30-DELUX × 劇団あおきりみかん SHOW劇革命対談
SHOW劇革命SECOND IMPACT!を間近に控えた某日、某所!30-DELUXさんと対談してきました!
新作「ナナシ」を6月20・21日に控えたご多忙な中、お芝居について、SHOW劇革命について熱く語ってもらっちゃいました!
対談のメンバーは、30−DELUXから清水順二さんとタイソン大屋さん、そして「ナナシ」主演の佐野瑞樹さん。
あおきりみかんは鹿目と松井が参加!対談ご覧くださいませ!
>>>
SHOW劇革命SECOND IMPACT
!
>>>
30-DELUX公式ホームページ
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
本日は「SHOW劇革命SECONDIMPACT!」の対談よろしくお願いいたします。
松井
まずは自己紹介をお願いします。劇団あおきりみかんの松井真人です
清水
30−DELUX主宰の清水と申します
タイソン
同じく30−DELUX主宰のタイソン大屋です、よろしくお願いします
佐野
佐野瑞樹です。よろしくお願いします
鹿目
あおきりみかん主宰の鹿目由紀です。よろしくお願いします
全員
お願いします
清水
鹿目さんお洋服が素敵
タイソン
そういうのはいらんよ、いらんよ(笑)
全員
笑
松井
はじめに30−DELUXさんがどんなユニットなのかを教えてください
清水
立ち上げた当時、僕は関西のMOTHERと言う劇団にいました。 タイソンは、今も所属しているんですけど、劇団☆新感線に所属してまして、 僕らとあと二人、昭和47年生まれの四人が集まって、「俺らが主役をやれるユニット作ろう」という話になったんです。 それで、無謀にも旗揚げ公演で青山円形劇場でいきなり10ステージやってしまって
松井
すごいですよね
清水
そしたらなんかチケットが即完売してしまって
タイソン
ね
清水
旗揚げでそんなの中々ないじゃないですか
松井
ないですよね
タイソン
で盛り上がって、「やろうぜ!」みたいな
清水
それで今年七年目になっている演劇のユニットです
30−DELUXさんのお芝居の特徴を教えてください。
松井
30−DELUXさんのお芝居の特徴を教えてください
清水
僕とタイソンはエンターテイメントが凄い好きで。公演のときは、今回のようにゲストさん中心で、 佐野さんみたいな俳優さんをお招きして主演をやって頂いて、僕らは脇で固める、という事が出来たら良いなと
鹿目
はい
清水
元々僕は岸谷五朗さんと寺脇康文さんがやっている、“地球ゴージャス”という劇団が好きで 目標にしてます。で、ゴージャスに負けない名前でデラックスって
鹿目
あ!それでこの名前なんですね
タイソン
ホントね頭の弱い人発言って感じですけど、そのまんまで
全員
笑
清水
で、皆が30歳になったんで、30って数字を起点に頑張っていこうって事で、30−DELUXって言う名前にしたんです
鹿目
へぇ〜
清水
最初大屋は反対してたんですよ
鹿目
そうなんですか
清水
「そんな30とかやめようぜ」みたいな、でも僕がそのまま勝手に付けたっていう
全員
笑
タイソン
でもまぁ「デラックス」っていうのは良いんじゃないのって事で
鹿目
ああ、デラックス
タイソン
ゴージャスには負けないぞと
鹿目
ゴージャスに
タイソン
ええ、まぁ「ゴージャス待ってろよ!」と(笑)
鹿目
待ってろよ(笑)
清水
凄い目標にね、してますね
タイソン
そうだね
清水
あおきりみかんさんは11月のトリの公演ですけど
松井
でもその前に6月の公演があるんですよ
タイソン
それはどういった
鹿目
30―DELUXさんの次の週に、「箱を持っている」新作を上演します。喜劇なんですけど
松井
箱を持っている人たちの話です
鹿目
そう、箱を持っています
名古屋の印象をおしえてください。
松井
30―DELUXさんは前回も名古屋公演をやられてますし、 皆さんもこちら出身との事ですが、名古屋の印象みたいなものがあれば教えてください
清水
お客さんが入らない。実は東京の演劇人が1番やりたくない地方のトップは名古屋なんです
鹿目
そうなんですか
清水
東京で、演劇人が飲んで名古屋の話になると、「名古屋入んないよねぇ〜」とか言われますね
タイソン
皆は僕が桑名出身なのを知らないので「名古屋文化がダメなんだよ、 なんでもかんでも味噌付けやがって」とかちょっと意味のわからない名古屋の悪口まで聞かされたり
鹿目
それあまり関係ない(笑)
清水
でも僕は、親孝行もしたいし、やっぱり凱旋公演的な。 まず東京で土台築いて、東京で何千人とか、五千人、六千人集めれるようになってから やりたいなと。例えば「東京で人気のあるユニットが来たぜ」みたいな触れ込みがあれば、 多少興味を持ってくれるかもしれないと
鹿目
そういうのありますね
清水
それはどこの地方でもそうだと思うんですけど。で東京で四千人から五千人ぐらい集めれるようになってきて
松井
はい
清水
それでこの間、1発賭けで名古屋公演、単独でやってみたんですよ
松井
うんうん
清水
自分たちで営業に来て、専門学校やら高校とかも周ったりして
鹿
&
松
すごいですね
清水
そしたら千種文化小劇場3ステージ超満員になって
鹿目
ええ、ええ
清水
でやってみたら…お客さんにすごい興奮してもらって
タイソン
お客さんに楽しんでもらったかどうかって、やっぱ帰りのホールの熱でわかるじゃないですか。湯気のような?
鹿目
わかります
清水
あれが名古屋のお客さんは相当あって
鹿目
火が付いちゃうと結構ありますね
清水
名古屋の人ってすごい正直で。面白いものにはファンになってくれるだろうって思って
鹿目
はい
清水
「やってほんとに良かった!」って思いましたね。だからやる前と印象は変わりました
松井
良かったです名古屋人として
鹿目
嬉しいです
清水
ものすごいあたたかかったんですよ。名古屋の人ってあたたかいですよね
タイソン
どうですか、名古屋
鹿目
そうですね。私は、名古屋出身じゃなくて、福島県の会津若松出身で
タイソン
え!そうなんですか!
清水
名古屋の話に熱いので、名古屋の人だと
鹿目
笑
タイソン
桑名は友達ですからね
鹿目
あ!そうです。そうです。桑名藩とは
タイソン
そうそう
松井
藩ですか(笑)
鹿目
私は大学でこっち来て、そのまま住み着いてずっとやってる 感じなので事情がまったく分からないし、名古屋は都会ってイメージだったんで。どれく らいお客さんが入るのか全然知らないままやり続けてて。でやっぱり東京公演をやって、 帰ってくると違いは少し感じたりはするんですけど、でもやっぱり良いと思ってくださる と、ずっと観に来てくださるって言うのがあんまり変わらないと言うか、そこは東京も名 古屋も似てるのかなと思いますね
タイソン
ああ〜
清水
そうだ。今度このメンバーで公演やりましょうよ、このメンバーで(笑)
タイソン
おぉ〜良いね。あおきりデラックス
鹿目
あおきりデラックス(笑)
松井
ちょっと強くなった感じですね
全員
笑
清水
うん良いじゃないですか、やりたいですね〜
松井
是非是非
鹿目
うん是非
タイソン
やってみたいですね
今回のSHOW劇革命の意気込みなどありましたら教えてください。
松井
時間も少なくなってまいりました。今回の作品についての皆さんの役どころや見所を教えてください
清水
内容面は、タイソンと佐野さんにお任せして、僕はハード面について。 今回アクションクラブさんとの合同公演。実は合同公演というのは初めてで。 アクションクラブは僕がスタント、アクションをやってた頃の師匠とも言える べき人たちがいっぱいいる団体なんですけれど、その方たちと十数年前に初めて出会っ たときに「こんな凄い人たちがいる」と思って、いつかプロデュース出来るようになり たいなと思ったのがきっかけですね
松井
はい
清水
それで十年後にそういう公演やるって目標を立てて。ようやく今回、 アクションクラブの方々5人くらい出演して頂いて、その方たちにメインの役をやってもらってます
松井
10年越しの目標、凄いですね
清水
それで物凄いアクション活劇時代物をストレートにハードにやりたいなと。 笑えて、泣けて、チャンバラもあってというエンターテイメントをやります。今までも、 「アクション凄いね」とか言われるんですけど、今まではコメディーの方を重視してたつも りだったのであまりアクション、アクションって言われても、「まぁ僕コメディーがやりた いんですけどねぇ」みたいに言ってたんです。でも今回は「アクションを見てください」と言う感じですね
松井
はい
清水
絶対名古屋では、見ることの出来ないクオリティーのアクションをお届けします!
鹿目
楽しみです
佐野
僕は服部半蔵をやらせてもらうんですけど
松井
はい
佐野
実在する人物なんですが、結構オリジナルな感じのストーリーだし、 衣装も忍者ですけど大分派手めな衣装になっているし、新たな服部半蔵を見てもらえ れば良いなって思います。それから僕も含めた、チーム服部なんですけど、その仲間 たちとでアクションで出せない色…もちろん殺陣も頑張りますけど、アクションで対 抗するよりも、違う方面で自分たちの1番出せるカラーを、それは明るさだったり、 見た目の派手さだったり、そういうところで頑張っていって、対比みたいなも のを上手く出せたら良いですね
鹿目
はい
タイソン
僕もアクションに関して、なんちゃってな感じなんですけど
佐野
チーム中最大のなんちゃってですよ(笑)
鹿目
笑
タイソン
ちょっと真面目な事言うと。今回清水がリスペクトするアクションクラ ブの人達とガチンコでやります、火花散らして。僕もアクション好きだと思うんですよ、 それなりに見せる事は出来ると思うんです、稽古をすれば。でも基礎からずっとやって る人と好きでやってる人とはやっぱり歴然と差があって。むこうは圧倒的に本物なんです
松井
はい
タイソン
じゃあ一人の役者として、「お前、何が出来るのか?」って。佐野さんも さっき言ってたけど、僕らそっち(アクション)側じゃない、そうじゃないところで、 でも本物の“何か”を見せなきゃいけないって僕は思うんですね
鹿目
はい
タイソン
それは役の解釈じゃなくて、そこにリアルに人が立てているかどうか っていうのが試されている感じがして。本物のアクションがあればあるほど、僕らは別の 躍動をしているか、していなきゃいけないって
鹿目
本物があるからそう思う
タイソン
それは別にアクションの部分を諦めて努力をしないとかそういうわけじゃなくて…なんだろうなぁ上手く言えないですね
鹿目
持ち場みたいなものですかね
佐野
お互い板の上にね、のるのに負けたくないって事ですよ。自分の中のこの カンパニーで誰にも負けたくないものを出したい
タイソン
本物出してくれてるのに、本物で返さなきゃ失礼だろうって思うし、それ でこそ絶対良い舞台になるし。良い意味で視野を狭くしてぶつかるしかなくて。 アクションクラブさんをはじめ、佐野さんもそうだし、集まってる人間もそうだし、
佐野
水野さんもそうだし
清水
稽古1時からなんですけど、10時半から来てますからね
鹿目
へぇ〜!
清水
終わった後も1番最後まで残っているようなくらいですから
鹿目
凄いですね
タイソン
仕事あるんじゃないですか?って
鹿目
笑
タイソン
大丈夫ですか?みたいな。「すぽると!」もうすぐなんですけどって
全員
笑
鹿目
舞台が凄い楽しいんでしょうね
清水
そうですね。舞台を今回思い切ってやってみて、本当に楽しいって。初心を僕ら思い出しますね、彼女を見てると
タイソン
一生懸命やっていればそこには説得力があるし、何かその向き合う潔さって言うか、まぁ礼儀みたいな
鹿目
はいはい
タイソン
俺は全力でやりますよっていうのを見せてもらった方がグッと来る
鹿目
あ!来ますね
タイソン
それを水野さんから感じます
清水
あと公演の受付周りも見て欲しいです。ロビーの賑わいとか
鹿目
はい
清水
もうお客さんが受付に入った瞬間から、もうワクワク出来る
鹿目
何か楽しそう
清水
でロビーにきぐるみが出てたりとか
鹿目
ええ、ええ
清水
僕はテーマパーク出身なんで
鹿目
テーマパークですか(笑)
清水
ディズニーとか楽しいじゃないですか?入り口入ると、 もうミッキー見るだけでワクワクするじゃないですか
鹿目
はい
清水
あの世界観が受付から出来ないかなぁ〜と思って
鹿目
ああ!わかります。はい
清水
お芝居はね、色々好みがあるじゃないですか
鹿目
ええ
清水
この間シアターアプルで公演を見せていただいたんですけど、あおきりみかんさんの芝居も凄い面白い。 そしていろんな劇団に面白いところがいっぱいあると思うんで。お芝居は好みもありますけど、 アクションと制作に関しては、うちは絶対にどこよりも負けない自信があります
鹿目
入り口入ったときから始まってる感じがあると言うか
清水
そうなんです
鹿目
私も劇場に来てもらってから劇場を出てもらうまでが、1つの芝居かなって思ってるんで
清水
そうです!
鹿目
そこは何か凄く良く分かります
清水
そこをコーディネートしている劇団は凄い良いと思います
鹿目
そうですね。席についてワクワクするって言うか、そんな感じがあるととっても良いですよね
清水
その考えだから名古屋で10年もやってるんじゃないんですか?
タイソン
俺もそう思う
鹿目
そうなんですかね?でもホント、皆で結構アイデアも毎回出し合ってやってるんで
清水
天才ですね
全員
笑
タイソン
天才出ましたか
清水
じゃあやっぱりこのメンバーで…いつやりましょうか?
鹿目
じゃあ、もうなんか
松井
年末で
清水
カウントダウンイベントということで東海テレビさんお願いします
全員
笑
鹿目
お願いします
松井
すいません、お時間いっぱいまでになっちゃいましたけども
清水
もう終わりですか、もう
全員
笑
タイソン
お前の話が長いんだよ
全員
笑
松井
すいません、今日は本当にありがとうございました
全員
ありがとうございました
終わり
gekidanaokirimikan
since1998