コンサドーレ札幌と北海道サッカーの発展を願う彫刻「KACHIBACHI(カチバチ)」の除幕式が十九日、渡島管内七飯町東大沼に二十七日オープンするJR北海道の温泉施設「流山温泉」で行われた。
 彫刻は、桧山管内奥尻町の公園にも作品が設置されている、香川県在住の彫刻家流政之さんが制作した。コンサドーレサポーターら有志による「カチバチを建てる会」(鳴海鼓大代表)が設置した。三味線のばちをかたどった高さ約五・五メートル、重さ約四トンの鋼製。ばちの色は赤、台座は黒御影石で、コンサドーレカラーを表現した。
 除幕式には流さんや鳴海代表のほか、札幌などからサポーターら二百人余りが出席。白布が取り除かれると、カチバチは駒ケ岳をバックに鮮やかな姿を現した。流さんは「コンサドーレに圧倒的勝利を呼び込む彫刻になれば」と願っていた。
(北海道新聞 2002/04/20) 
写真:駒ケ岳を背景に赤い色が映える「カチバチ」