JO-KU-GEKIJOU SAYOUNARA
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劇団あおきりみかん其の拾六「上空劇場、さようなら」作・演出 鹿目由紀○●ＮＡＧＯＹＡ●○ ２００７年 ５月１７日（木）１９：３０ １８日（金）１９：３０ １９日（土）１４：００・１９：００ ２０日（日）１３：００・１７：００ 場所 愛知県芸術劇場小ホール ○●ＴＯＫＹＯ●○ ２００７年 ６月８日（金）１９：３０ ９日（土）１４：００・１９：００ １０日（日）１３：００・１７：００ 場所 池袋・シアターグリーン ＢＯＸｉｎＢＯＸシアター 上演時間 １時間４５分 |
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○●あらすじ●○ |
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○●CAST●○ |
○●STAFF●○ |
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2007年5月、愛知県芸術劇場演劇フェスティバル「グランプリ」受賞！ |
     
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○●「上空劇場、さようなら」近藤絵理独占インタビュー●○ 2007年、夏公演「上空劇場、さようなら」。実はあおきりみかん通信販売部門NO1のこの作品。主演の近藤絵理に作品の見所などいろいろ聞いてみました。 ―こんにちは、本日は色々うかがいたいと思います。よろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。なんか緊張しますね。 ―緊張と言えば…近藤さんはこの作品が初主演と聞いていますが、プレッシャーなどはありましたか？ ものすごくありましたよ！私は元々あおきりみかんのお客さんで、オーディションで入団したので、私が主役なんかやってつまらんかったって言われたら耐えられないとか、『絵理がダメだったらこの芝居コケる』と言われていたので、辛い時とかもう消えてなくなりたいとか考えていました。自分がこんなにマイナス思考だとは知りませんでした(笑)。 物凄いプレッシャーですね（笑）本作品では上空劇場のオーナーの役を演じられましたが、特に大切にした点などあれば教えてください。 『上空劇場は人の『ココロ』で浮んでいる劇場なんですけど、そこに居る人達の劇場に対する様々な思いも最後の時に向かってどんどん溜まっていき、溢れ出そうになるところで何が起こるかというストーリーなので、…これ合ってますかね…。なので、『溜める』ことを何百回も言われました…。特にオーナーは最後まで発散するところはないので、溜め続けなければいけない。でも、すごく難しくて。悲しい時に泣いちゃうのは簡単だし楽なんですけど、泣くのを堪えるのは泣くほど高ぶった感情を溜めて押さえないといけないので、ものすごく辛い。というわけで、出来たとは言い難いんですけど、大切にはしていました。 ―この作品を作るうえでなにか印象的な出来事などあれば教えてください。 大変な思い出は山程あるんですけど(笑)。稽古場で面白かったのは、後半に上空劇場で上演する舞台のワンシーンを稽古するというシーンがあるんですけど、北沢役の松井さん（松井真人）が毎回毎回色んなことをやってきて、ルパンみたいに手品したり、自分で扇風機用意して風を受けながら演技したりするんです。でも、私は笑ってる場合じゃない心境のシーンなので、初めのうちは笑いを堪えるのに必死でした。早く終われ！と心の中で思っていました。松井さんは案の定、『そこの役作りし過ぎだから！』とダメ出しされてました。 ―愛知県芸術劇場演劇フェスティバルで「グランプリ賞」を受賞しています。それについて一言お願いいたします。 うれしいです。でも、名古屋公演が終わった直後の、まだまだ全然ダメだなぁと思っている時に受賞の知らせが来たので、複雑な気持ちもありました。だけど、芸文フェスは憧れだったので単純にうれしかったです。 ―これから改めてこの作品をビデオなどで見る方に、見所を教えてください。 私、ＤＶＤ観てないんですよ。最初一瞬観ただけで、即停止ボタン押しました(笑)自分を見つめ直すために観た方がいいのはわかってるんですけど、勇気が出ないですね。なので、唯一自分が出ていない、最後のスペシャルイベントの映像がオススメポイントです…。 ー今後はどのような役にチャレンジしていきたいなどあれば教えてください。 いただけるのなら、どんな役でもいいです、本当に…。あおきりみかんは毎回オーディションで役を決めるので、いつも役がもらえないんじゃないかとハラハラなんです。でも、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役とか『少公女セーラ』のセーラ役とかやりたいです！そんなお芝居やれないですけどね…。後、一人芝居はやってみたいです。 ―最後になりますが、このインタビューを読んでいる方にひとことお願いいたします。 なんか、暗い話ばっかりになっちゃいましたが、作品は喜劇なのでこれからＤＶＤ観る方も楽しんで観ていただければと思います。 −ありがとうございました。 （2008年6月） |
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○●チラシごあいさつ●○ ー上空劇場は、人のココロで浮かぶ。 夢の話をするのは、恥ずかしい。心が丸裸になる気がするからだ。 好きな人に、見た夢の話をして物凄く後悔したことがある。だからあまり話したくないのだが、小さい頃から良く見る夢のことは、 ちょっと話してみることにする。 「飛ぶ夢」である。 空を飛ぶ夢を見るのは欲求不満だからだと言ったりするが、私のは「地面スレスレを飛ぶ夢」である。 しかも、時々地面を蹴って勢いをつけないと落ちてしまう。実家のアーケード街を、田んぼ脇の小径を。 超低空飛行で。 なぜそんな夢を見るのか、薄々感づいている。 「飛べば変わる」と思っているからだ。地上でくすぶっていたことが、飛べば吹っ飛ぶと思っているからだ。けれど思い切りの足りない私は、 完全に地面を離れることができない。臆病者である。 だから地面スレスレを飛ぶ。いつでも地上に戻れるように。 ところで今回は、「飛ぶ」というか「浮く」劇場のハナシ。大地を離れることは、大地を意識することでもある。 空に浮かぶ劇場「上空劇場」のオーナーは、再び地上に戻るのを決意したのだが、地面から離れていた距離の分だけ、 戻る時に起こる問題は大きかったのだった。 さて、オーナーは無事に大地を踏みしめられるか。 |
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