KOMATTASAN NO KOMATTASAN NIYORU KOMATTASAN NO TAMENO
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劇団あおきりみかん其の拾四
作・演出 鹿目由紀 |
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○●あらすじ●○ |
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○●CAST●○ |
○●STAFF●○ |
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○●チラシごあいさつ●○ きちんと読まれた試しがない。 私の名前は「鹿目 由紀」。読み方は「カノメ ユキ」だ。 しかし大抵、「シカメ」さんか、「シカノメ」さんと呼ばれる。 我が名字には、さまざまな思い出がある。 まずは、某ガス会社の請求書が、5年間「カメ ユキ様」となっていたこと。これは悔しかった。早めに訂正しない私も私だが、いつかきっと、この間違いに気づいてくれるだろうという淡い期待を抱き続けていたのだ。 ところが、さすがに5年も直ってないと言うしかないなと思うわけで。意を決して、電話。 ガス会社（以下・ガ ）「はい、○○ガスです」 鹿目（以下・ 鹿）「私（強調して）カノメと言いますが、実は請 求書の名前が間違っていて…多分『カメ ユキ』って登 録されちゃってるんですけど…」 ガ「少々お待ちください。（時間経過）お待たせ致しました。 カメ様ですね」 鹿「本当はそういう読み方じゃないんです」 ガ「さようですか。それは大変失礼致しました。では正しい お名前をお教えください」 鹿「カノメです」 ガ「…カモメさま」 鹿「カノメです」 ガ「…カモメさま」 鹿「カ・ノ・メです」 ガ「…カ・ナ・メさま」 鹿「カ！ ナニヌネノのノ！ メ！です」 ガ「カ・ノ・メさま…」 鹿「そうですそうです！カ・ノ・メです！」 ガ「大変失礼致しました。次回からは正しい名前でお送り します」 鹿「よろしくお願いします」 それからさらに1年、請求書はカメ様のままだった。 さて、次に思い出されるのが幼稚園の時「やーいカゴメトマトジュースー」と、はやし立てられたこと。 これは、同じ竹組のカシワくんが、「柏餅」と呼ばれていたことに端を発するのだが……おっと！ スペースがなくなりそうだ。 ところで全然関係ないんですけど、皆さんは今年投票に行かれましたか？ 私はですね…実はですね…ああスペースが…続きが知りたい方、劇場へどうぞ |
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