全国大学政策フォーラム in 登別  設立趣意書

 現在、社会は大きな転換期を迎えています。
 少子高齢化に伴い生じる様々な問題、環境問題、防犯問題等々、解決しなければならない課題が山積しており、これらの課題解決のためには、多くの人々が他人まかせにせず知恵を出し合い、より良い政策を創りだしていく必要があります。
 我々には、次代を担う若者に対して、全国的な課題のみならず、各地域に特有の課題を発見し、課題解決に向けて政策の議論を行い、さらに実践をする学習環境を整えていく使命があるものと考えます。

 こうした山積する地域課題の解決に向けて、自治休では政策形成能力、政策法務能力など政策に関わる能力の向上が求められており、先進的な自治体も増えつつあるとともに、全国の大学では、こうした社会の要請に応えるため、政策系大学院、学部、学科も年々増加する傾向にあります。

 しかし、これまで大学院生や大学生が現実の社会を舞台に、現場の実情を検証したうえで政策提言を行う機会は、ほとんど提供されることはありませんでした。また、自由な政策議論を行うことのできる開かれた自治体の数は、全国的に見てもそれほど多くはないという状況にあります。

 このような状況を解決する機会が、このたび北海道登別市から与えられようとしています。
 登別市はこ昨年12月に市民参画により「まちづくり基本条例」を制定し、市民参画による協働のまちづくりに熱心に取り組んでおり、議会においても市民に公開した議員研修会を開催する等、先進的な開かれた自治体を目指しております。

 また、同市では、発起人の所属する大学等と以前から市と学生のコラボレーションで政策論議を行ってきた経緯があり、これをさらに発展させることで、全国各地の大学の院生や学生が、登別市に集い政策議論を展開することが可能になると考えます。
 
 このフォーラムの実施により、登別市は政策議論を行う先進都市として全国に名を馳せ、優れた地域政策議論を発信し、日本の地域社会が抱える課題の解決に向け貢献することとなります。
 また、登別市に集った各地の大学の院生や学生は、登別市民との交流や各地域の情報を持ち寄った学生相互の交流を通じて、地に足の着いたより生き生きとした政策形成能力を磨く学習機会が与えられます。

 このような使命と目的のもとに、我々は「全国大学政策フォーラムin登別」を設立することとします。
 本フォーラムの使命と目的に賛同する多くの大学のゼミやグループのご参加を期待するものであります。


                                                 2006年5月12日
        発起人代表 今川  晃(同志社大学)
        発起人    木佐 茂男(九州大学)
                 佐藤 克廣(北海学園大学)
                 真山 達志(同志社大学)
                 上野  晃(登別市長)
                 工藤 光秀(登別市議会議長)
                 上田 俊朗(登別商工会議所会頭)
                 中川 明弘(日本工学院北海道専門学校長)
                 山田 正幸(登別市連合町内会長)
                 今井 光 (登別観光協会副会長)