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2001.07.23(土)          鷲ヶ峰       1280m  晴れ
 
 仙酔峡から鷲見平と仙酔尾根の鞍部を越え朝露を浴びたカヤ(ススキ)をかき分けて登ると、腰から下のズボンや靴が雨に濡れた見たいにずぶ濡れになった。ルートがハッキリ分からないので鷲ヶ峰を目指し西稜取り付きまで1時間15分位掛った。クライミング用のフラットソールの靴に履き替え、ハーネスを付け、安全環付きカラビナに8の字結びでロープを結ぶ。鷲ヶ峰の肩までは順調でした。 北稜の絶壁は浮石を幾つかつかみ緊張した。頂上では赤とんぼが群れをなし気持ちよさそうに飛びかい、日暮が大きい木がないせいか自分の肩や足に止まって泣き始めた。頂上から眺める高岳は天狗の舞台の北壁が大きく崩れ仙酔峡からは見えない光景である。ナイフリッジへ下るキレットはピサの塔見たいに傾いて、今にも壊れそうな岩峰が何十年もその状態を保っている。岩の手前をロープで振り子見たいに揺れない様に慎重に降りる。ナイフリッジは点在する狭い岩稜が切り立っており高岳東峰へと続いている。北アルプスの槍ヶ岳〜穂高への大キレットを渡った時の緊張を思わせた。


登山ルート 仙酔峡「8:15」→西稜取付き「9:30」→鷲ヶ峰の肩「10:16」→北稜「10:45」→鷲ヶ峰頂上「12:6〜12:35」→ナイフリッジ→高岳東峰(天狗の舞台)「13:40」

 北稜は絶壁で岸壁はもろい。捕まえると浮き上がるものがあり緊張が走る。捕まえた岩を押え気味に注意しながら登る。
 ナイフリッジへ渡るには深く切れこんで低くなっているところ(キレット)を通らなければならない。キレットへの岩稜は、石ころが露出しており触ると崩れそうである。
北稜の岸壁 ナイフリッジへのキレット

 鷲ヶ峰の西稜の右側に取り付き北稜に向かって登る。
鷲ヶ峰の西稜 西稜取付き

 ナイフリッジは狭い岩稜の上を歩きます。2010年6月に転落事故で男性が亡くなっておられます。注意をして下さい。
ナイフリッジ ナイフリッジ

 鷲ヶ峰の北壁がそそり立ち、ナイフリッジの岩稜が高岳東峰へと続いている。
高岳から鷲ヶ峰とナイフリッジ 鷲ヶ峰から見た天狗の北壁

 左右の鷲ヶ峰の写真は良く目にする光景ですが、如何にも人を寄せ付けない様な山肌をしています。
仙酔峡から虎ガ峰(左)、鷲ヶ峰(中央) バカ尾根から虎ガ峰(左)、鷲ヶ峰(中央)

 五月の連休を過ぎた頃、仙酔峡のミヤマキリシマは満開を迎えます。また、鷲見平には遭難者の碑が鷲ヶ峰を向いて建てられいます。
鷲見平のミヤマキリシマ 仙酔峡のミヤマキリシマ