谷
					問診　癌発見のいきさつ 前立腺の直腸診 前立腺のエコー撮影 MRI、骨シンチグラフィの解読、生険サンフルなど確認して 診断の説明がありました 癌の病状の診断は現時点として ステージ　T1/T2 , N0 , M0 グレード B 中分化度 早期前立腺癌です 早期前立腺癌の治療 手術法(前立腺全摘除術)、放射線法、内分泌法、無治療経過観察の得失の説明 次回診察まで選び回答のこと オプション　勃起神経の温存と神経移植治療の有無と説明 次回まで選び回答のこと 手術について 年間手術例40例以上　入院期間約2週間　手術時間6時間　 手術は荒井先生にお願いし、承諾していただきました 手術担当　荒井教授、他 入院の仮予約として　年内予約も可能だが　年明け早々1/6入院　1/8手術のも空いています　 次回には予約について回答すること PSAは大学側で再測定します　採血してください 坂病院宛にMRI、骨シンチグラフィ、標本の借用書作ります、 私が届けることになりました
	15-12-3			東北大学付属病院外来診察2回目 荒井 、 ( ? )
					診断 前回採血のPSAは28ng/mlです MRI再読の結果左に6mm右に1mmの癌があります 従って神経結束管の温存は左切除移植の右温存でいく方針です 前回診断で手術予約日の回答について 1手術の　本予約1/6入院　1/8にお願いします 2治療は　手術法でお願いします 3勃起神経の温存と神経の移植治療についてお願いします 治療方針 1開腹手術(根治的前立腺全摘除術)で治療します 入院1/6日、手術1/8日12:00開始 2アプローチは恥骨後式　切開長さ約7センチメートル程度です 3神経結束管の処置、右側は温存、左側は切除し神経移植治療 4手術のスケジュールは前立腺摘除2時間+神経移植1.5時間の予定です 5入院期間は2週間程度になります、 リハビリは翌日より開始します 6精管は切除し封栓、性機能はパイプカット同様の環境条件になる 7精射はありません 8年始め手術が直ぐできる様に、手術前スケジュールを前倒し、手術前検査を今回実施します 9手術前検査は血液検査、X線検査、心電図検査など 10次回(3回目)の診察予定は12/17日の予定です 11内容は手術前検査結果の報告、神経移植治療などで形成外科との打合せをします 12今回入院手続を準備してください その他 1坂病院借用資料の返却依頼がありました 2手術前にしておくことはなにか　　健康状態を保つことです 3 PDQ (米国国立がん研究所情報日本語翻訳版)で前立腺癌を調べ大変勉強になりましたありがとうございます ホームページnci japan.com日本語での配信サービスはcci japan.comでした
	15-12-17			東北大学付属病院外来診察3回目 荒井　(??)
					1手術前スケジュールを前倒しのため手術前検査を12/3日実施しました 内容は手術前検査結果の報告について 手術前検査は血液検査、X線検査、心電図検査などしましたが以上ありません Q(私) 予定通り手術を実施しますか A(医者) はい1/6日に入院してください 手術内容の詳しくはその時に又説明をします 2神経移植治療などで形成外科との打合せをしてください 紹介状(看護婦より前もって受け取っています)と電話をしております 詳細について診察してください 3処置左側は切除し神経移植治とは 足の所から使っていない神経を使用します Q移植手術は何時頃から始まったのか A最近始めて1〜2年ですです これから多くなると思います、方向として人工神経を使用する方向になっていくと思います Q神経結束管の働き、　脳と陰茎をつなぐ神経　何故左右1本づつあるのか Aもともと陰茎の海綿体は左右に分かれています 片側の神経温存で勃起可能ですが弱く 左右の神経は交差していますので右左の区別はありません 4勃起能の温存について 体や心に受けた刺激が大脳から陰茎につながる神経に働きかけ海綿体の充血を促す 充血するための血管と、神経機能の温存 Q充血のための血管は神経結束管と同じルートか A別ルートです、今回はふれません Q精射時の開放感をつたえる神経は同じルートですか A別ルートです Q移植後開放感の感覚はありますか A感覚は精射がない以外同じと見ていい その他 診察中 Q今回治療の経過をお礼の形でホームページに掲載したいがよろしいですか Aお願いします Qこれからもいろいろ指導お願いします Aはいよろしいです 受付(看護婦)で Qノート型パソコンは持ち込み禁止ですか A正式には認めていませんが持ち込んでいるようです Q入院で準備する持ち物パンフレット以外のもの他にありますか Aありません、あるとしても売店で調達可能です
	15-12-17			形成外科　診断1回目(11:00)
					予診担当医師　菅野清世史 診断担当医師　山田敦
					1はじめまして Q(医者)　前立腺全摘除術の説明は受けていますか A(私)　はい、います Q術例は何時ごろからか A神経移植そのものは前から確立しています 前立腺に適応したのはここ数年前からです米国でも事例があります 年間適応例15例程度か Q前立腺全摘除術40例あると聞いていますが Aがん初期の病期にのみ出来るので全例ではない 2移植手術方法について 神経の鞘を神経切除した長さに移植します 接続した鞘は接続元のほうから神経が成長してきます 生長期間約1年です勃起機能回復もそのころになります 3移植する神経鞘は 左足の外側足の付け根から上方長さ約10センチ神経の両端1センチ切開手術して鞘を抜き取る 1月程足の上側がさわるとしびれますがありますが徐徐に消えます この神経は日常使用しないので生活には影響がありません Q手術時間は1時間半と説明受けているが Aそのものはそのくらいです Q勃起機能の成功率は A60%位だと思います Q何故左足の神経なのか30年前中耳炎の手術で皮膚移植をしていますが A差し支えありません Q左足の鞘を採取するのは A手術の時器具がじゃまにならないのが左足です 4 Qよろしくお願いします A了解しました
	次のページへ						前ページへ