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      大崩山    1643m     
羅漢岩 大崩山は祖母傾国定公園に含まれ九州の山の中でも特に奥深い、傾山から杉ガ越を経て新百姓山(1,273m)を越し、さらに鋸尾根を経て夏木山(1,386m)、五葉岳(1570m)、大崩山(1643m)とその山域は大きく九州でもまれに見る秘境を残している。 山は花崗岩の山肌を覆う原生林と、急峻に切れ込む深い渓谷からなる。原生林の間からは、わく塚、小積ダキ、七日廻り等、花崗岩の大きな岩峰が突出している。大崩山の名は、「南東面の岩壁があたかも崩壊しているように見える。」からつけられたと言う。その岩壁は大崩ダキと呼ばれる。

 大崩山へのルートは、南西側の宇土内谷からの最短コースを利用する人が多いが、本コースである祝子川(ほうりがわ)からの方が゙魅力に富んでいる。宮崎県延岡市から祝子川に沿って約25kmで上祝子川バス停に至る。これから車道は北西へのびており、上祝子から車で5kmくらいで登山口へ着き駐車場は無いが路肩へ駐車できる。登山口に山火事用心と書いた赤い横断幕や登山案内を書いた看板、登山届等がある。

 登山口から急坂を登り二、三の小渓谷を渡って平坦な道になるとまもなく(25分で)大崩山荘が右手に現れる。大崩山荘は立派で中も明るい。大崩山荘を出て渓谷沿いに進むと直ぐに坊主尾根の案内がある「下小積谷への分岐」大小の岩石を飛びながら祝子川の渓流を渡る。わく塚コースはそこから15分くらい真っ直ぐ進むと左へ小道が分かれ(小積谷分岐)、これを左へ折れると祝子川の渓流(わく塚コース)に出る。大きな丸太が渓流に掛けられておりそれをわたる。また真っ直ぐ進むと(三里河原へ)のコースとなる。

 大崩山は登る途中の渓谷や登山ルートの景色がよい。 どのルートも下山するまで常に緊張感がある。 また、その緊張感がよい、季節を変えてまた登りたくなる。

 
(注)大崩山は山の高さはそんなに高くないが、山が深いため時間に余裕をもって登山してください。頂上は最低でも14時までには下山した方が良い。(天候が悪いと山は早く日が暮れる)また、三里河原へ下山するときは、石にコケが生えているのが多いため要注意。


 登山ルート   Googl地図  国土地理院2万5千分1地形図

2008年5月4日 わく塚〜石塚〜大崩山山頂〜二枚ダキルートを縦走
2014年5月2日 わく塚〜石塚〜りんどうの丘〜小積ダキ〜坊主尾根ルートを縦走

  (延岡から朝日化成の裏の祝子川「ホーリカワ」沿いに上祝子川バス停を過ぎて暫らく行くと右側に登山口がある。 駐車場はなく車は路肩に停める。)
  ドライブコース : 3時間50分 熊本長嶺(4時36分)→ 高森(5時36分)→ 高千穂町(6時22分)→ 日之影町(6時33分)→ 延岡(7時00分)→ 登山口(8時10分)

わく塚コース 坊主尾根コース 三里河原コース
登山開始   登山開始   登山開始  
  25分   25分   44分
大崩山荘   大崩山荘   小積谷分岐  
  25分   40分   76分
小積谷分岐   林道分岐   吐野  
  50分   99分   57分
若狭岩屋   小積ダキ突端   三里河原出合  
  50分   62分   46分
遠見岩    わく塚分岐   第三の滝  
  30分   12分   99分
わく塚   モチダ谷分岐   墜落碑  
  60分   9分   22分
石塚   宇土内谷分岐   モチダ谷分岐  
  5分   5分   16分
大崩山山頂   石塚   石塚  
           
所要時間(4時間5分) 所要時間(4時間12分) 所要時間(6時間00分)
     
                                                                                     

 大崩山は奥深いので熊本を出発するのは朝4時30分と早い、奥阿蘇大橋を渡り寧静橋(ねいせいばし)付近に来ると高千穂方面が雲海に包まれて素晴らしい眺めでした。暫く走ると車は雲海の中に入り、太陽が月みたいに見えた。

 上祝子を過ぎると大崩山の素晴らしい景観が現れた。思わず車からお降りてシャッターを切る。 
雲海 小積ダキ

 登山口から大崩山荘を通り小積谷分岐から祝子川(川幅約40m位で、大きい花崗岩がゴロゴロした間を綺麗に澄み切った水が轟々と流れてる)に掛かる丸太を渡る。ここから正面に小積ダキそして右にわく塚が見える。
2008/05/04橋は新しくなっていた わく塚コースはこの丸太橋を渡る

 カエデ、モミ、ヒメシャラ、ブナ、イヌシゲ等の林の中を流れる水の音を聞きながら、直ぐ横の登山道を登る。私はこのコースが気に入っています。 

 遠見岩、袖ダキを過ぎて下わく塚に達する素晴らしい眺めです。岩の上から谷底を覗くと足がすくみます。
下わく塚から袖ダキ 下わく塚(乳頭岩)

 下わくから中和久、上わく塚へと登っていきますが、現在ではアルミのハシゴがふんだんに掛けられているので結構登り易くなっています。  中わく頂上は天気が良いので登山者も多い
中わくから上わく塚を望む

 上わく塚への登りは、以前はロープは掛けられていませんでしたので右側の絶壁を見ないように登り下りが緊張そして慎重でした。岩の上はそよ風が気持ち良く、気分は最高です。  上わく塚[駒次郎ダキ」頂上

上わく塚[駒次郎ダキ」 七日廻り

 上わく塚付近の「あけぼのツツジ」はあちこちに咲き乱れ素晴らしいの一言でした。

 坊主尾根のコースは左の出っ張り岩の下(少し区切れた所)を針金つたいに慎重に渡ります。反対側にわく塚群と小積ダキ 
坊主尾根のコース  足元に気を付けて渡れば大丈夫

 わく塚方面より眺めるとイルカのように見える坊主岩

 三里河原への下山は飛行機墜落現場を過ぎると苔むした岩が多く滑り易いので少し時間に余裕を持って下山した方が良いです。

若者が苔むした岩に足を取られて、石に頭を打ち倒れたので捜索隊が出動したのに出くわしたことがありました。

捜索隊が出ると大変です。ヘリコプタ、消防車、救急車、パトカーが狭い登山口を埋め尽くします。また、捜索隊員、消防隊員、警察が登って来て無線で情報を流していました。
大和航空DHビーバ遭難追悼碑

 滝の音を聞きながらゆっくり休憩したい。
しかし、このコースは時間が掛かるので要注意。
大滝

 吐野からの登りは、スズタケの中をジグザグに谷に出たりスズタケの中に入ったりして大小の滝を幾つか越えます。 
吐野

 二枚ダキコースを下って見ると三つ葉ツツジが見事に満開でした。こんな満開の三つ葉ツツジを見たのは初めてです。

  温泉
    祝子川温泉「美人の湯」
    休業日「第2木曜日」木曜日が休日の場合は翌日
    入浴料金(500円)
    場所:宮崎県東臼杵郡北川町大字河内名10358-10
    TEL:0982-23-3080
    祝子川バス停から大崩山方面へ数分

今までは日之影駅温泉まで我慢していたが、こんな近くに出来て非常に助かる。