=2002.10.後半(絵日記付き)=

10月31日
10月最後の日でございまして、入院してから月めくりカレンダーを3枚消費したことに。 現在79日消化。

朝いつもどおり6時の放送と同時に起きて、寝ぼけ眼でボーっとしていると、検温にきた看護婦さんが
「今日も寒いですよぅ、フフッ。」
と神々しい笑みとともにおっしゃっていたので今日も寒いのだと思います。 つーか、そのなんとも輝かしい微笑を見れるならずっと入院していても!ぜひ入院しないと!外の気温?関係ねぇZE!!と朝から幸せでした。 というわけで今後入院する人は肝に銘じておくと吉です<なにを?



10月30日
雪降るかもネッ!て言ったわりにはあんまり降ってなかったようで。 さすがに7階からだとうっすら積もった雪の確認は不可能か。 結局日中に何回か霰のような霙が窓にこつこつと吹きつけたのを確認しただけでした。 ・・・・・霰とか霙って一生使わない漢字ですね、自分で書くなら。 勝手に変換されたけど読めませんな、後になると。

こんなときでも病院の中はあったかなので非常に居心地が良いです。 さすがに朝は寒かったけど、ノートパソコンがいいホッカイロ代わりになって嫌な汗かくくらいでした。 自分のうちに帰るときのことを考えるのが恐ろすぃ。 


10月29日
いたって平和な日。 検査も採血も何のイベントもなかったので書くことがない。 こういうときのネタ帳である。

日記に使えるネタっつーと、毎日条件反射のように行なうことしかないわけで、今日の場合ミルキーの買出しを意味します。 現在絶食2ヵ月半なので固形物を口にすることはできないんですが、飴、ガムは別。 なのでアホのように飴舐めまくりです。 でもね、病院に売っている飴の中で舌が割れず、飽きないものとなるとミルキーしかないんですよ。 1日1袋は空けてるんでかれこれ60袋以上は消費した気が。 こう計算すると恐ろしいな、この状態。 でも、食事始まるまでは止められない、止められない。


10月28日
今日はMRI検査。 退院まで順調だったら検査あと残り1。

MRIは簡単で痛くも痒くもないので楽。 不安0ですよ、検査マシンが発する奇怪な轟音を除けば。 あまりに音がうるさいのでヘッドフォンしてリラクゼーション音楽聴かされながら機械に入るんだけど、まるで高架下のカプセルホテルのようで眠くなるようなならないような。 

そういえばMY主治医が失踪しました<違 いや、ただ単に別の病院に1週間出張してるだけなんすけど、残糸0のIVH放置するのはどうかと。 僕は小動物のように臆病なので1週間耐えられるか心配っすね。<わぁ、他人事っぽい 


10月27日
わお、IVHの残糸が0だって!!

意味不明の挨拶からコンニチワ。 今日も外出してましたciboですごきげんいかが? で、挨拶の意味なんですが、胸に刺してある点滴管を固定するための糸がすべて外れた状態を示しています。 要するに、ちょっと引っ張ったらズルッって抜けます。 イヤ、ツルンと抜けるのか? ともかく出血間違い無しなんです。 まぁ、死にはしないやだぁぁぁぁぁ!! 耐えられないっすそんな状態!! 看護婦さんを通して先生に聞いてもらったところ、
「抜けたら挿しかえようね。」
との御言葉を賜ったらしく、この状態を改善しようとする気0だと判明してげんなり。 でも、抜けるのもいやだけど、もう一回挿すのも非常に嫌なのでこのままどっち付かずで悶々と過ごすのは蛇の生殺し状態だなぁイヤ〜ンと感じる次第。

どうにかしろ、医者。


10月26日
休日=外出。 既出ですが。<乏しい発想
今日もいつも通りのルートを巡回することに。 すなわちビック→ヨドバシ→ツクモ→ハンズ→ブックオフ→紀伊国屋。 ・・・・・毎週行くのによくあきないな、俺。

そんな過密スケジュール?の中、信号待ちのときにふと時計を見ると帰院予定時間まであと10分しかない。 やばい、間に合わないなぁ・・と思ったと気にふと出た独り言。
「もうだめ<結構普通の音量で。
信号待ちの人垣が割れた。 僕的モーゼの奇跡。

今日の収穫:カタログ6冊、雑誌1冊、単行本2冊、てん刻用品数点、そしてなぜかPC自作用品が。なんで?


10月25日
週に2回しかない貴重なお風呂の日。 どっぷりと湯船に浸かれるようになるのは肩のIVH(点滴管)が取れてからということなので、しばしの我慢。 でも、胸まで入るだけでも気分は全然違う。 実は湯船に浸れるようになったのはつい最近の事だったりするのでそんなことでもとっても嬉しかったり。 ささやかな幸せってヤツ?

関係ないけど絵日記のjpg.、画質を落とすと色が凄い変色するのが気になってしかたない。 今日の肌の色はまるで土気色である。 わお、病人だしね。 つーか、ペイントソフトなのにパレットで色を保存できないというのはいかがなものか。 いかがなものかと。 適当に色作ってる自分が悪いんだけどね。


10月24日
今日は小腸のバリウム検査。 む、今週は検査週間でしたなぁ。 がんばってテキスト書かなきゃ。 小腸バリウムは腸にバリウムを行き渡らせるために台の上でごろごろしなきゃいけないんですが、仰向けになったりうつ伏せになったりってのはそんなに俊敏にできるものじゃない。 なのに医師は無責任に指示を繰り返し。 ・・・殺意って案外簡単に芽生えるんだなぁ。

今日も主治医の口から「後1ヶ月だね」という言葉を聞きました。 殺意の波動2回目。 22日の面談でも「今年中に終わらせたい」などとほざいておりいとおかし。 なんか、どうでもいい感が漂ってます。 まぁ、緊急を要する状態じゃないっつーことで。 プライバシーがないことと、ネットが常時接続じゃないことを除けば至極快適ですよ、病院は。 ははははは<乾ききった笑み

今看護婦さんに聞いたら一番大切な検査が11/7に入ってるとのこと。 む、入院3ヶ月確定。 PC版FF予約したのに・・・・・・・(泣)。


10月23日
エレベーターのドアが開き、看護婦さんと一緒にベビーカーに乗せられた女の子が乗り込んできた。 点滴など沢山のチューブが弱々しい腕に繋がれ、泣いた後なのか目の下がはれていた。 その眼で僕のほうをじっと、見つめていた。 何かに耐えているような、それでいてすべてを受け入れる無垢な瞳で。 ・・・・急に身震いがするほどの不安に襲われた。 彼女の真剣な眼を見て。

意図的に避けてきたとしか言い様がない。 人は暗い道が続くと光を探し、それを頼りにする歩くものだ。 でも、暗がりを無理してでも進まなければいけないときがある。 彼女の眼を見てそれを思い出した。 手元に頼る明かりがある今が考える時期なのだろう。 あせればまた同じ道に出てしまう。 少しずつ踏み出してみよう。 無理をせず整理していこう。 漠然でいいから。


10月22日
胃の内視鏡やりました。 犯された気分です。 そのうちテキストに纏めるはずなんで今日はここまで。

疲れたんだよぅ。


10月21日
ちょっと筋肉痛が残る日。 昨日はやりすぎたと自分でも反省。 っつーか、そんなこと看護婦さんにいえないけど。 でも外に出てたほうが身体の調子がいい事に気付く。 なんせ同じ病室の彼(病原菌君)はいまだに風邪ひいてて順調に院内感染させてますからね。 迷惑だ、去れ。

お見舞い品届く。 エロゲの詰め合わせ。 

これをやれと?


10月20日
休日=外出。 今日は何したかというと、Fishingしてきました。 ・・・Fishingですよ、Fishing。 あの、餌つけてビューんって海に向かって投げるやつ。 すげー天気よくて気持ちヨカッタヨ!!って何やってんだ俺。 とても入院患者の書く日記とは思えねぇ。

ハッスルしすぎてお疲れなんで今日はここまで。 風邪ひかないといいにゃぁ〜〜。


10月19日
休日=外出。 つーことで外出してきました。 外はもう秋本番で街路樹も赤みを帯びてきていて、風もさわやか・・・・・・寒っ!! そりゃそうだ。 入院したの夏の終わりだったし。 このまま秋を院内で過ごしてしまいそうです。 秋刀魚喰いてぇ。

で、今日はいつものルート(電気屋+本屋)に加えて、ハンズなどという面白空間に行ったため、帰ってくるとまたわけのわからない買い物が荷物にまぎれてたり。 中でもてん刻セット(石の印鑑作るヤシ)とミニ木偶(身長16cm)が異彩を放っていました。 木偶は小さいながら思った以上の妖しさを放つ為、絶対に目に付くところに置けないです。 何の為に買ってきたんだ、これ。

無意味な買い物で金を浪費しすぎな今日この頃。


10月18日
朝起きたらなんか変な感じ。 部屋の人がみんなしてごほごほ言ってるの。 僕も同様にごほごほ、あ゛〜〜のど痛ぇ。 ただいまこの病室内で院内感染が起こってますよ、奥さん!って感じで僕と同年代くらいの患者さんが持ち込んだ風邪が蔓延しています。 マイッタナコリャ。

当の病原菌君である彼はもう2〜3日寝込んでいるんですが、声がかすれて完全にアウトです。 ナンマンダブ。 そんな彼が急に起き上がって
「スイマセンね、僕の風邪うつしちゃって。<超かすれ声
と言うもんだから
「あ、気にしなくていいっすよ、もう痛くないんで。」
なんていい人ぶって返事しちゃいました。 ホントはまだ喉痛くて、ちょうど奴に風邪うつされた事を怒ってたんだけど。 八方美人は足元見られるよ<自分への忠告 でも、彼も長く入院しそうだし、事を荒立てる必要もないかなんて思ったり。

でも、風邪治す気あるんならその半袖を何とかしろ! ヴォケが。


10月17日
今日は何もない日。 Sketch Showの”Audio Sponge”をBGMにしつつ心置きなくパソコンを弄り倒すことに。 結局病院内でもひとりぼっちが決定しました。 そういえば昨日書きかけの絵を看護婦さんに見られたかもといいましたが、かもじゃなく、9割方見られたっぽい。 ・・・・看護婦さんの目が笑いを含んでいるのがその証拠だ!! ぎゃーー死にてーーー。 って普通の患者は病院で絵を書いたりしません。 自業自得。

つーか、今週から始まる検査とやらはどこいったんだ(15日の面談で1個検査を入れたはず)。 また予約し忘れたのか、それとも故意か。 どっちにしても、主治医から見て僕の治療の優先順位は低い模様。 まぁ、退院あせってないし、別にいいか<人生の落伍者 保険金保険金〜〜♪


10月16日
朝起きてみるといきなり採血だったり。 油断してたぁぁぁ! 自分、涎たらして寝てましたよ、マジで。 いつも採血のある日は早めに起きて血の出をよくすべく努力したりするんですが、今日はそんな暇すらなかったです。 つーか、意識がはっきりする頃には注射針刺すだけに状態になってるし。 いつの間に腕まくりとかしたんでしょうか。 ヌ〜ン、不覚。

不覚といえば、この絵日記を書いてる途中見舞い客が訪れたんでこの絵をでかでかと表示したままパソコンを放置してしまいまして。 帰ってきたらスクリーンセーバー作動してなくてでかでかと絵が表示されたままでした。 ヤヴァイ!!!<ムネオ風に。 もしかしたら書きかけの絵を看護婦さんに見られたかもしんないっす。 ぐあぁぁ、恥ずかしさのあまり病が進行しそうです。 でも、既に不信人物っぽくなってきてるので気にしなきゃいいのか! そう、気にしなきゃいいんだ! ははははh・・・・

ってそんなに神経太かったらこんな病気になんかならんっつーのな。 ふぅ。

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