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2013.4.23(月)    黒岳(前岳:1334m 高塚山:1587m)   標高差887m  晴れ  
 黒岳には最近登っていない。特に前岳は久しく1996年にシャクナゲの花咲くトンネルを潜って以来である。今回はシャクナゲの開花状況を兼ねて登って見る事にしたが、今年は裏年でシャクナゲの花付きは少ないと黒嶽荘の主人が語っていた。
 前岳まで登って見ると矢張りシャクナゲの花付きは少ないが標高1100mまでは咲いていた。それから上は蕾で開花まではもうしばらく(2週間くらい)掛る様だった。今日は天気が良く黄砂も少なかったので遠くの山々(由布岳)まで望むことが出来た。
 下山は風穴から岳麓寺分れまでは通った事があったけど上峠~雨堤方面は今回初めて通るルートでした。岳麓寺分れから天狗の裾野(南側~東側)をトラバースしながら緩やかな坂を登る。天狗の東側に来ると上峠への急斜面を下る単調なルート。ロープが張って有るので分かり易い。上峠から雨堤、黒嶽荘の下りは男池からソババッケや奥ゼりの様な森の中を歩くので気持ちが良い。森の中を歩くのが好きなので高塚山へは男池から何度となく登っている。
 黒岳は複式塊状火山(カイジョウカザン:噴出した溶岩の粘りけが非常に強く、流れ広がらず、火口の周囲に盛り上がって山となった火山)で山頂には径600mの火口後があり、全山、角閃安山岩(カクセンアンザンガン)、輝石安山岩の積み重ねの状態であるので、雨が降っても、雨水は地表を流れず、直ちに伏流水となって男池、白水鉱泉のように山麓で湧水現象を起して流出しているそうである。 確かに、登山道は岩石が多く特に天狗は積み木の様に誰かが石を積み上げた様に見える。
ドライコース : 長嶺自宅(6:35) →  (8:45)黒嶽荘
登山ルート : 黒嶽荘(9:05) → (10:50)前岳 → (11:20)上台ウツシ → (11:35)上台 → (12:15)上上台 → (12:48)高塚山
    下山  : 高塚山(13:31) → (14:10)風穴 → (15:33)上峠 → (15:58)雨堤 → (16:12)白水鉱泉分岐 → (16:58)黒嶽荘

          

 黒嶽荘の登山口はシャクナゲやミツバツツジが満開に咲き乱れていた。朝日に映える新緑の中を登るのが気持ちいい。

 30分位登ると白水分れがあり登山者が登って来た。月曜日なので私一人と思っていたが、私と同様に毎日日曜日の人だった。
前岳登山口 白水分れ

 所々にチラホラ咲いている程度で木の大きいシャクナゲのトンネルを幾つか潜ったが花芽は無かった。

 シャクナゲの花は標高1100m位まで咲いていたが、それ以上は蕾でした。
木の大きいシャクナゲのトンネル 木の大きいシャクナゲのトンネル

展望所に上がると前岳(鷹巣)山頂部が見える。なる程、ここから見ると鷹の巣に似ている。

 岩間の狭いチムニーを越えると山頂は近い。
前岳(鷹巣) チムニー

 前岳まで1時間30分の予定だったが余りゆっくり登ったので15分位、オーバーした。

 白水分れから登って来た人は前岳がゴールで早速弁当を出していた。

 前岳から高塚山を眺めると、まだだいぶん遠くに見える。(高塚山までの予定は後約2時間)一緒に登って来た人に分れを告げて先を急いだ。
前岳(鷹巣)山頂 左:下台、上台 中央:上上台、高塚山 右奥:平治岳

 前岳から下台を越えて下り切ると谷底で(標高1270m)上台ウツシの道票がある。

 ここから上台を越え上上台へ上がると三俣山方面の見晴らしが良い。(右写真)

 上上台から高塚山まで約30分
上台ウツシ 左から高塚山、大船山、三俣山、平治岳

 前岳まで時間を取ってしまったが登山口から3時間43分で高塚山へ到着した。

 山頂には福岡から2組の登山者が男池から登って来たと言っていた。

 下山は風穴から雨堤を経て黒嶽荘へ戻るルートを予定している。しかし、初めて通るルートで昨年の大雨で崩壊した所が無いか分からないので昼食後直ぐに下山した。
 天狗 大船山

 ガレバの急な下りを10位降りると風穴に着く。

 風穴の底には氷がが残っていた。ここは岳麓寺の住人が蚕種を長期保存し自然孵化を抑制しながら時期を問わず飼育するため利用していたそうである。
ガレバの急な下り 風穴

 風穴から上峠までは天狗の裾野をトラバースし何の変哲もなくただ只管に歩くだけでした。

 上峠からは大きな木が自生している森の中を通り陽の光に照らされた新緑が眩しく気持ちの良い空間でした。

 突然、大きな葉っぱの真ん中に1つだけ小さな花を付けた植物の群れを目にした。帰ってから調べて見るとミヤマエンレイソウでした。
上峠 新緑が眩しい

 ヨシビ(アシビ)の長いトンネルを潜り抜けると雨堤の道標があった。しかし、そこは狭くて堤とは思われなかった。

 20m位先に行くと右写真の様な湿地の広い場所があった。ここが雨堤だと直感した。雨が降ったら堤に成るので、ここに道票は立てられないな~

 雨堤を過ぎて森の中を下ると白水鉱泉の道票が左を差していた。ここを左折し黒嶽荘へ無事に到着。
ヨシビのトンネル 雨堤

山で出会った花は良く見るスミレとミヤマエンレイソウ。深山延齢草の花言葉は「奥ゆかしい美しさ、落ち着いた美しさ」 
アオイスミレ ミヤマエンレイソウ