○●あらすじ●○ 2004年11月11日。 ある喫茶店で、営業を再開する祝いが行われていた。 そこは、超能力者ばかりが集まる喫茶店。 6年前には、毎日のように超能力者のつどいが開かれていた。 悩みを話したり、力を解放したりできる喫茶店は、超能力者の憩いの場だった。 しかし突然、店主であり超能力者である今日子の意向で、1998年11月11日、喫茶店は閉店することになった。 そして、月日は流れた。 突然の再開で再会した仲間たちは喜び、近況を語り合った。 だがこの再開には秘密があった。 発端は、予知能力を持つ今日子のいとこ・薫。 「6年前、ここに集まっていた超能力者の中の誰かが死ぬ」という未来を見たのだ。 この秘密を知っているのは、今日子と薫、 それから今日子の恋人でスプーン曲げがで きる和巳だけ。 彼らは死ぬとされているその日に喫茶店を 再開し、当時集まりに参加していた仲間を 集めて、死を未然に防ごうと画策していた。 だが誰が死ぬかも、どうやって死ぬかもまっ たくわからない。 さらに6年という歳月は、それぞれの関係 に大きな変化を与えていた。 薫たちは、仲間の死をくい止めることがで きるのか。
○●CAST●○ 福来薫 大屋愉快 福来今日子 木村仁美 長尾和己 山中崇敬 鏡太一 井通302(フリー) 山川五郎 松井真人 江原剛 とみィ(いちごメロン) 三田かずえ 成田けい 細木優 中元志津 御船さゆり 手嶋仁美 清家雅弘 花村広大 男 長谷丈二 女1 近藤絵理 女2 水谷悦子
○●STAFF●○ 作・演出 鹿目由紀 舞台監督 井上知也(鶴舞座) とみィ 山中 崇敬 舞台美術 松井組 太中一徳 大道具 中村 公彦 (イリスパンシブルティ) 小道具 チーム「匠」 CHI-KA工房 音響 近藤絵理 長谷丈二 音響操作 神阪立人(フリー) 照明 吉戸俊祐 衣装・メイク ヒロ 成田けい 近藤 紀子(フリー) 制作 中元志津 伊藤利佳 水谷悦子 手嶋仁美 木村仁美 宮田瑞江 宣伝美術 高畑 あかり 鹿目由紀 スチール 小河原俊彦 撮影 star cat ヘルパー 塚本 玲子 林本 めぐみ 石丸 徹 おぐろまい 結城 真奈美 受付 聖澤毅(smart+) 六鹿弓子(smart+) 土田 愛子(smart+) 尾関崇之(劇団EARTH) 近藤紀子(フリー) 藤井 由美(フリー) 篠木美佳(フリー) 中内 こもる(フリー) 眞弓 梓(フリー) 中島緑(フリー) 高阪 杏実(フリー)清水康博(劇団遊色市場) 西 泉(フリー) 大友 真由子(劇団遊色市場) 小崎康史(KOMEKAMIクラッシャーズ) 鈴木 卍(劇団木彫の熊) 竹内美絵(UPuP) 山崎 雅志(ホチキス) 佐々木真砂子(フリー) 大矢敦子(劇団離風霊船) 土田裕之(フリー) 伊藤 利佳 塚本 玲子
以上の台詞だけの会話を繰り返しながら、テレビを観る2人を後目に、弟と私は、 弟・私「んーなのどっちだっていーべした」 と呟いたものだった。 で、もちろんユリ・ゲラー大好きな母は、 母「おめ、ちょっとスプーン持ってきせ」 と、2人で一生懸命こするはめになったわけだ。結果、母のスプーンは見事に曲がり、私のスプーンは曲がらなかった。 「力入れたんじゃないの〜?」 「いや軽くこすってただけでこんなに曲がっちゃった。やっぱ超能力は在るな」 母はそのあと 「動かなくなった時計を持ってきてください」 というユリ・ゲラーに従い、時計に「動け動け」と念じていたが、これはちょっとしか動かなかったようだった。 しかし私はこの一件から、超能力ってもしかしてあるのかも。と思い始めたのだった。 それから、プリン(とかゼリーとか)を食べようと曲がったスプーンを使用するたび(するなよ)、「ユリ・ゲラーすげぇなぁ」と思い出すようになった。 大人になったある日のこと。ユリ・ゲラーの超能力にはいくつかの疑問があるという記事を読んだ。 しかし、母は確実にスプーンを曲げたのだ。 あれれ。もしかしたら、母こそがホンモノの超能力者なのかもしれない。テレビに出てくる仰々しい人々がホンモノだと 信じるより、身近な人が超能力者 だという方が信憑性があるなぁと 思った。 スゴイ人は身近にいるのだ。など と宣っていると大槻教授に怒られ そうです。教授すいません。今回 は超能力者たちのお話です。これ ぞ、あおきりみかんの真骨頂! と言い切ってしまいたいくらい、 観てもらいたいお話です。 ご家族お誘い合わせの上、 ぜひともいらしてくださいね。