電撃チョモランマ隊 × 劇団あおきりみかん
SHOW劇革命 THIRD IMPACT!インパクトステージミックス2010 対談
SHOW劇革命THIRD IMPACT!でご一緒する、電撃チョモランマ隊さんと対談してきました!
ダンスをはじめ、歌にお芝居にと大活躍の電撃チョモランマ隊さん。SHOW劇革命について、鹿目が脚本を担当したスペースウォーズについて熱く語ってもらっちゃいました!
あおきりみかんからは鹿目と山中が参加!あおきりみかん×電撃チョモランマ隊さん対談ご覧くださいませ!
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本日は「SHOW劇革命THIRDDIMPACT!」の対談よろしくお願いいたします。
鹿目
劇団あおきりみかんの鹿目由紀です。今回、30-DELUX電撃チョモランマ隊MIX『スペース・ウォーズ』の脚本を書かせていただきました。
全員
よろしくお願いいたします。
鹿目
名古屋にもいらっしゃるということで、どういうところを見てもらいなど、アピールしていただければと思います。私は実は名古屋出身ではなくて、東北の会津若松の出身なんですが。
Q-TARO(以下Q)
あ、そうなんですか。
鹿目
住み心地がよくて名古屋に居ついちゃったんですよ。
山中
山中崇敬です。役者担当です。
全員
役者担当(笑)
鹿目
山中は、劇団で「のんき君」の称号をもらってます。すごく、のんきものです。
Q
リーダーのQ-TAROです。宜しくお願いします。僕たち電撃チョモランマ隊はダンス中心でやってたんですけど、2002年から表現の幅を広げようということで、マイク持ってライブをしたり…お芝居をやらせてもらいながらここまでやってきました。
OH-SE(以下OH)
OH-SEです。
U-SAKU(以下U)
U-SAKUです。
EBATO(以下E)
EBATOです。
鹿目
宜しくお願いします。私、30-DELUXさんがテレピアで公演されたときにOH-SEさんを拝見しまして。すっごく面白かったです(笑)
OH
ありがとうございます。あれは僕も台本読んでるときは感じなかったんですけど、いざ稽古に入ると、「OH-SEさん、これ、脱いじゃいましょうか」みたいな軽い感じで。「OH-SEさん、水着OKですよね」とか、NGが全然ないみたいに進んで…
全員
(笑)
OH
「OH-SEさん、ここ脱ぎで」とか。最初は演出家さんともめたんですけど。
鹿目
もめたんですか?
OH
ええ。演出家さんは僕の役が肉体派のお兄さんというイメージだったようで。声の低い、何にでも動じないキャラでって言ってたんですよ。でも僕が台本読んで、全く逆のことを最初に表現しちやったんですよね。
鹿目
ええ、ええ。
OH
で、そこで演出家さんが「全部混ぜちゃっていいですかね?」って。そうして、気づいたら「じゃ脱ぎましょうか」みたいな。肉体派と知性派を混ぜたら「裸」になってました。
鹿目
すごく脱ぎっぷりがよいなぁと思って。
Q
床這ったり、アクティブにやってたよね、あれは。
OH
稽古中絶対血が出るはずないのに、僕だけ血だらけになってましたね。
E
床這ってるからね。
鹿目
その時に、血だらけに。
OH
ええ、リハーサルの時は興奮してるから自分じゃ気づかないんですよ。スタッフの方が「大丈夫ですか!?」って、見たら血がだらだら流れてて…僕的には大丈夫なんですけど。
鹿目
そうなんですか!
OH
やりかた変えようってなって。でも結局変わらなかったですね。
鹿目
結局おんなじようにやったんですか。
OH
はい、同じように(笑)。
全員
(笑)
鹿目
あの時もダンスすごいなぁと思いました。
鹿目
みなさんは歌も歌われるんですよね。これからもライブをして、歌っていこうという。
Q
そうですね、昨日もライブをやらせてもらったんです。歌もやりつつ、表現という分野で、人前で自分たちの生き様というか、生業にしているものを見せて、感動してくれたり、心を動かせたらいいなと。歌もダンスも、表現には変わらないので…一生懸命やってます。
鹿目
ダンスもやって、歌もやって、お芝居もやられていると、その中で何か違いや、難しいなと感じることはありますか。
E
…難しいことだらけだよね。うーん、なんだろう。
Q
お芝居もだと思うんですけど、100点がないですよね。
鹿目
そうですね。
Q
きっと、このまま歳をとっていくと思うんですよ。100点見つけちゃった時点で、次はないんじゃないかな。芝居にしてもダンスにしても、振り付けにしても根本は一緒なんじゃないかと思うんです。100点目指してるからかっこいいんじゃないかなって。
鹿目
絶対100点って取れないですよね…って、取れないですよねとか言っちゃだめですね。
全員
(笑)
Q
100点目指してるんですけどね。
鹿目
100点取れないのが悔しくて続けてるようなものですよね。
Q
自分たちの中では「よし!」というのはあります。わかりやすいのは…コンテストで優勝したとか、脚本で大賞獲るとか、ほら、鹿目さんだと、グリーン大賞を獲られた時とか。
鹿目
はい。
Q
そんな「よし」はあるけど、振り返った時「100点だったのかなぁ。もしかしたら97点だったかもしれない」と。その繰り返しだよね、表現するって。
鹿目
じゃあやっぱり、いろいろ挑戦しているのは、表現というのは変わらないからいろいろやってみようと幅を広げていった感じなんですかね。
Q
そうそう。
U
僕らがどうしてダンスをやっているのかというのが、見ている人がどんだけ喜んでくれているかというところからスタートしているので。
山中
はい。
U
ダンスだけじゃ伝えきれないとしたらお芝居もしよう、お芝居でも伝えきれなかったら歌も歌おう、といろんなものに手を出して。僕たちの意志優先というよりは、自分たちができることでどれだけお客さんを喜ばせられるか、ということを最優先にしているので。
鹿目
なるほどなるほど。
U
だから逆に言うと、100点が余計に出ないんだよね。100人が見て99人が喜んでくれてもひとりがすごくつまらなかったと言ったら、それが正解なのかと言ったら不正解になってしまうかも知れないし。
鹿目
100人が見たら100人がいいって言ってくれるモノを目指しますよね。目指さないと99人が良いと言ってくれなかったりするんですよね、きっと。私、ダンスは全然出来ないんですけど…というか劇団の人間のほとんどが全く出来ないんですけど、ダンスを人前で踊って、人をいきなり感動させられるというのは素敵だなぁって思うんですよ。私たちは踊れないんですけど、お芝居の中で踊れない人間が踊れないなりに必死で体を動かしているのを、「どうでしょうお客さん?」みたいな感じで見せているところがあって。うちの劇団は体育会系と呼ばれていてですね、からだを痛めつけることは結構やってるんですよ。
E
ストイックな感じなんですね。
鹿目
ええ、ストイックに(笑)。例えば「20分間全速力で走ろうか」とか。
Q
あははは。
E
すげー
鹿目
「ずっと腹筋をつかってそのままの姿勢でいてください」とか、そういう体力勝負なことを見て、お客さんが「ああぁ」って思ってくれたらいいなと。
Q
占いホテルを拝見したんですけど、劇中スーダラ節でただ歩いてるってシーンありましたよね。
E
ああ、あれはよかったよねー。すっごい好き。
鹿目
ありがとうございます。
Q
歩いてるだけなんだけど、あのフォーメーションと、途中で身を低くして歩くっていうのがよかったですね。あと、前半でみんな無茶苦茶に踊ってる場面あったじゃないですか。あれとかも、一般のダンス知らない人が見ても納得できる動きですね。
鹿目
ホントですか!
Q
ええ、僕らにしてみれば、あれだ、と思うわけです。
U
あれが大事ですね。
鹿目
大事。
U
ええ、あの感覚というのが。
Q
スキルじゃなくて、いまそこで踊ってる感じですね。意味が分かってる。あとはもうひとつ、練習量ですね。
鹿目
練習量だけは半端ないですよ。
Q
あれはすっげー伝わってきました。あれは非常に…勉強になりましたね!
鹿目
そんなそんな、恐れ多い。でも嬉しいです。
U
「EZ DO DANCE」もね。
E
今言ってた意味がわかるというか。
Q
ここで止めるだろう、というところを超えて、まだやってる!という
E
そうそう(笑)。まだやってるっていう
Q
何分踊ってるんだって
E
気持ちよかったですねぇ。
鹿目
すみません(笑)。
全員
(笑)
山中
もう必死でやるしかない感じでしたね。僕らは踊れないんで。だから精一杯、必死で、動くしかないと。
Q
それが一番大事ですよ。
E
僕は期待してたんですよ。先に「ダンシング木下」の名前が出てきて…結構前半じゃないですか、名前出てきたの。で、やっときた!って。
Q
ひっぱってひっぱって(笑)
E
そうそう、ひっぱって出てきたのが、TRFだったので(笑)。相当ツボでしたね。
Q
そうだよね。だってあれ、前半と後半くらい離れてますよね。
鹿目
そうですね。
E
忘れたよね!忘れたトコに「EZ DO DANCE」がきて。
鹿目
あははは。ホントにすみません。最前線で活躍されてる方の前で…ホント恥ずかしいです(笑)
Q
いやいや、あのお芝居を見せていただいて、自分たちのステージやお芝居には全く無い構成だったり、脚本だったり、特に時間軸の変化がさすがだなと。目からウロコというか、感動しましたね。
Q
そういった
鹿目
さんの脚本でやらせていただけるのは楽しみだということを伝えて帰ろうと思います。
全員
(笑)
鹿目
私たちダンスが全く出来ない分、気合っていうんですかね、言葉が合ってるのかわからないですけど、私たちの踊りも滅茶苦茶なんですけど、一回踊って疲れてくるじゃないですか。で何回もやって疲れてきたところを怒るんですよ、ひどいですけど。「こんなに疲れててテンションが下がっていくことに絶望した」というと、みんな悔しくて最期の断末魔みたいな感じで
Q
わーーーー!!って(笑)
鹿目
そうなんですよ、で「それそれ」って。お芝居でもそうなんですけど、技術的なものがしっかりしていると、ダンスも自然に指先の動きまで変わってくるんじゃないかなと思うんですよ。そういうところ尊敬しますね。
E
たぶん僕らって、芝居的なスキルとか、演技方法とかを聞くよりも、まず何かきっかけを与えてくれたら理解できるタイプだと思うんですよ。
山中
きっかけ?
E
僕らはダンスを一緒に踊るときに、まず初めに「きっかけ」を与えるんです。例えば「ダウンのリズムとって」って言ってもちんぷんかんぷんだったりすることあるじゃないですか。そこで、「お腹にCDがスロットインされる感じ」とか「おへそが、CDの入り口で」とか「お腹で、CD挟んでごらん、挟める?」みたいな動きのイメージを伝えたりするんですよ。
山中
へー!
E
そういう「きっかけ」を僕らが与えていって、一緒にダンスを踊って行けるのかなぁって。難しいことは多分教えないと思うんですよ。
鹿目
なるほど。分かりやすいですね。
E
たぶん今より分かりやすい例はあると思うんですけど。
鹿目
他にもあるんですか。是非教えて欲しいです。
E
いやいやこれ以上は(笑)
OH
ハードルあげちゃったね(笑)
全員
笑う
E
鹿目さんは、実際に現場に来てくださったりするんですか?もう脚本は預けちゃう感じですか?
鹿目
できればおじゃましたいなぁとは思ってるんですけど。
Q
会いたいですよね。
鹿目
現場で感じてみたいというのはありますね。一度おじゃましたいとは思います。今みたいな状態でお会いしてるのと、稽古場で見たときの感じは違うと思いますしね。
Q
僕も眼鏡かけてないですからね。
鹿目
ええ!?そうなんですか!
Q
はい(笑)、だから次会ったときは「誰?」って言わないで下さいね。
OH
「えーっと?はじめまして」とかね。
全員
(笑)
鹿目
眼鏡のイメージが強いのに。どうすればいでしょうね。
E
帽子もハットじゃなかったりするんですよ。キャスケットとかハンチングとか被ったりもするんで。
鹿目
じゃあ、今日のイメージとは全然違うんですね。どうしよう…わかんなかったら(笑)
Q
僕めっちゃ目、いいですよ。これもレンズ入ってない。
鹿目
あ、伊達ですか。
Q
伊達もなにも、レンズ入ってないですからね、。枠です。ぶちです。
全員
ぶち(笑)
Q
やっぱり稽古場でお会いして稽古も見てもらいたいですね。
鹿目
はい、ぜひ。今日はありがとうございました。
全員
ありがとうございました。
終わり
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