辻元 : 近藤絵理インタビュー(メソポタミアバージョン)



■メソポタミアバージョンでは長身、細身の方が揃いましたね。

…え?…え?…なんですか?どうして私にその質問をするんですか?嫌味ですか?
まぁ確かにこのメンバーは、私が太ってるのが目立つので嫌です。ダイエットしようかな。 今更ですかね。…まぁ、大丈夫です!私の衣装、体のラインが全然分からない衣装なんで。
一番最初に、手嶋、松井、登澤、正手の4人が出ているシーンの稽古をやった時は「でかいな!みんな無駄にでかいな!」と(鹿目)由紀さんと笑いました。由紀さん曰く、インダスバージョンの演出してから、メソポタミアバージョンの演出すると気持ち上を見ないといけないから、首が疲れるそうです。だから、最前列に座ると首が疲れるかもしれません。メソポタミアバージョンを観る時は、真ん中くらいに座ってください。



■今回、近藤さんだけが異性とダブルキャストですが、心境は?

私の役「辻元」は、インダスバージョンでは木下佑一郎が演じます。キャスト発表を聞いた時は「どういうこと!?」って言っちゃいましたね。でも、男女のダブルキャストは初めての経験なので、女の子とダブルより面白そうだなって思ってます。性別が違う時点で演技や役のイメージがかぶる心配も無いから全く気負いがないですし。
この前初めてインダスバージョンの通し稽古を観たのですが、やっぱり全然違いました。台本を初見で読むと、性別や年齢的に木下の方がこの役にハマるように思うと思うんですが、台本を読んでいる時に私が女だからこそ面白く出来る台詞を見つけるともう鬼の首を取ったような喜びがあります。そういう意味ではメソポタミアバージョンだけでなく、インダスバージョンも観て見比べて欲しい気持ちです。



■近藤さんだけが知っているメソポタミアメンバーの秘密を教えてください。

私の秘密でもいいですか?この前、友達に言われて衝撃を受けたんですけど、2012年12月21日にマヤ歴が終わって地球が滅亡するらしいんです。その日、私の誕生日なんですよ。私、運が悪いことにつけては劇団内で右に出るものがいないので、滅亡ありうる!って思いました。すみません、マヤ文明の話で。メソポタミアと関係無いし。
というわけで、東京公演の初日は地球滅亡するかもしれないけど、『よく聞く』観に来てください。ただし、この日はインダスバージョンしかやらないですけどね。



■本公演での少数キャストは約10年振りですが、いかがですか?

私が入団した『ときはかねなり』の時はキャストが9人で、それ以降キャストが10人以下の作品は本公演ではやってないですよね。
今回は7人芝居なのですごく楽しいです。少人数の会話劇なので誤魔化しはきかないけど、ちょっとした会話の駆け引きで芝居が全然変わってしまうのが楽しいです。毎回気が抜けない。
自分の中では『箱を持っている』や『階段話』のリベンジ的な気持ちもあります。自分の中で心残りな会話劇なので。こんなこと言ったら「全然そんな役じゃないよ!」って言われそうですけどね。



■最近あおきりみかんでは、おかっぱブームが到来してますね。

鹿目、大屋、純子、フタヲカ、私がおかっぱですね。なんなら、山内もおかっぱですね。まぁ、でもブームの火付け役は私だと思ってます。ファッションリーダー?みんな私に憧れてる的な?…これ、ツッコミ入らないんですね。ツライですね。
ただ、舞台上で髪型が一緒だと見分けがつかなくて困るんですよね。過去2公演は髪型のことでちょっと揉めてますね。「かぶせてくんじゃねぇよ!」って。「こっちが先だよ!」って。メソポタミアバージョンにはフタヲカルリが居るのでまたかぶりそう。まぁ、私は今回もおかっぱでいくつもりですけどね。



■最後に一言お願いします。

厳密なワンシチュエーションというわけではないのですが、『よく聞く』は、
カウンセリングルームの一室が舞台なので、ひさしぶりに昔ワンシチュエーション喜劇をやっていた頃を思い出します。昔はその面白さがあんまり分かってなかったけど、今回は上手く積み上げて面白く出来ればと思っています。
師走に入るお忙しい時期だと思いますが、是非ご来場くださいませ。




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