竹中 : カズ祥インタビュー(インダスバージョン)



■「ここまでがユートピア」(再)から二公演続けて松野有加里との絡みが多いですが、印象はどうですか?

印象ですか…。
はじめは「しっかりした人」という印象だったのですが、一緒にいる時間が増えるにつれて「二面性のある人」という印象になりました。
しっかりしてるけど、少し抜けていたり、とても女の子らしいのに力強いところもあったり…。
そういった魅力的な部分が今回の『よく聞く』では今まで以上に出ていて一緒に芝居をしていてとても楽しいです。



■入団2年で旗揚げメンバーとのダブルキャストですが。

ですが…何でしょう?(笑)
2年目とか旗揚げメンバーとかは全然気にしていません。
でも、「松井 真人」という役者とダブルキャストに選んでもらえたことは嬉しいですね。
色んな意味で魅力的な役者さんですし、尊敬しているところも多いです。
とはいっても、良い意味で緊張しつつも、遊び心をもってカズ祥なりにやりきるしかないわけですが(笑)



■入団してから身体が引き締まりましたね。

そうみたいですね(笑)

入団した当時は教育実習などもあり日課にしていたランニングなどもサボってしまっていたので、人生で一番体脂肪率が高かったのではないでしょうか。
入団すると周りは個性が強い劇団員ばかりで、「せめて若さと運動神経だけは武器と言えるようにしよう」という想いから、トレーニングを再開したんですよ。
それと前々回公演の『湖の白鳥』は初挑 戦のミュージカル・サックス・ダンスがあり運動量が多かったのも理由の一つですね。
だから引き締まったというか「戻った」んです(笑)
とはいえ、インダスバージョンの『よく聞く』は負けず劣らず結構な運動量なので前回公演より引き締まったかもしれません。
チェックしに劇場まで足をお運びください(笑)



■今回、苦労していることはありますか?

ダブルキャストということで、より一段と自分と向き合うことが多く苦労していますね。
自分のパーソナリティってなんぞや?みたいな。
外見や声、ちょっとした仕草の効果を演出家より誰より自分が一番しっかり理解しなければ、ダブルキャストを生かせないし面白くできないと思うので。
一番知っていて、一番分 からない自分。
でも自分に嘘ついてもバレますから苦労しながらも向き合ってます(笑)
あっ!あとインダスバージョンは『よく聞く』ってタイトルなのに話したい人が多いので休憩中でもすごい体力使うんですよ!
イタズラする人とかも多くて。苦労してます。
・・・えっ?それは僕のこと?そんなバカな。他のインダスバージョンの人に聞いてみてくださいよ(笑)



■今回の役で参考にしている人はいますか?

難しい質問ですね。 『いるといえばいますし、いないといえばいない』です。
というのもモデルにしてる人という意味では特にいません。
ただ、日々の稽古の中では色んな人をイメージして、(それは資料の中の人であったり、劇団員であったり)「○ ○だったら、この言葉をどういう意味でどう伝えたいと思うだろうか」と考えたりします。
そういう意味で、いるといえばいますし、いないといえばいないって感じです。
ですのでその分、カズ祥の味が出てるんじゃないかと。
そこもチェックしに劇場まで足をお運びください!

えっ?しつこいですか(笑)




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