小泉 : 松野有加里インタビュー(インダスバージョン)



■今回初の主役ですが、役をもらったときどうでしたか?

正直びびりましたよね(笑)
「まじでか!」って思いました。でもあおきり的にもチャレンジしている今回に
こんな素敵な役をいただけて本当に嬉しく思います。
初めての主演なんでかなりビビッてますけどね。
胃も痛いし、心臓も痛い。
この公演が終わったらあたし、2日~3日たぶん、真っ白になるんじゃないですかね。
あしたのジョー的な感じで。
でもそれぐらい燃え尽きれるように努力するのみですよ、本当に。
燃え尽きれるぐらいの若さはあるはず!
自分なりのこの役を楽しくやりたいと思います。
そして観に来てくださった方にも楽しんでいただけたらな!と。
ちなみにインダスチームは若さを売りにしているらしんですけど
まぁ、あれですよ。エネルギッシュな感じで稽古してます。
やいのやいのうるさいです(笑)



■インダスver.のリーダーですが、リーダーとして気をつけていることはありますか?

あれ?あたしインダスチームのリーダーですか。
初耳です。あらまぁ、びっくりです。
私はてっきりとみィさんがリーダーだと思ってましたけれども。
まぁ、リーダーとかそういうのおいておいて。
気をつけてることは・・・・・・、あれです、喧嘩にならないようにしようと思ってます(笑)
あれなんです、うちのチーム、今回のタイトル「よく聞く」なのに
やたら喋る。めちゃくちゃ喋るんです。もうね、「よく喋る」ですよ、まさしく。
聞けー!って声がよく練習中に発されます。
なんでね、やっぱり相手の意見も聞いて、自分のことも話してお互いで理解できるようにしたい、と
思っております。でもあたしもインダスチームなんでね、よく喋るんですよね、残念なことに(笑
でも、一回「あのね、喋っていいときとね喋っちゃ駄目なときあるの!」的なこと言ったことあります。
あれ、それってちょっとリーダーっぽくね?実はちゃんとリーダーやってる的な感じですかね?
まぁでも、うちの「よく喋る」。
実は、今回の舞台の上でいい感じに発揮されてると思います。
俺いい案ある!!って誰かが言ったのにやいのやいの言って構成されているところが多々。
喋ってるからこそ、生まれるアイディアもありますね!



■今回、カズ祥との絡みが多いですが、ここまでがユートピア(再)に続いてのタッグはどうですか?

またカズか!!って思ったんですよね、多少。ほんの多少ですよ!
カズには内緒ですよ!!でも、二回連続でタッグ組ませてもらえて嬉しいですよね。
カズは年も近いので話しやすいし。知ってるものも大体一緒だから理解できるところもあるっていうか。
なんですけどねー、ひとつ問題があってですねぇ。
カズのボケが細かすぎて理解できなくて。
え、今のどういうこと!?みたいなの考えてるともう終わってんですよね。
あたしの突っ込みスキルあがれ!ってよく思います(笑)
稽古中も本当に小ネタ満載ですから、彼。
でも、どんな些細なことでも、下準備を欠かさない姿勢は関心しますよね。
「松野さん!あの小道具何処にありますか!」って電話かかってきたりしますから。
そんなカズの今回の稽古場での口癖は「っての駄目ですか?」(笑)
自分のアイディアを話してるときのカズは生き生きしてるから面白くって。
盛り込んで来ますからね、彼。カズのそんなところも是非皆さんには楽しんでいただけたらと。



■ダブルキャストの手嶋仁美のことは意識しますか?

いやぁ、意識しないとか無理でしょう。(笑)
先輩だし、私より舞台を多く踏まれてる方とのWキャストですからねぇ。
最初にね、本当にそんなことばかり考えてた時期が合ってですね。
もともとの性格なのか気にしだしたら止まらなくって。
頭抱えてたんですけど、みんなの話とか聞いてて、もう割り切って私は私!って思うようにしようって思ったんですよね。
そんなときにいろんな話を聞かしてくれたチームの皆や聞いてくれた皆に本当に感謝してます。
でもまぁ、私は私!!って割り切るのはやっぱり無理だったんですけどね(笑)
でも頑なに意識してた頃よりはだいぶ楽に考えられてます。
やっぱり人が違うんで考え方も違うから、どうやるんだってこと思えるようになりました。
意識しないのは無理。でも、いい形で意識していけたらいいと思います。
私なりの私の役を舞台に乗せたいと思ってます。
なんで2チーム観てもきっと楽しいと思いますよ!たぶん全然違うものなんで。
これはねえ、2チーム観たほうがお得っす!って宣伝も入れてみる。(笑)



■普段漫画ばかり読んでる松野さんですが、最近本を読んでますね。

・・・・・え、なに。なんでいきなりこんな質問??
漫画ばっかりじゃないよ!ばっかりではないよ!割合としてはかなり占めてますけどね!!
本を読むにあたってね。私、我慢できないことがあってですね。
小説とか読んでるともう最後が気になっちゃってしょうがなくなって
もう途中でラストまでいきなり飛んで最後読んじゃうっていう悪い癖があるんですよね。
ドラマもそうなんですけど、続き気になるからある程度撮り溜めしてからまとめてみるんです。
なんかもう、最後気になる!!!!!ってなったら読んじゃう。
そんなこと言ってたら近藤絵理さんに、「そんなことしないよ」ってばっさり切られました。(笑)
それでも今回いろんな本読んでたんですけど、この作品をやるにあたって理解したほうがいい
あることってのがあってですね。あ、ちなみにそれがなんなのかは劇場でのお楽しみなんですけど。
それを知ってるか知ってないかはすごい違いだと思ったんで必死に読んでましたよね。
後のほうに読んでたほうは最初から最後までちゃんと読めたんですけど、最初のほうのやつはやっぱ
我慢できなくて飛ばしましたよね、案の定(笑)でもちゃんともう一回最初から最後まで読みましたけど。
案外本読むのっていいなって思いました。知らない世界がいっきに広がってますし。
今回の舞台では、私が本読んで感じたことを皆さんにも感じていただけたらなって思います。
いやぁ、あれやれたら面白いだろうなぁ。舞台って生ですから。すごく面白く観れると思うんですよね。
なんで、是非会場に足を運んでいただけれればと思います。




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