育ててみませんか?
火入れしていない、生のどぶろくは正に生き物。蔵出しされた後も、糀や酵母菌は活き活きと活動し、お酒づくりに励んでいます。だから、お酒の味も毎日変わっていきます。これこそ、どぶろくの醍醐味!シュワッと微炭酸
蔵出し間もないどぶろくは、酵母が元気。冷蔵庫に0℃前後で保管されても発酵を続け、炭酸ガスを出すため、2週間ほどの間は、スパークリングワインのようなシュワシュワ感を楽しむことができます。炭酸ガスが溜まりすぎると開栓時に噴出したり、最悪破裂しますので、密封される場合は1日1回栓をゆるめてガス抜きしてください。熟成させて、よりまろやかに
冷蔵庫で3〜4週寝かすと、発酵が落ち着いてまろやかな味になってきます。お好みの味に育ったところでお飲みください。
火入れして、安定した味に
お好みの味に育ったところで、火入れ(加熱処理)して発酵を止め、味を安定させることが出来ます。瓶などに入れ、温度を計りながら湯せん、途中2〜3回くらい撹拌し温度が均一になるようにします。60℃前後で止め、速やかに冷まして冷蔵庫に保管します。速やかにしないと雑菌が増え、変質しますので御注意ください。(炭酸は完全に抜けます)濾してみるとまた違った風味に
粗いザルで濾すと、市販の「濁り酒」のようになり、かなりマイルドになります。濾し取った澱りは、上質な酒粕として利用できます。シャーベット状でも
半冷凍状態でも「ぷくぷく」発酵してて生きてる感じがはっきり分かり、少々過激なデザートとしても楽しめます。