*pnish* × 劇団あおきりみかん SHOW劇革命対談
SHOW劇革命SECOND IMPACT!を間近に控えた某日、某所!*pnish*さんと対談してきました!
大変お忙しい中*pnish*さんからは森山さん、佐野さん、鷲尾さん、土屋さんとフルメンバーで参加いただきました!
4人とも大変気さくな方々で、対談は終始笑いのたえない雰囲気。
そんな中、鹿目と松井がお芝居のこと、公演のこと、色々うかがっちゃいました!
7月25・26日の「*pnish* on vol.7」について、時に4人の楽しい掛け合いで、時に4人の真剣な会話で話していただいてます!
*pnish* × 劇団あおきりみかん SHOW劇革命対談、是非ご覧くださいませ!
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SHOW劇革命SECOND IMPACT
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*pnish* 公式ホームページ
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お芝居としての殺陣
松井
それでは、自己紹介をお1人ずつお願いします
森山
森山栄治です
佐野
佐野大樹です
鷲尾
鷲尾昇です
土屋
土屋裕一です
鹿目
劇団あおきりみかんの主宰の鹿目といいます。よろしくお願いします
全員
よろしくお願いします
松井
まずは、*pnish*さんが普段、どういった公演を行われているのか、ということについて教えてください。今年は、7月にon公演、11月に本公演を控えているとのことですが
佐野
そうですね、今度の本公演は……単純に言ってしまうと『冒険活劇』ですね。本公演でやるのは基本的にアクションもの、 アクションコメディのような感じです。実は僕は漫画がものすごく好きで、漫画っぽいものを舞台にしたいというところから始まっているんですけど
鹿目
(舞台に)映えますよね、そういったものは
森山
そうですね。ただ、うちのは、殺陣が漫画的に凄いカッコいいってわけじゃなくて
松井
と言うと?
森山
殺陣に関しては…誰か上手く説明してよ(笑)
佐野
何というか、「はい、ここから立ち回りシーンです」っていう感じではないんですよ。 殺陣師の方なんかとも相談しながら作るんですけど、多いのは ”コメディを取り入れた立ち回り” って言うんですかね。 お芝居の要素が強いというか、なるべくそのキャラクターを活かしたアクションシーンになるように、ということを意識しています。アクションシーンに向けて物語が進んでいくというよりも、アクションシーンによって物語が展開していく、という風に作っていけたらと
鹿目
「こことここは殺陣のシーン」、っていう感じではなくて、お芝居の流れで殺陣に入る、ということですか
佐野
そうですね。殺陣のシーンになった、というよりも、「殺陣があった」、というか
土屋
芝居の延長上…
鹿目
に、殺陣も含まれていると
佐野
そうですね。そういう風に作ろうとはいつも思っています
松井
なるほど
コントについて
鹿目
私、onの方はDVDで拝見させていただいたんですよ
佐野
ほぉ、何を見たんですか?
鹿目
「シックス」です
*pnish*
ああ〜!(笑)
佐野
*pnish*史上、最高にゆるゆるでグダグダの(笑)
鹿目
野球選手とホストのコントとか、面白かったです
佐野
ありがとうございます。あれは代表的なコントの形なんですよね
土屋
振り落ちコントっていうんですけど。片方で振りを作って片方で落とす。コントは基本的に四人で考えて作るんですけど、あれは皆、段々暴走して行って
鷲尾
自分で見てて腹が立ちますよ(笑)
全員
笑
鹿目
面白かったです
佐野
毎回、今日はどこまでボケるの? ああっそのボケもいくの、ああ、ああ〜〜、んでそこには行かないのかよ!っていう
全員
爆笑
佐野
毎日ハラハラしながらやってました。「こう行くだろうなぁ」って思って待っているのに全然行かないんですよ
土屋
そうなんですよ、僕固まっちゃたりして(笑)
松井
確かに、後で見るとちょっと動きが止まっているところも…(笑)
全員
爆笑
鹿目
でもそういう4人の空気感みたいなものが物凄く面白かったです。タップダンスとか、MCのシーンなんかもあって、まるでコンサートみたいな雰囲気でしたね
森山
そうですね
鷲尾
そうだったね
松井
とても面白かったです
佐野
あの作品は、onでも初めての試みでした
鹿目
それまで、ああいうことはやっていなかったんですか
土屋
そうですね。コントならコントだけやる、という感じです。次回公演ではああいうスタイルは取らないですからね
鹿目
取らないんですか
佐野
ニュアンスとして、今後も取り入れて行きたいって思う部分はあるけどね。囚人コントなんかの、あの変な流れは、あれは今後もやるべきじゃないかなと
土屋
まぁね
佐野
ああいうことを、上手くできるようになりたいですね
鹿目
私は、その囚人コントが1番面白いと思ったんです
佐野
プリズンブレイクみたいなことがやりたいっていうところから始まって、「俺らじゃ出来ねぇなぁー!」ってなっていく様が見れるコントですね(笑)
鹿目
そんな感じ、とっても面白かったです(笑)
佐野
僕、プリズンブレイク大好きだったんですよ。
鹿目
それがきっかけだったんですか?
佐野
でも途中からどこ行って良いかわかんなくなっちゃうんですよね
鹿目
笑
土屋
途中でやりながら、「あれ? 行きたい方向と皆違うじゃん」って
佐野
それで、一人で勝手に怒ってたり
鷲尾
「真面目にやろうよマジで」って
佐野
こっちは皆思いっきり真面目だって(笑)
鹿目
かなりカッチリ作ってらっしゃるんですね
土屋
カッチリとまではいかないんですけどね。4人で真剣に作り上げていく感覚ですね
次回公演
松井
では、7月の*pnish*on vol.7の見所を教えてください
鷲尾
「太鼓」ですね
松井
え?
鷲尾
「太鼓」です。今回ちょっと使ってみようかなと。僕らが使うわけではないかもしれませんけど…まぁ多少使うくらいなんですけど
佐野
どっちだよ!
全員
笑
鷲尾
あんまりここでアピールし過ぎちゃうと、お客さんが「どんだけ太鼓叩けるんだ!」って思っちゃうじゃない
佐野
逆にアピールしていくってのも有りだけどね。「今回太鼓やります、オラァ!」って宣伝しておいて、叩かない。「え、結局飾り?」みたいな
鷲尾
置いてあるだけ(笑)
全員
爆笑
松井
毎回そうやって、新しい事にチャレンジされているんですか
佐野
そうですね。その都度色々成功も失敗もあるんですけど、その反省部分も次に活かして
鹿目
「信念」っていうんでしょうか、毎回、こういうものは絶対持っていよう、というものはありますか?
佐野
お客さんとの距離感は、できる限り近くありたいっていうことは思いますね
鷲尾
onの時みたいな雰囲気はやっぱり良いよね
土屋
劇場にいる自分たちと、お客さんとの一体感があって
鹿目
さっきも話に出ましたが、コンサートみたいな雰囲気というんですか。本公演とはやはりどこか違う部分があるんでしょうか
土屋
そうですね。一つまとまった芝居を作るというのと、onのような公演とでは、方向性的に違う部分があるのかもしれません。時間も芝居より短いですしね。根本的には一緒だと思っていますが
佐野
本公演をやる時には、「作品」を見てもらいたいという意識があるんですよ。でもonに関しては、お客さんに楽しんでもらいたい、っていう気持ちの方が強くなる気がします
鹿目
onの企画は、皆さん4人で考えていらっしゃるんですよね。それは本公演の方も同じなんですか?
土屋
そうですね。はい
鹿目
それでこうなんというか…まとまりますか(笑)4人で
土屋
まとまらない中でも前に進める感じはありますね
鹿目
本の内容も皆で話し合って決めるんですか?
土屋
全員俺アレやりたい、コレやりたい」って話して。「前回コレやったから次はこうしてみようよ」とか話し合いながら。時にはガンとして聞かないときもありますけど(笑)
鹿目
ありますか
土屋
でも1回やってみると、ある日「そっちの方が良かったな」って納得する自分もいたり
鹿目
時にはちょっと喧嘩になっちゃたりすることも
土屋
そうですね。作品を造っていく中ではあったりもします。最近はなくなってきたんですけど、前は結構あったと思います
鹿目
私のところの劇団は、私がずっと作・演出をしているんですね。他のメンバーは皆役者で。なので、そうやって皆で話し合いながら、という作り方は、聞いていて面白そうだなと思います。さっき話に出た囚人コントとか見ていて、多分これは四人で考えているから、それぞれ方向が違ってしまっても、行きたいところを皆わかっているというか、話し合って元に戻りつつ行けるんだろうな、って思ったんですよ。
佐野
あれが全部台本通りだったらちょっと凄いよね(笑)
鹿目
演出の立場からすると、例えば一人、方向性に迷った人が出てしまったりすると、その人にちゃんと理解させて導くことができないと、もう収集のつかない感じになってしまうこともあるので、やっぱり最初に、皆に「理解させる」ということに時間をかけざるを得ないんですよ。最初から皆で共通理解を持っていることで、助かる部分とか、面白くなる部分はきっとありますよね
佐野
確かに作品によっては、やりながら作るっていうか、やってる自分達も「ええ?これどこに終着するの」って感じでしたからね
全員
笑
土屋
何かホント、エチュードから作ったんで。とりあえず各自、自分のやりたい事を出していかなきゃいけないんですけど、もう彼(佐野)なんかは出さない出さない
鹿目
出さない(笑)
土屋
佐野はあんまり喋らない
佐野
人前が苦手なんです
全員
笑
名古屋について
松井
今回初めて名古屋に来て頂くということで、皆さんに、名古屋のイメージや何かを伺えたらと思うんですが
佐野
名古屋のイメージは……食べ物の名物がいっぱいあるなって(笑)
佐野
ひつまぶし食べましたね
松井
名古屋にはよく来られるんですか?
森山
僕は名古屋には他の公演くらいでしか来た事がないのですけど。名古屋城には行きました
鷲尾
名古屋城、行ったね
森山
面白かったです
鷲尾
名古屋城行って、二人ずつに分かれて行動してメールしてたんだよね。「今俺らの近くには何々がある」とか
松井
メールで
鷲尾
相手チームに「どこにいるの」って言ったら「じゃあ今から見える景色を写メで送るよ」って返ってきて、送られてきた写メール見て「これはどの角度で撮ってるんだ?」って悩んだり
佐野
「あ、こっちか!」とか「あれここじゃねえ?」とか。あれは意外に楽しかったね
松井
楽しそうですね
土屋
僕の名古屋に対するイメージは……名古屋巻きですかね
全員
笑
鹿目
名古屋嬢(笑)
土屋
10年前くらいに、ナゴヤドームかどこかのイベントの仕事で来た事があったんですが、 とにかく名古屋巻きだったんですよね。あの光景は忘れられないです。かなりびっくりしたので。でも最近はそんなにないですよね
松井
そうですね。やっぱり一時期に比べて断然減ったと思います
佐野
ねぇ〜、ちょっと寂しいな
鹿目
寂しい(笑)
「*pnish*」に「a」がない理由
松井
先ほど、4人全員でお芝居を作っていくというお話が出ましたが、4人で作る面白さについて、詳しく教えていただけませんか
佐野
それぞれの個性が活きる、ということですかね。僕たち4人とも、まったく性格や考え方が違うんですよ。だから昔は意見が食い違うことも多かったんですけど、今はなんというかまあ、付き合いも長くなってきましたし、前よりもぶつかることは少なくなりましたね。皆頑固なところもあるので、変わっていない部分は変わっていないんですけど(笑)。互いに歩み寄るようになった、というよりも、相手が自分と違うことを考えている、ということを理解できるようになったんだと思います。自分と違う意見を聞くことによって、物事を色んな角度から見ることができるようになりますよね。テーマが一つだったとしても、方向性やなんかについては、それぞれ色んな意見が出てきたりする。僕ら年に二回しか集まらないですけど、だからこそ、お互いの成長が良くわかったりもするんですよ。それぞれの成長がお互いに影響を与え合って、そうやって意見がまた変わっていったりもする。そういうやり取りの中から、「四人で作る」ということの良さ、面白さ、というものが生まれてくるんじゃないかな。
松井
名前にアスタリスクを入れているのには何か理由があるんですか?
土屋
元々は単純に「スパニッシュ」っていう名前を考えていて、「ス」をとって「*pnish*」にしようっていうことになったんです
鹿目
はい
土屋
でも「字画が気になるんだよね」っていう話になって
松井
画数ですか
土屋
僕は「英語に画数ってあるの?」って思ったんですけど(笑)
全員
笑
土屋
それで、「*」を足すと運気が上がる
鹿目
これをつけてなんで運気が上がるんでしょうね
土屋
わかんないな〜(笑)
佐野
でもまあ、つけなかったばっかりに運気が下がっても嫌だし
全員
笑
土屋
「あおきりみかん」っていう名前はどう決まったんですか?
鹿目
これは、旗揚げの時に私が考えた名前です。青いうちに切ったみかんってあるじゃないですか。 あれ、グリーンみかんとか、あおきりみかんっていうんです。名前が
土屋
へぇ〜。
鹿目
私、元々酸っぱい物が凄く好きだったんですよね。 それであおきりみかんって名前にしたんですけど。後で聞いたら、「あ」で始まって「ん」で終わる名前は姓名判断的に良いんだって言われて
佐野&土屋
ああ〜(笑)
佐野
このみかんの絵がマスコットキャラクターなんですか?
鹿目
はい。みかんちゃんって言います
土屋
みかんちゃん
鹿目
みかんちゃんっていう名前のキャラクターなんです。劇団グッズの、ストラップやクレイアニメなんかにもなっていて
土屋
すげぇ!
鹿目
なんでこの子ばっかりプッシュされるのか(笑)
佐野
うちのマスコットは、もっぱらこの昇ちゃん(鷲尾)です
全員
爆笑
最後に一言
松井
まだまだ伺いたいことは沢山あるんですが、お時間が来てしまいました。最後に、名古屋のお客さんに何か一言ずつ、皆さんから頂きたいと思います
森山
芝居を見たことの無い人も、有る人も、気楽な気持ちで一度、見てもらいたいなと
佐野
えーと僕は、気楽な気持ちで、見たこと無い人…
全員
爆笑
佐野
笑。まぁ単純に、楽しんで見て頂けるとありがたいです。初めての方も是非見に来てください。よろしくお願いします
鷲尾
そうですね〜、気楽な気持ちで…
全員
爆笑
鷲尾
僕らのことを見たことの無い方にも見ていただきたいです。楽しんでいただけると思います
土屋
ええっと、本当に楽しい舞台なので。さっきお話したような、この4人のエネルギーというか、 個性みたいなものを感じてもらって、一緒になって盛り上がるようなステージに出来たら良いなと思います
松井
握手会もありますよね
森山
はい、あります
鹿目
楽しみですね
松井
それでは、お時間が来たようですので、名残惜しいですがこれで対談を終了させていただきたいと思います。今日は本当に皆さん、ありがとうございました
鹿目
ありがとうございました
*pnish*
ありがとうございました
終わり
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